ガリバー旅行記の紹介:2010年アメリカ映画。ジョナサン・スウィフト原作の風刺小説「ガリバー旅行記」を現代風にアレンジして映画化したアドベンチャー・コメディです。ニューヨークの新聞社に勤めるガリバーは、ひょんなことから小人の国や巨人の国へ行くことになり…。
監督:ロブ・レターマン 出演者:ジャック・ブラック(レミュエル・ガリバー)、エミリー・ブラント(メアリー王女)、アマンダ・ピート(ダーシー・シルバーマン)、ジェイソン・シーゲル(ホレイショ)、ビリー・コノリー(セオドア王)ほか
映画「ガリバー旅行記」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガリバー旅行記」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガリバー旅行記の予告編 動画
映画「ガリバー旅行記」解説
この解説記事には映画「ガリバー旅行記」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガリバー旅行記のネタバレあらすじ:起
ニューヨークの新聞社で働くガリバー(ジャック・ブラック)は大口だけは叩くものの実際には何もできない小心者ゆえに出世できず、かれこれ10年もの間、郵便係に留まっていました。既に後輩のダン(T・J・ミラー)に先を越されてしまい、想いを寄せる旅行記者ダーシー(アマンダ・ピート)をデートに誘うことすらもできずにいました。ある日、ガリバーはダンから「あなたはそれ以上ビッグにはなれない」と冷たく切り捨てられ落ち込みます。それでもガリバーは懲りずに自分は世界各国を回って来たとうそぶき、ネット上から世界各国の様々な旅行情報などをコピーした文書を作り、ダーシーに見せたところ一応の評価をもらい、ガリバーはダーシーからバミューダ海域の取材を任されることになりました。小型船で現地へ向かうガリバーでしたが、途中で嵐に巻き込まれて遭難してしまいます。
ガリバー旅行記のネタバレあらすじ:承
ガリバーが目を覚ますと、そこは小人たちが暮らすリリパット王国であり、ガリバーは小人たちに身柄を拘束されていました。隣国ブレンスキー王国の手先だと勘違いされ、エドワード将軍(クリス・オダウド)に捕らえられたガリバーは、セオドア国王(ビリー・コノリー)、イザベラ女王(キャサリン・テイト)、そしてエドワードと婚約中のメアリー王女(エミリー・ブラント)の元に連行され、その後牢屋に入れられてしまいます。そこでガリバーはメアリー王女に恋をして逮捕されていた青年ホレイショ(ジェイソン・シーゲル)と出会います。ガリバーとホレイショはエドワードの命で重労働を課せられることになりますが、そこにブレンスキー王国からメアリー王女を誘拐しようとやって来たオーガスト王子(オリー・アレクサンデル)を撃退し、放火された宮殿からセオドア王を救い出します。
ガリバー旅行記のネタバレあらすじ:転
ガリバーはセオドア王から讃えられたことからすっかり英雄扱いされ、つい「自分は大統領で歴戦の英雄だ」と大口を叩いてしまいます。ガリバーはセオドア王にホレイショの釈放を求め、親友となったホレイショに恋の指南を行い、またリリパット王国の人々にアメリカ流の生活スタイルを教えます。しかし、打ち上げられたガリバーの船から発見された携帯電話の留守電記録から、ガリバーの書いた記事が全て盗作だと知ったダーシーにすっかり嫌われてしまったことを知ったガリバーは意気消沈、アメリカには帰らずリリパット王国で暮らす決意をします。セオドア王はガリバーを将軍に任命、エドワードを副将軍に降格しますが、激怒したエドワードは海岸の防衛システムを破壊し、ブレンスキー艦隊の侵入を呼び込みます。しかしブレンスキー艦隊はガリバーの敵ではなく、あっさりと撃退します。
ガリバー旅行記の結末
メアリーからも見限られたエドワードは遂にブレンスキー王国へ寝返り、ガリバーの船に積んであった説明書から巨大ロボットを作り、再びリリパット王国に攻め入ります。さすがのガリバーもあっさり降伏、同時に自分が嘘をついていたことを暴露してしまいます。人々の信頼を完全に失ったガリバーは巨人の国へと追放されてしまいます。巨人の少女のおもちゃにされていたガリバーは、リリパット王国を脱出してきたホレイショから、ガリバーを迎えに来たダーシーがリリパット王国に漂着しエドワードに捕えられたことを告げられ、リリパット王国を救うために立ち上がります。ダーシーを助け出し和解したガリバーは再びエドワードの巨大ロボットに戦いを挑み、苦戦しながらもホレイショの助けを得て遂にロボットを倒し、エドワードを逮捕することに成功しました。ホレイショは晴れてメアリー王女と結ばれ、リリパット王国とブレンスキー王国を和解に導いたガリバーは、人々に見送られてダーシーと共にニューヨークに帰っていきました。その後、旅行ジャーナリストとなったガリバーはダーシーと交際を始め、これまでの体験を「ガリバー旅行記」として出版することにしました。
ぐうたらな主人公がガリバーになってしまうこの作品では、痛快な娯楽アクションであり、感動する場面もありでとても飽きさせない面白い作品となっております。自分もなってみたいと思ってしまう、そんな映画でした。