ジュラシック・パークの紹介:1993年アメリカ映画。スピルバーグ監督作品で恐竜映画の金字塔。クローン技術によって古代の恐竜を生き返らせたテーマパークが舞台。そのテーマパーク「ジュラシック・パーク」のオープン前に考古学者と創設者がパークを体験するのだがそこではティラノサウルスなどの野生を取り戻した恐竜たちが襲い掛かるのだった。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:リチャード・アッテンボロー(ジョン・ハモンド)、サム・ニール(アラン・グラント博士)、ローラ・ダーン(エリー・サトラー博士)、ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム博士)、サミュエル・L・ジャクソン(レイ・アーノルド)、ほか
映画「ジュラシック・パーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュラシック・パーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジュラシック・パークの予告編 動画
映画「ジュラシック・パーク」解説
この解説記事には映画「ジュラシック・パーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュラシック・パークのレビュー・考察1
ジュラシックパークはまさに「現代の技術が恐竜を蘇らせた」作品。劇中のパークと作品自体の存在意義が重なっていく。主人公達の前に生きて動く恐竜が初めて姿を現す、あの瞬間。あれは、CGの登場が映画の新時代を告げる瞬間でもあった。今観ても鳥肌が立つ。 でも、この映画ジュラシックパークは決してCG暴走映画ではない。この作品の恐竜達が魅力的で、また恐ろしいのは、確かな演出力あってこそだ。「ジョーズ」同様“見せない恐怖”を上手く利用し、ここぞ!というときだけに効果的にCG技術を用いている。静と動の間の取り方も絶妙で、特に食われるまでの“間”が本当に怖い。「暴走する技術への警鐘」をテーマしたジュラシックパーク。それは、後の時代に物量ばかりが増してラプトルよろしく暴走するCG技術への警鐘にも思えてくるのだ。
ジュラシック・パークのレビュー・考察2
映画館でここまでの衝撃を受けた作品は今のところありません。 1993年公開という事は、25年も前の映画なんですねぇ~ 最初に恐竜を見た時、CGが今ほど当たり前の技術ではなかったので当時中学生だった私は、本物だと思ってびっくりしたのを鮮明に覚えています。 時間がたってあらたに見ても、技術の高さにびっくりします。さすがに、当時ほどの驚きはないけれどこれだけのCGは今作ろうと思ってもかなり難しいと思います。 そして特筆すべきは画の力もすごいですが、それを補強してあまりある存在感を出しているのは音響です。音響効果、編集などでアカデミー賞受賞するだけはあります。 音と画を使って恐竜の存在感や恐怖を煽る演出にスピルバーグ節がそこかしこに感じられました。ジュラシックパークは人間ドラマを楽しむ作品ではないけれど、着想のすばらしさ、恐竜を蘇らせた設定も今見ても古くありません。映画の魅力が最大限生かされたこれぞMOVIE MAGICです。ジュラシックパークは映画の新しい時代を切り開いたフラグシップ的な作品ですね。本当すごいです!
ジュラシック・パークのレビュー・考察3
ジュラシックパークは今から20年以上前の作品なんだけど、CGの出来が素晴らしく、ただ迫力があるというだけでなくストーリーも実によく練られており、メッセージ性の強い作品で、スティーヴン・スピルバーグらしさが随所に現れた良作。 太古に絶滅した恐竜たちの遺伝子を操作したものを、現代に蘇らせるという、子供なら誰しも1度は想像するようなロマンを丁寧に描いている。博士が夢を実現したときの喜びがよく伝わってくるのだけど、恐竜たちを管理する重要な役割を担っている人間のチョイス、つまり人選ミスが大きすぎてイライラする(笑) 人間が人知を超えたものを管理しようとして、しっぺ返しをくらうのだが、ブラック・ジャックの本間先生の「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」という言葉が頭をよぎる。科学的に可能でも、踏み込んではいけない領域があるのだ。 また、恐竜を管理するうえで合理化を図るために一つのシステムで全てを管理しているという場面がでてくるのだけど、ここもまたコンピューター制御における脆弱性をはらんでいる。扱うのはあくまでも人間であるし、悪意を持った人間がシステムを思うがままに出来ないように、人間と機械の何重ものチェック体制が必要になる。そこをケチったために起きた悲劇なのだ。 ジュラシックパークは人間の愚かさと自然への畏怖を徹底的に描いた、これぞエンターテイメント、子供必見の普及の名作。
ジュラシック・パークのレビュー・考察4
