アイ・スパイの紹介:2002年アメリカ映画。1965年から1968年まで放映されたアメリカで放映されたテレビドラマを映画化したスパイアクションコメディ作品です。口の達者なボクシングの世界チャンピオンと失敗続きのエリートスパイがひょんなことからコンビを組み、盗まれた米軍の最新鋭ステルス戦闘機を取り戻すべく奮闘します。
監督:ベティ・トーマス 出演者:エディ・マーフィ(ケリー・ロビンソン)、オーウェン・ウィルソン(アレックス・スコット)、ファムケ・ヤンセン(レイチェル・ライト)、マルコム・マクダウェル(アーノルド・ガンダース)、ゲイリー・コール(カルロス)ほか
映画「アイ・スパイ(I SPY)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アイ・スパイ(I SPY)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイ・スパイの予告編 動画
映画「アイ・スパイ(I SPY)」解説
この解説記事には映画「アイ・スパイ(I SPY)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アイ・スパイのネタバレあらすじ:起
雪深い某国で任務に就いていた国家保安局BNSのエリートスパイ、アレックス・スコット(オーウェン・ウィルソン)は折からの雪崩に巻き込まれそうになって任務に失敗、追っ手から逃げる途中で相棒のパイロット(マリク・マッコール)を射殺されてしまいます。一方その頃、ラスベガスでは、無敗のボクシング・ミドル級世界チャンピオンであるケリー・ロビンソン(エディ・マーフィ)が難なく挑戦者をノックアウトしていました。試合を終えたケリーの元に、何とアメリカ大統領から直々に電話が入り、ハンガリーの首都ブダペストで行われる試合に出場するというケリーに対して「米国は君の助けを必要としている」とある作戦への協力を依頼してきました。
アイ・スパイのネタバレあらすじ:承
某国から戻って来たアレックスはBNS上層部から新たな任務を与えられました。それは、レーダーでも肉眼でも捉えられない機能を持つアメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機『スイッチブレイド』が何者かによって盗まれたので取り戻してほしいというものであり、CIAの依頼を受けたBNSはアレックスに一般人のパートナーをつける話もつけており、そのパートナーとは大統領から直々に依頼されたケリーだったのです。『スイッチブレイド』は武器密売人アーノルド・ガンダース(マルコム・マクダウェル)の手に渡っており、ガンダースはブダペストで行われるボクシングの試合の前夜パーティーを通じて極秘裏に売り捌こうと目論んでいるのです。ケリーのプライベートジェットでブダペストへと飛んだアレックスとケリーは現地の女スパイであるレイチェル・ライト(ファムケ・ヤンセン)と合流しました。
アイ・スパイのネタバレあらすじ:転
タキシードを着込んでパーティーに潜入したケリーとアレックスでしたが作戦は失敗、二人はガンダースの追っ手をカーチェイスの末に何とか振り切り、下水道に身を隠しました。翌日、レイチェルと意気投合したケリーとアレックスは地元の温泉へと向かいましたが、レイチェルの乗った車は何者かに爆破されてしまい、アレックスとケリーはレイチェルが死んだとして深く嘆きました。ボクシングの試合に出場するケリーと別れたアレックスは単身でガンダースの足取りを追うと、ガンダースは謎の東洋系の男ツー・タム(ダナ・リー)との商談を成立させ、数十億円で『スイッチブレイド』を売り飛ばしていました。アレックスはすぐさま取引現場を強襲してガンダースらを取り押さえますが、そこに現れたのは死んだはずのレイチェルでした。本性を現したレイチェルはアレックスらとガンダースの両陣営を騙して漁夫の利を得ようと目論んでいたのです。
アイ・スパイの結末
『スイッチブレイド』にはあと10分で爆発する自爆装置が作動してしまい、アレックスはレイチェルに拷問を受けながらも秘密兵器のコンタクトレンズ型通信カメラで試合中のケリーに映像を送りました。映像を送り付けられたケリーは、突然切り替わる片方の視界に戸惑い、自身のキャリアで初めて相手からパンチをもろに喰らいましたが、すぐさまKO勝ちを収めると急いでアレックスを助けに向かいました。現場にはCIAから派遣された凄腕エージェントのカルロス(ゲイリー・コール)も駆け付けて大混乱となり、何とか自爆装置は解除してガンダースらを取り押さえるものの、レイチェルはガンダースのノートパソコンを盗んで逃亡してしまいました。モンテカルロに逃げたレイチェルはガンダースの口座に振り込まれた大金を引き落とそうとしたその時、『スイッチブレイド』で現地に飛んできたアレックスとケリーがレイチェルを逮捕しました。しかし、翌日の新聞ではなぜかカルロスのお手柄となっており、アレックスとケリーは思わず苦笑いしました。
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