彼岸島の紹介:2009年日本,韓国映画。数年前から行方不明になっている兄を探す明の前に、レイと言う女性が現れます。レイは「お兄さんは、島で一人で吸血鬼と闘っている。手伝ってくれないか」と言い、明は島に向かう事に。明の友達のケンちゃんらも一緒に行くことになり、島に着くとそこは吸血一族が支配する島で…という内容の、松本光司原作の人気コミックを韓国のキム・テギュンが監督を務め映画化した、アクションホラー映画です。
監督:キム・テギュン 出演者:石黒英雄(明)、渡辺大(篤)、水川あさみ(レイ)、山本耕史(雅)、弓削智久(ケンちゃん)、瀧本美織(ユキ)、森脇史登(ポン)、足立理(西山)、半田晶也(加藤)ほか
映画「彼岸島」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「彼岸島」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
彼岸島の予告編 動画
映画「彼岸島」解説
この解説記事には映画「彼岸島」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
彼岸島のネタバレあらすじ:起
とある森の中で、吸血一族を刀で切り、丸太でとどめを刺す青年がいました。
不良達に絡まれた明は、走って逃げていました。すると一人の女性が明の腕をとり、ラブホテルに連れて行きます。シャワーを浴びた女性は、自分をレイと名乗り「あなたのお兄さんの居場所を知っている」と言います。明の兄の篤は、数年前に婚約者の涼子と旅行に行ったまま行方不明になっていました。
ホテルを出た明は、兄の事を知るためにレイを探します。ケンちゃん達とたむろしていると、レイが男に頬をはたかれ何処かに一緒に行きます。後をつけると廃工場に入り、中を覗くと、男が女の首筋を噛んで血を吸っていました。見つかった明たちに男が襲いかかります。逃げ遅れたユキが男に捕まるとケンちゃんが助けに行って噛まれました。
その時、レイがフォークリフトに乗って爪で男を刺します。その後、男の頭を滅多うちにしました。「もう死んでいるよ」と言ってもやめないレイは「この男は吸血鬼、これくらいじゃ死なない」と言います。そして「あいつは私の監視役だ、数年前に私の住む島に吸血鬼がやってきて、島の人間のほとんどを吸血一族にした。そして血が足らなくなり私が調達役になった。そこで宮本篤の弟の明だったら助けてくれると思って声をかけた」と言いました。
彼岸島のネタバレあらすじ:承
レイは「篤が一人で吸血鬼と闘っている、手伝ってくれない?」と言います。ケンちゃんが「オレは行かない」と言うと、西山、加藤、ポン、ユキも「行かない」と言います。すると明は「ひとりでも行ってアニキを助ける」と言います。
島へ向かう日、レイと明が港に着くと、行かないと言っていた全員がやって来ました。レイの運転で、船は地図にない島『彼岸島』へと向かいます。島に着き村に入ると、早速吸血一族に取り囲まれ全員牢屋に入れられます。
そのころレイは吸血鬼の雅の部屋にいました。雅はレイを抱き寄せ血を吸います。血を吸われるレイは、かつて雅らに母を殺されたことを思い出していました。
「一人出てこい」と言われ、ケンちゃんが出て行くと、血抜き部屋に連れて行かれます。ここでは人間から血を抜いてビン詰めにしていました。明たちは、牢屋の鍵を開け脱走します。そして血抜き部屋からケンちゃんを助け出し、森へと逃げます。雅はレイに「今回お前が連れてきたエサは元気がいい、脱走した」と言います。
吸血一族に追われ、明たちは二手に別れます。森の中で篤と再会した明は、篤の言うがままついて行きました。一方、西山、加藤、ポンの3人は逃げる途中、ポンが「君らは信用できない」と言って、一人別行動をとることに。
彼岸島のネタバレあらすじ:転
西山たちと合流した明たちは、篤が安全だと言う建物に入ります。しばらくするとポンが帰って来ます。血まみれのポンは、今まで自分を見下してきたことへの怒りを話し、突然変貌しました。ポンは吸血一族になっていました。ポンを殺せない明を見て、篤がポンを殺します。しかしユキが鳥の姿をした吸血一族に捕らわれます。篤に怒りをぶつける明でしたが、篤は明を投げ飛ばし「死にたくなかったら付いて来い」と言います。
篤は、婚約者の涼子の出身地であるこの島に、結婚の申し込みをするために来ていました。「本土の人間は連れて来るな!」と言う両親でしたが、二人の結婚を認めました。島を巡っていた篤は寺を見つけます。涼子が「この中には入ってはいけないと言われている」と教えますが、篤は中に入ります。
そこで「ここから出してくれ」という男の声を聞き、扉を開け解放すると出てきたのが、何十年も閉じ込められていた吸血鬼の雅でした。雅は涼子の血を吸って殺します。篤は自分が解放した雅を殺すために戦っていたのでした。
篤は明たちをレジスタンスの村に連れて行きます。吸血一族に親族を殺され、復讐を誓う集団でした。その中には師匠と呼ばれる剣の達人がいました。明は師匠から剣の使いを学び、みるみる成長します。
彼岸島の結末
明が師匠に「雅と違うところは心がある」と言います。すると師匠は「篤も同じことを言って雅のところへ行った」と言います。篤が雅と闘う横で、ユキが捕まっていました。戦う篤でしたが形勢は不利でした。
そこへレイがやって来て篤を助けると、雅は鬼の怪獣を解き放ち「部屋で待っているぞ」と言って階段を上がります。篤は雅を追いかけます。明が鬼と闘うものの防戦一方でした。そこへレジスタンスと師匠が加勢し、鬼を倒しました。明も雅を追います。レイが見守る中、篤と明が雅と闘うものの、二人は雅に体を複数切られました。
そこで篤と明は、二人が一体となって雅に迫ります。そして二人同時に刀を振り雅の首を切り落としました。うずくまった篤は、明とレイに「早く逃げろ」と言います。明が「一緒に行こう」と言うと、篤は体が吸血一族になろうとしていました。明は納得し、レイと逃げました。
港ではレイが「皆を本土に送ったら、私は島に戻る」と言って、船を走らせます。居なくなったのはポンだけでした。
以上、映画「彼岸島」のあらすじと結末でした。
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