ヒックとドラゴン 聖地への冒険の紹介:2019年アメリカ映画。クレシッダ・コーウェルの児童文学を原作とする3DCG長編アニメ『ヒックとドラゴン』シリーズの第3弾にして最終章です。前作『ヒックとドラゴン2』(2014年)から1年後を舞台に、落ちこぼれから勇敢なリーダーへと成長したバイキングの青年ヒックと相棒のドラゴン・トゥースたちが新天地を目指して新たな冒険の旅へ出発します。
監督:ディーン・デュボア 声の出演者:ジェイ・バルチェル(ヒック)、アメリカ・フェレーラ(アストリッド(アスティ))、F・マーレイ・エイブラハム(グリメル・ザ・グリズリー)、ジェラルド・バトラー(ストイック・ザ・ヴァスト)、ケイト・ブランシェット(ヴァルカ)、A・J・ケーン(ヒック(少年期))ほか
映画「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヒックとドラゴン 聖地への冒険の予告編 動画
映画「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」解説
この解説記事には映画「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒックとドラゴン 聖地への冒険のネタバレあらすじ:起
前作『ヒックとドラゴン2』から1年後のバーク島。バイキングの住むこの島は人間とドラゴンが仲良く共存する場所です。かつてはひ弱な少年だったヒック(ジェイ・バルチェル)も幾多の冒険を経て今ではバイキングの若きリーダーに成長しており、ヒックの相棒のドラゴン・トゥースも立派なドラゴンの王となっていました。
ヒックたちはドラゴンを狙うドラゴンハンターから捕らえられたドラゴンたちを救出、次々とバーク島へ連れ帰りましたが、今やバーク島はドラゴンが過剰に増えすぎている状態でした。
そんな時、ヒックは幼い頃に亡き父ストイック(ジェラルド・バトラー)から聞いた話を思い出しました。この世界のどこかには“ドラゴンの聖地”があるというのです。その頃、凶悪なドラゴンハンター・グリメル(F・マーレイ・エイブラハム)は何としてもトゥースを捕らえようと画策していました。
ヒックとドラゴン 聖地への冒険のネタバレあらすじ:承
その日の夜、トゥースは何かに導かれるように森の中へと入っていきました。ヒックは恋人のアスティ(アメリカ・フェレーラ)と共にトゥースの後を追うと、その先にはキラメキを放つ白いドラゴンがいました。
アスティは白いドラゴンに“ライト・フューリー”と名付け、トゥースはコミュニケーションを取ろうとしましたが、どうやら人間を警戒している様子のライト・フューリーはヒックたちの気配に気づいて飛び去ってしまいます。尻尾を怪我しているため飛べないトゥースはライト・フューリーを追えず、すっかりライト・フューリーの虜になってしまいます。
そんなトゥースを見かねたヒックは、トゥースを連れてライト・フューリーを探しに出発しましたが、島の至るところにドラゴン用の罠が仕掛けられているのを発見しました。ヒックたちは間一髪で罠をかわしますが、その夜にグリメルはヒックの家を訪れ、トゥースを引き渡すよう迫ってきました。
グリメルは睡眠薬をトゥースに打ち込み、ヒックはグリメルを倒そうとしましたが逃げられてしまいます。グリメルは子飼いのドラゴンたちを引き連れてヒックの家や島中を焼き払い、故郷を奪われたヒックは島の人々やドラゴンを引き連れて“ドラゴンの聖地”へと旅立ちました。
ヒックとドラゴン 聖地への冒険のネタバレあらすじ:転
ヒック一行が聖地を目指して旅を続けていると、そこにライト・フューリーが姿を現しました。やがて一行は休憩のためとある島に辿り着き、ヒックはどうしてもライト・フューリーに求愛したいトゥースのために尻尾を作って空を飛べるようにしました。こうしてトゥースとライト・フューリーはようやく心を通わせ合うようになり、一緒に楽しく空を飛び回りました。
やがてヒック一行は聖地への入り口と言われる“聖なる滝”に辿り着きますが、トゥースは滝の中へ入ったまま姿を現しませんでした。敵の艦隊が一行と迫るなか、ヒックとアスティはトゥースを探しに滝の奥へと入っていきました。そこは探し求めていたドラゴンの聖地であり、光輝くドラゴンたちが悠々自適に過ごしていました。
トゥースはドラゴンの王として聖地に君臨しており、傍らにはライト・フューリーが寄り添っていました。その光景を目の当たりにしたヒックとアスティでしたが、他のドラゴンに見つかって襲われてしまいます。
トゥースに助けられ、共に仲間たちの元に戻ったヒックは「愛は時に痛みを伴うもの。でも、愛は偉大な贈り物なのだよ」というストイックの言葉を思い出していました。その時、空から突如グリメルが現れ、ライト・フューリーに毒矢を放って人質に取りました。
トゥースもグリメルに捕えられ、他のドラゴンたちも次々と捕まっていきました。打ちのめされ、弱気になるヒックにアスティは「ドラゴンと会う前のヒックに戻っただけよ。今のあなただからついてきたの」と励まし、勇気を取り戻したヒックは仲間たちと共にドラゴンを助け出すため立ち上がりました。
ヒックとドラゴン 聖地への冒険の結末
バイキングとドラコンハンターは激しい戦いを繰り広げ、ヒックはライト・フューリーの背に乗り連れ去ろうとするグリメルを追いました。その時、ライト・フューリーの虐げられる姿を見たトゥースは全身から光を放って覚醒し、電光を放って悪しきドラゴンたちを蹴散らしました。
ヒックもライト・フューリーを助けるべくグリメルに戦いを挑みますが、卑怯にもグリメルはトゥースに毒針を打ち込み、トゥースは落下していきました。ヒックはライト・フューリーに「トゥースを頼む」と告げると、グリメルを道連れにして落下していきました。トゥースの元へと行きかけたライト・フューリーはヒックを助け、戦いはヒックらバイキング側の勝利に終わりました。
ヒックは、ドラゴンたちを解放して聖地に住まわせる決断をし、トゥースと抱き合って別れを告げました。それからバイキングたちは新たな村を築き、ヒックとアスティは結婚して子宝にも恵まれました。
時は流れ、ヒック一家は船に乗り、ドラゴンの聖地へと足を踏み入れました。そこではトゥースとライト・フューリーが子供たちと共に暮らしており、ヒックはトゥースとの再会を喜び合いました。
以上、映画「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」のあらすじと結末でした。
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