アラビアのロレンスの紹介:1962年イギリス映画。巨匠デヴィッド・リーンがアラブ独立闘争とその裏で活躍したイギリス軍将校T・E・ロレンスを描いた歴史映画。新人ピーター・オトゥールはこの映画によってスターとなった。アカデミー作品賞受賞。
監督:デヴィッド・リーン 出演:ピーター・オトゥール(ロレンス)、アレック・ギネス(ファイサル王子)、オマー・シャリフ(アリ酋長)、アンソニー・クイン(アウダ・アブ・タイ)、ほか
映画「アラビアのロレンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アラビアのロレンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アラビアのロレンス」解説
この解説記事には映画「アラビアのロレンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アラビアのロレンスのネタバレあらすじ1
一人の将校らしい服を着た男がオートバイで田舎の道を疾走してきます。やがて、向かいから少年たちが自転車にやって来て、男はそれを避けようとして転倒。その怪我のせいで死亡します。彼こそかつて世界にその名を轟かせたアラブ独立の立役者T・E・ロレンスでした。セント・ポール大聖堂の葬儀では様々な人間がインタビューに答えますが、死後すぐだというのに毀誉褒貶が激しく、彼を非難した人間に他の列席者が食って掛かるほどです。
アラビアのロレンスのネタバレあらすじ2
やがて、1916年、彼の生前の話へ。イギリス陸軍エジプト基地に勤務するロレンス少尉はその語学力を買われて秘密工作の任務につかされます。オスマン帝国からの独立闘争を指揮するハーシム家のファイサルと会い、イギリスへ協力するように説得しろと言うのです。早速アラビアの砂漠を旅しますが、そこでアリと名乗るハダリと出会います。ようやくヤンブーの基地に到着すると、そこはオスマン帝国軍に攻撃され、ファイサルの反撃もまったく効果を上げません。
アラビアのロレンスのネタバレあらすじ3
ロレンスはファイサルに戦いへの協力を約束、自ら港湾都市アカバへ50人を率いて向かい、オスマン帝国軍を攻撃してそこを奪います。ロレンスはさらにシナイ砂漠を横断、イギリス軍司令部でアカバを奪ったことを告げ、皆を驚かせます。ロレンスはさらにアラブ軍に協力、イギリス陸軍からの兵器の補充を受け、オスマン帝国軍の兵士や食料を運ぶ列車を爆破させるゲリラ戦を展開します。しかしこの辺が得意の絶頂で、偵察にダルアーに行った際にオスマン軍に捕虜となってしまい、男色家である将軍からおぞましい辱めを受けてしまいます。おまけに親しくしていた配下の人間が次々と死んでゆくこともあって、ロレンスは戦いの虚しさを心に感じ始めます。
アラビアのロレンスの結末
司令部の命令で嫌々ダマスカス侵攻を指揮しますが、アラブ軍たちは敵の兵士達を大量虐殺。その虚しさはさに募りました。ダマスカスでのアラブ民族会議にウンザリしたロレンスはついにアラブを去ることになります。その顔にはもうこの世のすべてに絶望したような呆けた表情が浮かんでいました。
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