会社の怪談 オフィス・ホラー・ストーリーの紹介:1997年日本映画。8歳の頃の事故が原因で8歳以前の記憶のない赤坂美紀は派遣会社に所属し、派遣社員として働いています。そんな彼女が派遣先で出くわした会社の怪談を2話オムニバス形式でつづった、エロチックオカルトホラー作品です。
監督:加藤文彦 出演者:白島靖代(赤坂美紀)、入江雅人、大村波彦、藤倉みのり、吉利治美、松坂和歌子、一見直樹ほか
映画「会社の怪談 オフィスホラーストーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「会社の怪談 オフィスホラーストーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「会社の怪談 オフィスホラーストーリー」解説
この解説記事には映画「会社の怪談 オフィスホラーストーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
会社の怪談 オフィスホラーストーリーのネタバレあらすじ:起
『一三階の恐怖』
赤坂美紀は派遣先であるファイナンス会社のビルに着きました。そのビルは赤坂美紀が夜、奇怪な光景を目にしていました。ビルの上の階付近が赤く染まり何か恐ろしい事が起りそうでした。ビルのエレベーターに乗ると一三階がありませんでした。オフィスは一四階でした。課長が優しく仕事を教えてくれました。イケメンの課長だけに嫌味を言う年増事務員もいました。美紀は課長に少し魅かれていました。仲のいい女友達に課長の素性を調べてもらいました。翌日美紀が帰っていると車が横に止まりました。課長でした。課長は別居中でホテル住まいでした。二人はホテルのバー『オアシス』で飲みました。そのまま課長の部屋に誘い込まれました。
会社の怪談 オフィスホラーストーリーのネタバレあらすじ:承
迫る課長に美紀もその気になっていましたが、窓から見えるビルの上部がまた赤くなっていて怖くなった美紀は途中で帰りました。その後美紀は友人から、以前あの課長と交際していた同じ職場の女性が飛び降り自殺したことを聞きました。翌日出社すると課長が残業を命じました。皆帰った後二人きりになった時、課長が迫って来ました。美紀はオフィスを出て帰ろうとしますが存在しないはずの一三階にいました。そこには女性がいました。そして課長は女性に許してくれと懇願し追い詰められたとき、化け物のような生物が出てきました。そして課長の目玉をくり抜きました。美紀は女性の誘導でビルを脱出しました。その女性は自殺した女性でした。そして化け物のような生き物は、課長にかつて社内でいじめられ、出社拒否になり栄養失調で自分で目玉をくり抜いて死んだ男性社員でした。
会社の怪談 オフィスホラーストーリーのネタバレあらすじ:転
『異界通信』
美紀は新たな派遣先に出社しました。繊維会社で決算書の作成の仕事でした。美紀の使うパソコンには何か変なものが映ったりしていました。資材管理部のジュンコという女子社員が、美紀の使うパソコンは大事に使うようにと忠告しました。もう一人の女子社員に聞くとジュンコの彼氏でこのパソコンを使っていた男子社員の英一が行方不明になったと聞きました。翌朝、美紀が出勤するとパソコンに『英一くんをとらないで』という張り紙がありました。パソコンから意図しない文字が印刷されたり、首を吊った男が映ったりして落ち込んだ美紀が自宅に帰ると、鍵を会社に忘れていました。会社に取りに帰ると、ジュンコが英一の使っていたパソコンに交わり悶えていました。美紀と目が合うと、鍵を渡すと同時に美紀の腕をつかみました。そして英一が居なくなった理由を話し始めました。
会社の怪談 オフィスホラーストーリーの結末
英一は一人で残業をしている時、雷が鳴りパソコンの電源が落ちました。復活すると画面にホームページのアドレスが現れました。そのサイトにアクセスすると未来の事を教えてくれました。英一はナンバーズの番号を聞きだし、その番号を買うと見事に当たり喜びました。やがて英一は残業と言って会社に残り、サイトにアクセスする日々が続きました。未来の出来事がわかるのでのめり込んでいきました。その後英一は取りつかれたようにホームページに載っている住所まで行き、自殺し、英一の魂はパソコンの中に入ったのでした。そしてジュンコは英一のいるパソコンの中に入るため美紀を連れてその住所に向かいました。しかし美紀には首つり用のロープがつかめませんでした。雷が鳴った時にアクセスした人だけがパソコンの中の世界に行けるのでした。やがてジュンコは異界との境界線で死んでしまいました。
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