ラストベガスの紹介:2013年アメリカ映画。幼少時代からの長年の親友4人組が半世紀の年月を経て、人生最後のバチェロッテ旅行のためラスベガスで再集結します。
監督:ジョン・タートルトーブ 出演: マイケル・ダグラス(ビリー)、ロバート・デ・ニーロ(パディ)、モーガン・フリーマン(アーチー)、ケヴィン・クラインサム)、メアリー・スティーンバージェン(ダイアナ)、ほか
映画「ラストベガス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラストベガス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラストベガスの予告編 動画
映画「ラストベガス」解説
この解説記事には映画「ラストベガス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラストベガスのネタバレあらすじ:起
幼い頃からビリー、パディ、アーチーとサムは親友でした。それからもう50年以上もの月日がたち、アーチーは体調を崩し薬が欠かせない日々、パディは最愛の妻を亡くし一人アパートにこもる日々、サムは妻と幸せに暮らしながらも、繰り返される毎日に飽きていました。そんな時、唯一独身だったビリーが30歳も年下の女性と結婚するという報告を受け、若かりし頃の親友4人組でバチェロッテパーティをしようとビリーとサムが立ち上がりました。アーチーは息子に嘘をつき家から抜け出し、サムは長く連れ添った妻に「何かあったとは伝えないで。ただ楽しんで来て」とコンドームを渡され送り出されました。パディの元に向かった二人ですが、パディは一人気分が乗らない様子。サムの説得ではどうにもいかず、アーチーの名演技でごまかし、なんとかパディを説得して3人はラスベガスへ向かいました。
ラストベガスのネタバレあらすじ:承
空港につくと待っていたのはビリーでした。しかし、パディは最愛の妻が亡くなった時、葬式にも顔を出さなかったビリーのことを根に持っていたため怒ってしまいます。しかしそれも長年の仲でなんとかパディを鎮め、ホテルに向かいました。しかし向かったホテルはなんと工事で閉鎖中。途方にくれるなか、なんとかビリーが式を挙げるはずのホテルで予約を取ると、4人はたまたまバーで歌手として歌っていたダイアナの歌声に魅了され、一緒にホテルへと誘い出します。ホテルに着いた一行でしたが、チェックインまで時間があったためカジノで遊ぶことになりました。貯金の半分を持ち出し賭けに出たアーチーが大儲けを認め焦った支配人が、歌手の50セントが泊まるはずだったスイートルームへ4人を招待しました。楽しんでいた4人でしたが、部屋でパディが愛妻の葬式に来なかった恨みを再びビリーへ押し付けムードが台無しに。パディを置いて3人は気を取り直してクラブへと向かいました。しかしクラブでアーチーをカジノでからかった若者に再会。再び喧嘩が始まりそうになると、そこにパディが現れ、若者をひと殴り。4人が再び集結しました
ラストベガスのネタバレあらすじ:転
ダイアナに励まされ、愛妻が亡くなって失意の底にいた自分を見直そうとパディは明るくなり、4人は再びプールサイドで再会していると、付き人のロニーが昨夜の若者を連れて来ました。4人をマフィアの頭取だと言い、怯えた若者はなんでもするという約束で4人付き人として働くことになりました。結婚パーティーの準備が進む中で、ビリーはダイアナを誘いデートに出かけました、婚約者がいて自分を誘うビリーに不信感を持っていたダイアナですが、パディのもと妻は実はビリーのことが好きだったと告げます。好きな人がかぶった親友同士で、彼女を譲ったというのです。パディから愛妻の話を聴きながら、パディからもアプローチされダイアナは複雑な心境を抱えました。
ラストベガスの結末
計画していたパーティーは大勢の人が駆けつけ大賑わいでした。しかしそこでビリーはパディがダイアナを呼んだことに気づきます。またしても気になる女性が被ってしまったと焦っているとダイアナが現れ、ビリーはパディをプールへ突き落とし彼女を別室へ案内しました。昔と同じ状況になっているとビリーとダイアナで話をしていると、パディが現れ、恋のライバルだったビリーを押しのけ数十年前に自分のもとにきた妻が実はビリーを選んだと知ったパディは失意の底に落とされました。気まずい雰囲気のダイアナとビリーでしたが、翌日パディはビリーのもとへ訪れ、「君は本当の愛をわかっていない。確かに妻は自分を愛していた」と告げます。そして、これから結婚しようとしている婚約者は心から愛している人なのか?と問います。パディの言葉にビリーの顔は曇り、様子を見たパディはビリーの婚約者に結婚すべき相手ではないと告げました。あとからビリーは婚約者に事情を説明し、年下の彼女との結婚は破棄されました。自分を見つめ直したビリーはダイアナに気持ちを伝えます。数ヶ月後、ダイアナとビリーは本当の愛で結ばれ結婚し、パディも愛妻の死を受け入れ、新しい恋をスタートさせました。
何をおいてもとにかくベガスに負けないゴージャスな顔ぶれ!4人の個性が見事に際立っていて、ただ歩いているだけでももはや立派な映画。さすがの貫禄ですなあ。善人しか出てこない、娯楽映画の正統派。ストーリーにも不自然さは皆無、それぞれのおっさん(じいさん?)に感情移入しつつも、安心して楽しめる大好きな映画です。