ホーム・アローンの紹介:1990年アメリカ映画。マコーレー・カルキン主演のドタバタ大人気クリスマスコメディシリーズの1作目。家族旅行の当日、一家は8歳の末っ子ケビンを忘れて家を出てしまう。取り残されたケビンはうるさい家族がいなくなったことを喜んでいるが、悪いことに2人組の泥棒が迫っていた。家を守るべくケビン少年は知恵を絞る。
監督:クリス・コロンバス 出演:マコーレー・カルキン(ケビン)、ジョー・ペシ(ハリー)、ダニエル・スターン(マーヴ)、ジョン・ハード(父ピーター)、ロバーツ・ブロッサム(マーリー老人)、キャサリン・オハラ(母ケイト)、デヴィン・ラトレイ(バズ)、ジョン・キャンディ(ガス・ポリンスキー)、ほか
映画「ホーム・アローン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホーム・アローン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホームアローンの予告編 動画
映画「ホーム・アローン」解説
この解説記事には映画「ホーム・アローン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホームアローンのネタバレあらすじ1:マカリスター家
明日のパリへの旅行のため、荷造りでドタバタしているマカリスター一家、末っ子のケビン(マコーレー・カルキン)は母ケイト(キャサリン・オハラ)にちょっかいを出しますが、相手にされません。それどころか、年上の兄弟たちからも相手にされず、長女のリニーに寝小便する従弟のフラーと一緒に寝るように言われ、嫌だったので兄のバズ(デヴィン・ラトレイ)に一緒に寝ようとお願いするもあっさり拒否されてしまいます。その時、バズが窓の外に気づき、殺人鬼と噂されている老人マーリーが凍結防止用に塩を撒いている様子を目にします。さらにあの塩の入ったドラム缶に死体が入っていると続けます。出前のピザが届けられます。バズがケビンのピザを勝手に食べたことが原因で喧嘩になり、当たりにジュースが散らばります。ケイトはケビンを屋根裏に連れていきますが、最後にケビンはみんな消えてしまえと怒りを吐きます。その夜、強風で電線が切れてしまい、マカリスター家の目覚まし時計も全て止まってしまいます。
ホームアローンのネタバレあらすじ2:ケビンを忘れて旅行へ
翌朝、大寝坊をしていることに気づいた一家、慌てて出発の準備を始めます。何とか予定のパリ行きの飛行機に駆け込み搭乗しますが、ケビンがいないことにはまだ誰一人気づきません。その頃、ようやく起きてきたケビンは家中静まり返った様子を目にします。昨日の自身の言葉を思い出してニヤリとし、ひとり家の中ではしゃいでいます。兄の私物を勝手に持ち出して遊んだ後、おやつを行儀悪く食べながら映画を見ています。飛行機の中でケイトが妙な胸騒ぎを覚えますが、夫ピーター(ジョン・ハード)は何も思いつきません。しかし次の瞬間、ケビンがいないことをはっと思い出します。自分はなんて母親だと嘆くのをよそに、自由になって大喜びのケビンの遊びはエスカレートしていきます。その夜、近所に止まった不審な車に人相の悪い男が2人(ハリーとマーヴ)乗っています。その一人ハリーの下調べで留守の家がどこか、いつタイマーで明かりが点くかを掴んでいます。そして、マカリスター家に狙いを定め、車庫に乗り付けます。怪しげな影を目にしたケビン、慌てて家中の電気を点けると、おかしいと思った2人の泥棒コンビは引き上げていきます。
ホームアローンのネタバレあらすじ3:飛行機は満席
パリに着いた一家、慌てて電話を探し先客の女性から強引に受話器を奪うと、ケイトは知る限りの知人と連絡を取り、自宅の様子を見に行ってもらうことを頼もうとしますがどこも留守です。警察へ国際電話をかけるも、事の重大さが伝わらず適当な応対をされます。その頃、ケビンは自分が弱虫ではないことを示すため、家の外に飛び出して何も怖くないと虚勢を張りますが、そこへあのマーリー老人が現れ一目散に家に逃げ込みます。ピーターが受付に詰め寄っていますが、アメリカ行きの便は2日後まで満席と言われます。キャンセルが出たら最優先で案内することを約束させ、ケイトは一人空港に残ります。その頃、ケビンはシャワーを浴びると、バズが隠しているへそくりのありかを見つけ、買い物に行きます。そして泥棒コンビの2人は留守になった家々を荒らしまわっています。そこへ運悪くピーターからの留守番メッセージが届いてしまい、泥棒コンビに昨夜のあの家はやはり留守だったと気づかれます。