ジュラシックパークの一作目にして、最高傑作。 人間なら誰もが持ってる恐竜への憧れと恐怖。 見事に描ききってくれました。 スピルバーグの才能が感じられるシーン。 それは原作のラストにおいて、ラプター(肉食恐竜)が主人公たちを取り囲む危機的シーンを教授がライフルを撃つことで脱出し、幕が閉じる。 だが、映画ジュラシックパークではティラノサウルスが現れ、ラプターを食べていく。その隙に彼らは逃げる。 2作目も3作目もあまりに恐竜が殺人兵器のように扱われていて「恐怖」はあっても「憧れ」がまったく起こらない。対して、スピルバーグが考案したラストは、恐竜は人間を殺すために彼らが存在するのではなく、恐竜の弱肉強食の世界に人間が迷い込んだという感覚を一瞬で与えてくれる。 うむ、言葉が足りない。とにかく、そのシーンは僕にとって衝撃的だった。
ジュラシック・パークのレビュー・考察5
ジュラシックパークは中学生のときに初めて一人で映画館で見た映画です。 もしも恐竜を復活させてテーマパークを作ったら?そんな映画。 CGの美しさに感動しました。ティラノサウルス、トリケラトプス、ヴェロキラプトル等、こんな奴等が人類が生まれるはるか昔に繁栄していたって考えるとテンションあがります。 スピルバーグは夢を見させてくれますが、遺伝子操作やクローン技術なんかへのアンチノーゼがしっかりと描かれています。 本当にこれが実現すれば素晴らしいことやけど、映画の中だけで終わらせるのがいいのかもね。ティラノサウルスとの初対面のシーンが最高にサブいぼ物。歩くたびにコップに波紋が出来る演出最高です。
ジュラシック・パークのレビュー・考察6
はじめてみたのはいつだったか・・・。相当前ですが、そのときの衝撃はすさまじいものがありました。 ジュラシックパークは二作続編が作られていますが、緩急のあるストーリー展開とそれぞれのキャラクターの人間性を如何なく表現したという点では、この第一作目がすばらしいと思います。なにせ、人間関係や思惑がわかりやすいのも、この世界にトリップしやすい理由のひとつ。 ブロントサウルスのシーンは心が和むし、ちびっ子たちが食事中らぷとるにみつかって逃げ惑うシーンなんて、よくもまぁ切り抜けたものですよ! 最後、島を去るときのヘリのなか。 ぐったりとした疲労感に包まれながら、今自分が経験してきたことが夢だったような気になる…。 娯楽大作。 マルコム、結構好きでした(笑)
ジュラシック・パークのレビュー・考察7
映画は夢とロマンがなくてはいけない、というのが私の持論です。私は恐竜が好きで恐竜に夢見た子供でした。ジュラシックパークはそういう夢を形にした本当にいい映画です。2と3は単なるパニック映画ですが、1だけは違います。 明るい空の下草原を駆け回る群れ。密林に潜む肉食恐竜。人間の管理を超えて繁殖していく生命の力。ラストでラプトルを蹴散らすティラノサウルス。パニック映画のための怪獣じゃない、子供だった自分が憧れた生きた恐竜がいるのです。 島を去るときに恐竜の進化である鳥が金色に輝く海面を飛んでいくのをヘリから眺めるエンディング。叙情性に溢れる終わりです。ジュラシックパークは夢とロマンが詰まった映画です。
「ジュラシック・パーク」感想・レビュー
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1番印象的だったシーンは電流の切れた柵の向こうからティラノサウルスがドシッドシッと足音を立てて出て来たシーンです。車内にいる子供たちや大人たちだけではなく見ている私も恐怖のどん底に落とされました。だってティラノサウルスは肉食の恐竜なのです。物凄くリアルなティラノサウルスだったので物凄く怖かったけれど、最後まで楽しめる映画だと思います。
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世界的に恐竜フィーバーとなっていましたね。恐竜たちの質感や存在感に、当時圧倒されました。恐竜が蘇ったら?という誰しもが夢見るワクワクした感じと、遺伝子操作という禁断の科学に手を出してしまった人間の欲が描かれているあたり、流石はスピルバーグ監督だと思いますし、ティラノザウルスみたいな大きな肉食恐竜よりも、本当に怖いのは俊敏で頭の良いラプトルたちというトコロも良いですね。今見ても面白い映画です。
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いくつか、続編がある中で、やはり原点である1作目が一番印象に残ってます。ヴェロキラプトルとの攻防には、スクリーンから目がはなせませんでした。色々な恐竜が出現するなかで、やはり一番印象があるのは、ヴェロキラプトルです。単純な凶暴さなら、ティラノサウルスでしょうが、あの頭の良さ、しつこさは、映画を見ていて、ハラハラしました。恐らくこのシリーズの看板恐竜と言っても過言ではないと思います。
やはり、こちらの映画も1作目が一番素晴らしいと思います。初めて見た時はあまりにリアルな恐竜にびっくりしました。やはり全部をCG処理していないので質感がリアルに再現できているんですね。ただのパニック映画にならずに科学技術の凄さや、命を生み出す最先端の技術を扱う難しさや怖さも問うている深い内容になっているので、満足度大です。
2作目からは、娯楽要素だけが強くなってくる印象があるので1作目がイチオシですね。