ヘラクレス(ディズニー)の紹介:1997年ディズニーアニメ映画。この作品は、ギリシャ神話をモチーフに、ゼウスとハデス、そしてヘラクレスの対立を描いた映画です。ゴスペル曲で物語が語られて行くため、テンポのいい作品です。また、ギリシャ神話の神々でありながら、コメディ要素もつよく、楽しく見られる作品です。神の子でありながら、陰謀に巻き込まれ人間世界で育ったヘラクレスは、「真のヒーロー」になって、神に戻れるのか。ヘラクレスの恋模様と、ハデスの不憫さも注目です。
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ 出演:ヘラクレス(テイト・ドノヴァン/松岡昌宏)、ヘラクレス少年時代(ジョシュ・キートン/秋山純)、メグ(スーザン・イーガン/工藤静香)、フィル(ダニー・デヴィート/永井一郎)、ゼウス(リップ・トーン/若山弦蔵)、ハデス(ジョームズ・ウッズ/嶋田久作)ほか
映画「ヘラクレス(ディズニー)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヘラクレス(ディズニー)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘラクレスの予告編 動画
映画「ヘラクレス(ディズニー)」解説
この解説記事には映画「ヘラクレス(ディズニー)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヘラクレス(ディズニー)のネタバレあらすじ:ヘラクレスの誕生と企み
ギリシャ, オリンポスでは、神々がゼウスの子ヘラクレスの誕生を祝いに集まっていました。冥界の王ハデスも、祝いには訪れますが、神々から歓迎されることなく冥界へと戻っていきます。ハデスは、自分を冥界へと押しやった兄ゼウスのことが大嫌いで、いつかオリンポスを支配する、野望を持っていました。ハデスは、過去も現在も未来もすべてを見通すし、人に死を司る運命の女神たちから、ある未来を伝えられます。それは、「太陽系の惑星全てが一列に並んだ時、封印されたタイタン族を解放することで、ハデスがオリンポスの支配者になる。ただし、ヘラクレスと戦ってはいけない」というものでした。そのため、ハデスは、部下のペインとパニックに、人間になる薬をヘラクレスに飲ませるよう命令します。しかし、ドジなペイン達は、薬を一滴だけ飲ませることができず、神の力を持った人間になってしまいました。
ヘラクレス(ディズニー)のネタバレあらすじ:ヘラクレスの英雄への道
人間になってしまったヘラクレスは、農夫に育てられていました。しかし、神の力を持つヘラクレスは、力をコントロールできず、街を破壊してばかりで嫌われ者です。そこで養父は、ヘラクレスを、自分が何者であるかを知る旅に出します。ゼウスの神殿にたどり着いたヘラクレスは、自分がゼウスの息子であることを知り、「真のヒーロー」になれば、オリンポスに戻れると告げられます。そのため、ゼウスがヘラクレス誕生を祝い生み出した、ペガサスと共に、英雄を育てるコーチ,フィルを探し出します。しかしフィルは、自分の最後の弟子アキレスが、踵が弱くあっけなく死んでしまったことから、コーチを引き受けようとはしません。ゼウスに脅され、しぶしぶコーチを始めますが、次第にヘラクレスの力を信じ、自分の夢も取り戻します。
ヘラクレス(ディズニー)のネタバレあらすじ:ヒーロー誕生と恋心
トレーニングを続け、成長したヘラクレスはヒーローになるため、街に向かいます。その途中怪物に襲われていた女性,メグを助け出し、ヘラクレスはメグに一目惚れをしてしまいます。街へとむかうヘラクレスを見送ったメグのもとに、ハデスが現れます。メグは、自分の恋人が死んだ時、助ける代わりに自分が働く契約をハデスとしましたが、その彼氏はあっけなくメグを捨ててしまったのです。そのため、メグは、ハデスの奴隷としてヘラクレスをヒュドラのもとへ導きますが、ヘラクレスは勝利します。怪物達を次々に倒して行くヘラクレスは、人々にヒーローとしてたたえられますが、「真の」ヒーロではないとして、オリンポスへ行くことがかないません。ヒーロー業に疲れたヘラクレスは、メグと抜け出し、デートをします。その中で、男性不振だったメグも、ヘラクレスに恋心を抱くようになります。それを見抜いたハデスは、メグを捕まえ、助ける代わりに一日だけ神の力をヘラクレスから取り上げる契約をします。ただの人間となったヘラクレスの前で、ゼウスは、全て罠であることを告白し、封印されていたタイタン族を解放して、オリンポスへとせめて行きます。
ヘラクレス(ディズニー)の結末:神の目覚め
人間となったヘラクレスのもとにもタイタン族が現れ、戦いますがこてんぱんにされてしまいます。責任を感じたメグは、犬猿の仲のペガサスと共にフィルを探し出し、ヘラクレスのもとへと連れて行きます。ヘラクレスは、頭脳戦で勝利しますが、建物が倒れてきます。しかし、メグが庇ってしまいます。メグがけがをしたことでハデスとの契約が不履行となり、ヘラクレスは神の力を取り戻します。しかし、オリンポスで暴れるタイタン族を倒し戻ってきた時には、メグは死んでいました。そこで、ヘラクレスはハデスのもとを訪れます。死んだ魂が漂う沼からメグを連れ出せたら、生き返らせていいと約束を受け、飛び込みます。生きた者が飛び込めば死んでしまう沼でしたが、ヘラクレスは、神となって復活します。メグの魂を引き上げ、ハデスを突き落としてから、ヘラクレスはメグを生き返らせ、オリンポスへと訪れます。神として歓迎されるヘラクレスをみて、メグは身を引こうとしますが、ヘラクレスは人間として、メグと一緒に生きることを選択するのでした。
以上が「ヘラクレス」のあらすじと結末です。
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