仮面ライダー世界に駆けるの紹介:1989年日本映画。“昭和仮面ライダーシリーズ”の『仮面ライダーBLACK』および『仮面ライダーBLACK RX』の劇場版短編作品であり、仮面ライダーシリーズ初の3D映画です。同一人物であるBLACKとBLACK RX、更にはBLACK RXの特殊形態であるロボライダーとバイオライダーという、本来ならばありえない“4大ライダー”が一堂に会するところが見どころです。
監督:小林義明 出演者:倉田てつを(南光太郎/仮面ライダーBLACK RX/仮面ライダーBLACK/ロボライダー/バイオライダー)、高畑淳子(諜報参謀マリバロン)、好井ひとみ(大神官ビシュム)、加藤精三(ジャーク将軍)、高橋利道(機甲隊長ガテゾーン/大神官バラオム)ほか
映画「仮面ライダー世界に駆ける」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダー世界に駆ける」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダー世界に駆けるの予告編 動画
映画「仮面ライダー世界に駆ける」解説
この解説記事には映画「仮面ライダー世界に駆ける」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダー世界に駆けるのネタバレあらすじ:起
荒れ果てた廃墟に突如現れた悪のクライシス帝国の怪魔妖族・3体のスカル魔。その存在を嗅ぎ付けた南光太郎(倉田てつを)はバイクで廃墟に駆け付け、周辺を探っていたところ、鎌を振りかざす3体のスカル魔の襲撃を受けました。
光太郎は“太陽の子”仮面ライダーBLACK RX(声:倉田てつを/演:岡元次郎)に変身、スカル魔たちと交戦しましたが、その様子をクライシス帝国四大隊長の海兵隊長ボスガン(演:藤木義勝)、諜報参謀マリバロン(高畑淳子)、機甲隊長ガテゾーン(声:高橋利道/演:北村隆幸)、牙隊長ゲドリアン(声:新井一典/演:渡辺実)が見つけていました。
クライシス帝国の大幹部・ジャーク将軍(声:加藤精三/演:高橋利道)は「今のお前たちの実力では、RXの体内に埋め込まれた神秘の石“キングストーン”に太陽の命のエネルギーを浴びてパワーアップしたRXに勝てん。だが、太陽のエネルギーを浴びる前のBLACKならば勝てる可能性がある。RXの前身である仮面ライダーBLACKを倒すことはRXの過去を消滅させることである。過去を失ったRXには現在はない! RXを過去に戻し、BLACKを倒せ!」と号令をかけました。
仮面ライダー世界に駆けるのネタバレあらすじ:承
戦いの最中、RXはいつの間にか幻想的な空間に迷い込みました。どこからともなく『仮面ライダーBLACK』のエンディングテーマ「LONG LONG AGO, 20TH CENTURY」が流れてきたかと思えば、かつてBLACKが倒したはずの暗黒結社ゴルゴムの三神官、大神官ダロム(声:依田英助/演:渡辺実)、大神官バラオム(声・演:高橋利道)、大怪人ビシュム(好井ひとみ)が上空から姿を現しました。
三神官は「我々は死後の世界から来た。BLACKに敗れた我々はもう戦う意思はない。今となってはBLACKと戦った頃を懐かしく思う」と語りかけ、「時が我々に友情を与えてくれたようだ」と油断させた隙にRXをかつての仮面ライダーBLACK(声:倉田てつを/演:岡元次郎、岩田時男)の姿に戻してしまいました。
完全にクライシス帝国とゴルゴムの策略に嵌ってしまったBLACKは危うく殺されそうになり、「俺としたことが…」と窮地に陥ってしまいますが、どこからともなく駆け付けた特殊装甲車「ライドロン」に危機を救われました。ライドロンの中から現れたのは何と未来からやってきた仮面ライダーBLACK RXでした。
仮面ライダー世界に駆けるのネタバレあらすじ:転
同一人物であるはずのBLACKとRXが揃い立っていることに驚きを隠せないジャーク将軍が、四大隊長に「何をぐずぐずしている! BLACKを倒すのだ!」と命じました。
BLACKを助けたRXは「BLACK、お前の過去の世界が消滅すると現在の俺の世界も消滅する」と手を取り合いました。BLACKとRXの前にはかつてRXに倒されたものの復活を果たしたトリプロン(声:新井一典、森篤夫、依田英助)、ガイナギスカン(声:新井一典)、デスガロン(声:森篤夫)、ムサラビサラ(声:依田英助)といった再生怪人軍団が現れました。
BLACKとRXは力を合わせて再生怪人軍団に立ち向かいますが、多勢に無勢で追い詰められてしまいました。そこに現れたのは、何とRXの派生形態であるロボライダー(声:倉田てつを/演:金田憲明)でした。ロボライダーは「お前たちが消滅すれば俺まで消滅するからな。後は俺に任せろ!」と再生怪人軍団に立ち向かっていきました。
仮面ライダー世界に駆けるの結末
BLACKとRXは待ち伏せていたガテゾーンの銃撃を受け、現れたクライシス四大隊長に追い詰められました。すると今度はRXの派生形態であるバイオライダー(声:倉田てつを/演:菊地寿幸)が現れ、ここに本来ならばありえないはずの変身者が同一人物による“4大ライダー”が集結を果たしました。
BLACK・RX・ロボライダー・バイオライダーは力を合わせてクライシス軍団に立ち向かい、4人同時のライダーキックで再生怪人たちにダメージを与えると、最後はRXの必殺技“リボルクラッシュ”で再生怪人軍団を粉砕しました。
BLACK・ロボライダー・バイオライダーはいつしか姿を消し、本来の力と姿を取り戻したRXは無事に元の世界に帰還を果たしました。そしてRXは愛機“アクロバッター”に乗り、新たなる戦いに向かって走り去っていきました。
以上、映画「仮面ライダー世界に駆ける」のあらすじと結末でした。
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