ハゲタカの紹介:2009年日本映画。企業買収をテーマに、熾烈なマネーゲームを繰り広げるファンド同士の戦いをリアルに描いた作品。どちらが勝利するか分からない、手に汗握るストーリー展開に、最後まで目が離せません。
監督:大友啓史 出演者:大森南朋(鷲津)、玉山鉄二(劉)、高良健吾(守山)、柴田恭兵(芝野)、松田龍平(西野)、ほか
映画「ハゲタカ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハゲタカ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハゲタカの予告編 動画
映画「ハゲタカ」解説
この解説記事には映画「ハゲタカ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハゲタカのネタバレあらすじ:日本からの依頼
かつてファンド・ビジネスで一世を風靡した鷲津(大森南朋)は、海外で悠々自適の生活を謳歌しています。そんな鷲津の元に、一人の男が現れます。アカマ自動車の関係者である芝野(柴田恭兵)です。かつては力のあったアカマ自動車は苦境に陥っていました。海外資本に買収されようとしているアカマ自動車を救ってほしいというのが芝野の依頼でした。芝野の熱意に折れ、鷲津はアカマ自動車を救済するために、日本へ戻ります。
ハゲタカのネタバレあらすじ:得体の知れない相手
アカマ自動車を買収しようとしているのは、ブルーウォールというファンドでした。ブルーウォールの代表をしているのは、かつて鷲津と一緒に働いたこともある劉(玉山鉄二)という残留日本人孤児の子孫でした。ブルーウォールには、中国の巨大資本がバックについており、ありえないほどの高額の買い付け額で、アカマ自動車の買収を仕掛けます。買収の内容も、アカマ自動車に対して大変友好的な内容であり、鷲津は一気に劣性に立たされます。
ハゲタカのネタバレあらすじ:巧妙な策略
劉は、アカマ自動車で安い賃金で働く派遣工に目をつけます。劉は、派遣工として働く青年、守山(高良健吾)を巧みに操り、派遣工の不満の矛先を会社に向けさせます。しかし、劉の本当の狙いは、ストライキを鎮めさせることで、アカマ自動車買収を有利に持っていくことでした。守山は、劉にまんまと利用されていたのでした。その結果、アカマ自動車の社長は、劉と手を結ぶことを決めます。
ハゲタカの結末:鮮やかな逆転
窮地に陥った鷲津は、アカマ自動車と関係がある証券会社のスタンリー・ブラザーズを買収することを発表します。鷲津に対抗した中国資本は、スタンリー・ブラザーズ買収に力を注ぎますが、タイミングを見計らい、鷲津は買い占めていたスタンリー・ブラザースの株を一気に売りさばきます。スタンリー・ブラザーズの株価は急落し、大損をした中国資本はアカマ自動車買収から徹底します。こうして、鷲津は見事にアカマ自動車が中国資本に買収されることを回避したのでした。
以上、映画ハゲタカのあらすじと結末でした。
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
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