ホームアローンのネタバレあらすじ4:ケビンと泥棒
近所のお店に買い物にいったケビン、そこへあのマーリー老人がやって来ます。目があった瞬間に恐怖を覚え、支払いの住んでいない歯ブラシをもったまま逃げ出しますが、万引き犯として店員に追いかけられます。近くにいた警官に捕まりそうになるも何とか振り切りますが、その後、えらいことをしてしまったと落ち込んでいます。順調に空き巣を続ける2人組の泥棒は、収穫物を車に積み込んで走り出します。しかし、わき見運転で危うく近くを歩いていたケビンを轢きそうになります。気を付けろと一喝するハリー(ジョー・ペシ)と目が合った瞬間、慌てて逃げていくケビンの様子を見て、どこか怪しいと跡をつけてみると教会にたどり着き、それ以上の手がかりがないと思った泥棒コンビは立ち去っていきます。
ホームアローンのネタバレあらすじ5:マカリスター家に来た泥棒
その夜、再びマカリスター家にやって来た二人の泥棒、留守のはずなのに大勢で盛り上がっている様子を目にします。ケビンが彼らの到来を予期し、人形をたくさん並べていたのです。仕事を諦め、引き上げていく様子にケビンはニヤリとします。一方パリでは、ケイトを除いたマカリスター一家がくつろいでいます。ピーターがあらゆる近所に電話するも全て留守の中、次女ミーガンが心配する様子を口にします。それに対しバズは、あの辺はもしもの事なんかありえないと豪語します。執拗にマカリスター家に張り付く泥棒コンビ、昨日とは様子が違うと首をかしげます。相棒のマーブが家を確かめに行くと、その影に気づいたケビン、爆竹で追い払います。マーブは先に押し入った同業者が殺された、いますぐ逃げようとハリーに言いますが、正体を知っとかないと自分達が殺人犯にされてしまうと言われ、思いとどまります。
ホームアローンのネタバレあらすじ6:泥棒決行
パリからペンシルベニアに着いたケイト、受付へシカゴ行きはないかとごねているところへ黄色のジャンパーを着た人物が背後から近寄ります。昔は売れていたと自称するバンドの一行で、シカゴは通り道になるので一緒にどうかと聞かれ、ケイト安堵の表情を浮かべます。マカリスター家の張り込みを続ける泥棒達、ついにケビン1人しかいないことを見破ります。例えガキ一人でもやばいと弱気なマーブに対し、第一のターゲートと決めたあの家を攻めなきゃここに来た意味がないとその気になっているハリー、今夜9時ここに押し入ることを決め、準備を始めます。
ホームアローンのネタバレあらすじ7:ケビンの反省
完全に日が暮れた街並みを一人歩くケビン、ある家族がパーティをしている様子を目にして落ち込み、下を向いて歩いています。気が付くと教会の前にいて、中からは讃美歌が聞こえています。中に入ると、あのマーリー老人と目が合います。マーリー老人は噂話が嘘であること、昔の喧嘩が原因で息子には嫌われており、孫に会うためにここに来ていることを話し始めます。一部始終を聞いたケビンはつい前日の家族との喧嘩について思い出し、これからはもっと話し合うよう努力することを心に留め、教会を後にします。泥棒達がやってくることを思い出したケビン、急ぎで帰ると休む間もなく家中に罠を仕掛けます。そんなことは知る由もなく、泥棒達は予定通り姿を現し、裏口へ向かいます。サンタクロースの振りをしてドアを開けさせようとしますが、ケビンは郵便受けからこっそりエアーガンをハリーの股間に合わせます。一撃を喰らって悶え苦しむハリー、マーブが郵便受けに顔を突っ込んで様子を確かめると、今度は額を撃ち抜かれます。
ホームアローンのネタバレあらすじ8:ケビンと泥棒の対決
怒りが頂点に達した泥棒コンビ、ケビンを捕まえようとハリーが表玄関に向かいますが、階段に撒かれていた水が凍っていることに気づかず、滑って登ることができません。一方、地下室に向かっていたマーブも凍っていた階段で足を踏み外し、転げ落ちてしまいます。気を取り直してドアをこじ開けようとするも、その必要もなく鍵がかかっていません。暗い地下室の中をうろつくマーブ、明かりをつけようとするとアイロンが落ちてきて頭を直撃します。同じ頃、別のドアへ向かったハリー、鍵がかかっていないことを確かめ中に入ろうとした瞬間、ガスバーナーが頭を直撃、帽子と髪の毛が燃えてしまいます。