ジョン・ウィックの紹介:2014年アメリカ,カナダ,中国映画。妻に先立たれ、悲しみの中静かに暮らす男は、凄腕の殺し屋として名をはせていたジョン・ウィックその人であった。愛するものを奪われた時、復讐者として再びジョン・ウィックの名が裏社会にこだまする。ハードボイルドなキアヌ・リーヴスの魅力が光るスタイリッシュなアクション映画。
監督:チャド・スタエルスキ 出演:キアヌ・リーヴス(ジョン・ウィック)、ミカエル・ニクヴィスト(ヴィゴ・タラソフ)、アルフィー・アレン(ヨセフ・タラソフ)、エイドリアンヌ・パリッキ(ミズ・パーキンス)、ブリジット・モイナハン(ヘレン)、ディーン・ウィンタース(アヴィ)ほか
映画「ジョン・ウィック」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジョン・ウィック」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジョン・ウィックの予告編 動画
映画「ジョン・ウィック」解説
この解説記事には映画「ジョン・ウィック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジョン・ウィックのネタバレあらすじ:起
台風が去ったNYの街—。一台の車から重傷を負った男がでてきます。彼は、携帯で動画を再生すると愛おしそうにそれを眺め、やがて冷たい地面に倒れこむのでした。その男は、ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)といい、病に倒れ命を落とした妻のことを想いながら悲しみの中で毎日を暮らしていました。そんなある日、ジョンへ亡き妻から「愛するものが必要」だとデイジーと名付けられた犬が届きます。ジョンがデイジーとドライブに出かけるとガソリンスタンドでロシア人にジョンの愛車69年式マスタングを売らないかと強引に言われますが、断ります。しかしその夜、ロシア人達がジョンの家に押し入り、あろうことか愛車を奪い、愛犬デイジーを殺していったのです。ジョンを襲ったのは裏社会の権力者であるヴィゴ(ミカエル・ニクヴィスト)の息子ヨセフ(アルフィー・アレン)でした。ヨセフはヴィゴの威を借りて好き放題しており、今回のことも大したことはないと高を括っていましたが、ジョンの名前を聞いたヴィゴの逆鱗に触れます。ジョンは、愛する妻ができ引退するまでは裏社会で恐れられていた殺しのスペシャリストだったのです。
ジョン・ウィックのネタバレあらすじ:承
かつては仲間だったジョンが敵に回ると感じたヴィゴは手下を集めジョンの家を襲撃させますが、鮮やかな手口でジョン一人によって全員倒されてしまいます。ヴィゴは次の手として、高い報酬で暗殺者達を雇います。その中には凄腕のスナイパーであるジョンの親友マーカスも含まれていました。ヴィゴの息子ヨセフを追うジョンは裏社会では馴染みの“コンチネンタルホテル”に宿泊します。このホテルでは“裏社会の仕事”自体が禁止されており、破るとペナルティがつく決まりとなっています。ジョンはホテルのバーで支配人のウィンストンと会い、ヨセフが“レッド・サークル”というクラブにいるとの情報を得て、そこに向かいます。
ジョン・ウィックのネタバレあらすじ:転
警戒態勢の中、ジョンはヨセフの手下を次々と葬りヨセフの元までたどり着きますが、あと一歩のところで取り逃がしてしまいます。そして、ジョンも銃弾を浴びてしまい、傷だらけになりながらホテルに戻ります。部屋で一息ついたジョンに、ホテルでの掟を破りパーキンズが襲い掛かります。しかし、向かいのビルから狙撃体制に入っていたマーカスにより襲撃を知らされ難を逃れます。ジョンは逆にパーキンズを拘束し、ヴィゴの個人財産があるという教会のことを聞き出し、ヴィゴを誘い出す為にその教会にあったものをすべて焼き払います。ジョンは姿を現したヴィゴを襲いますが、敵の数が多く、ジョンは捕まってしまいます。ジョンがヨセフへの復讐を諦めないと悟ったヴィゴによって、ジョンは手下に殺されそうになりますが、マーカスの狙撃によって再び助けられます。ジョンはヴィゴに追いつき、息子の居場所の情報とジョン暗殺命令中止の約束を得ます。そして、隠れ家に潜んでいたヨセフと仲間達を簡単に始末し、思いを遂げたのでした。