何とか家に侵入するも、2人とも既にボロボロになっています。ケビンの挑発に理性をなくしかけている泥棒コンビ、むきになればなるほど術中にはまっていきます。そうこうしているうちに、ケビンは警察に通報、用意していたターザンロープで家を奪取します。家の外に出た泥棒コンビは逃げていくケビンを目撃しますが、やっと正気に戻ったハリーにこのまま追いかけても思う壺と先回りして待ち伏せし、ケビンは捕まってしまいます。絶体絶命のケビン、これからどうしてやろうかと相談する泥棒コンビに背後からあのマーリー老人が忍び足で近づいてきます。雪かき用のシャベルで2人は倒れ、ケビンは窮地を脱します。間もなく警察が駆け付け、泥棒コンビは「洪水ドロ」として御用となります。
ホームアローンの結末
翌朝、親切なバンドのおかげで無事自宅に着いたケイト、ケビンが無事で様子を確認し抱きかかえます。他のみんなはまだパリにいると思っていたケイトですが、なんとみんな帰ってきていたのです。どうやってと聞くケイトに金曜の空き便に乗って来たとピーターが説明します。ケビンの口から店が休業する前に買い物に行ってきたと聞いて皆驚いていますが、泥棒をとっちめたことについてはあえて話しません。家族がキッチンへ向かう中、ケビンが窓の外をふと見てみると、マーリー老人が家族と和解し、孫を抱いている様子を目にします。自然と笑みがこぼれるケビン、しかし、背後からバズの怒号が聞こえてきます。部屋がめちゃめちゃになっている様子を見て、怒りを覚えたバズ、ケビンとの喧嘩が再び開始されるのでありました。
以上、ホーム・アローンのあらすじと結末でした。
ホーム・アローンシリーズのネタバレあらすじ一覧
ホーム・アローンのネタバレあらすじ
ホーム・アローン2のネタバレあらすじ
ホーム・アローン3のネタバレあらすじ
ホーム・アローン4のネタバレあらすじ
ホーム・アローン5のネタバレあらすじ
ホーム・アローンシリーズは泥棒コンビのマーブ達の企みを阻止するケビンの奮闘を描いたファミリーコメディ作品。ホーム・アローン、ホーム・アローン2の続編は、ホーム・アローン4となる。ホーム・アローン4はテレビ映画ですが、前作の制作から10年が経過しているため、主演がマコーレー・カルキンからマイケル・ワインバーグに交代しています。ホーム・アローン3は役名などがシリーズとは異なりホームアローン2までとは関連性が無いため、時系列としては、ホーム・アローン⇒ホーム・アローン2⇒ホーム・アローン4の順番となっています。ホーム・アローン5についてもシリーズとは直接関係のない作品となっています。
「ホーム・アローン」感想・レビュー
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クリスマスになると見たくなる定番映画です。
家族に忘れられて一人ぼっちになり、泥棒に目を付けられるという悲劇も、ケビンの明るさとユニークな発想と勇気で、面白おかしくスカッと見ていられる映画です。
ホーム・アローンはシリーズで出ていますが、やっぱり一番最初が好きです。 -
ホーム・アローンは家族みんなで楽しみながら見ました。家族旅行で置いてきぼりになってしまった小さなケビンが、家を狙う泥棒をいろいろな知恵を働かせてやっつける姿にはとても感心しました。最後に家族と再会した時には本来の小さな男の子らしさが出ていてとても可愛かったです。ケビン(マコーレーくん)の才能には目をみはるものがありました。
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クリスマスになると必ず家族で見る映画の1つです。主人公のケビンは冒頭で8歳なのに荷造りが出来るわけないと語ってましたが後半になるにつれ8歳とは思えない活躍が多く見られました。結局やる気の問題でしたね(笑) 全作品見ましたがやはり1作目と2作目のケビン(カルキン)が適役だなと思うばかりです。
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ドタバタしていて、ケビンが何のためらいもなく、罠を仕掛けるところが面白いです!
8歳の男の子ケビンくんが、家族旅行の日においていかれました。家族の人数が多かったせいです。そしてケビンくんの家にやってきた泥棒さんが2人。ケビンくんは強い子で、泥棒さんたちをコミカルに痛い目に合わせた上で追い払っていました。追い払いかたが本当に愉快でした。