ジョン・ウィックの結末
復讐を果たしたジョンは無事な姿をマーカスに見せますが、その様子をホテルから逃げ出したパーキンズが見ていました。パーキンズからマーカスの裏切りを聞いたヴィゴは自らマーカスを拷問します。苦痛の中、マーカスは銃撃を誘い、自ら命を絶ちます。一方、ホテル内での掟を破ったパーキンズもウィンストンに粛清されます。ジョンはウィンストンからヴィゴが逃げ出そうとしていることを知り、ヴィゴを車で追いかけます。嵐の襲来により天候が荒れる中での激しいカーチェイスを経て、港でジョンとヴィゴとの一騎打ちとなります。銃を捨て、激しくぶつかり合い、互いにナイフの深い傷を負ったジョンとヴィゴ・・。2人は「また会おう」と言葉を交わしジョンは戦いの場を後にします。やがて、嵐が去った冷たい地面の上で、ジョンは動画内の妻の声で目を覚まします。動物病院に入ったジョンは自身で応急処置を施し、殺処分を待つ犬を連れ出します。そして雨が止んだ夜の街に、一人と一匹の姿が浮かびあがるのでした。
「ジョン・ウィック」感想・レビュー
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キアヌ・リーブス主演の今作はアクションもさることながら映像のスピード感、ハラハラドキドキな展開に見ている間ずっとアトラクションに乗っているようなワクワクした気持ちになります。それにしてもワンちゃんかわいそう(無
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“鉛筆で3人殺せる”というパワーワードといい、銃撃と格闘術を高いレベルで操る“ガン・フー”といい、ハードボイルド物が好きな人はまず間違いなく楽しめる作品。でも主人公と犬がとても可哀想なので、その辺が辛い人にはちょっと勧めにくいかも。
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この映画を観た後に思うことは、「人に復讐を抱かせるような行為は絶対してはいけない」ということ。主人公のジョンが復讐のために大勢の殺し屋相手に徹底的に倒していく姿が怖い。復讐される怖さが観ていて落ち着かない。さらに、やっとジョンが復讐が達成するのにジョンの様子は感情が静かで映画だけど本当の殺し屋のように感じました。観た後にスカッと感と恨みは怖いが沸き上がります。
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キアヌ・リーブスのアクションシーンがすごい。
行きつく暇もないほどの迫力満載のアクションです。
今回この映画のために作られたという銃と武術をあわせたガン・フーはぜひ色々な人に見て欲しいとおもってしまいます。
さらに、『マトリックス』で今回の監督とキアヌがつながっているので、マトリックス好きとしてもわくわくする映画でした。
アクションだけでなくストーリーももちろん面白く、絶対ジョンに喧嘩を売ってはいけないなと身に染みます。
続編も次々と作られているので今後も目が離せない作品です。 -
犬と車のためにそこまでするかってくらいテンポよく人を殺していってコメディ映画なのかと思った。感情移入できず逆に面白かった。
キアヌ・リーブスのファンなので映画館で観ました。喧嘩を売った相手が実は凄腕の殺し屋だった!という設定が面白いのはもちろん、アクションシーンも最高でした。とくに主人公のジョンが愛犬の敵であるマフィアの息子がいるというクラブに潜入するシーンでは、エレクトロポップの音楽に合わせて淡々と警備員を片付けていくのがとってもクールでよかったです(思わずサントラを買ってしまいした)。音楽と映像のテンポが素晴らしいのでいろんな人におすすめしたいのですが…犬がしんでしまうのがダメな人にはすすめられないのが難点です。