レジェンド/光と闇の伝説の紹介:1985年アメリカ映画。北欧神話を題材に、伝説の生物『ユニコーン』を亡き者にし、世界を征服しようと企む闇の魔王にさらわれた王女を救うため立ち上がった若者と妖精たちの戦いを、監督:リドリー・スコット、主演:トム・クルーズのコンビで描くファンタジー・アドベンチャーです。
監督:リドリー・スコット 出演者:トム・クルーズ(ジャック)、ミア・サラ(リリー)、ティム・カリー(闇の魔王)、ダーフィト・ベンネント(ハニーソーン・ガンプ)、マイク・エドモンズ(ティック/魔王の父)、ティナ・マーティン(ネル)、コーク・ハバート(ブラウン・トム)、ビリー・バーティ(スクリューボール)、アリス・プレイテン(ブリックス)、キーラン・シャー(ブランダー)、ピーター・オファレル(ポックス)、アナベル・ランヨン(ウーナ)、ロバート・ピカード(メグ・マックルボーンズ)、エディ・パウエル(ミイラの衛兵)ほか
映画「レジェンド/光と闇の伝説」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レジェンド/光と闇の伝説」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レジェンド/光と闇の伝説の予告編 動画
映画「レジェンド/光と闇の伝説」解説
この解説記事には映画「レジェンド/光と闇の伝説」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レジェンド/光と闇の伝説のネタバレあらすじ:起
遥か昔、人間と精霊が共存している世界。世界を闇で覆いつくそうと企む闇の魔王(ティム・カリー)は、部下であるゴブリン(小鬼)のブリックス(アリス・プレイテン)に、額から1本の角が生えている伝説の生物“ユニコーン”を殺し、その角を持ち帰るよう命じました。
その頃、とある自然豊かな王国では、王女リリー(ミア・サラ)は自分を可愛がってくれる女性ネル(ティナ・マーティン)から、そろそろ王女らしい振る舞いをするよう言われていましたが、密かに森の若者ジャック(トム・クルーズ)と恋に落ちていました。
ある時、ジャックは「見せたいものがある」とリリーを森の奥に誘い、小川にいる2頭の美しいユニコーンを見せました。リリーはユニコーンのうち1頭に近付き、思わず角に触れてしまったその時、密かにリリーを尾行していた仲間のゴブリンのブランダー(キーラン・シャー)、ポックス(ピーター・オファレル)が毒を含んだ吹き矢を放ち、驚いたユニコーンたちは走り去っていきました。
ジャックは神聖なユニコーンに近付くことは魂を奪われる危険性があると、リリーの軽率な行動を諫めましたが、リリーは自らの指輪を外して崖の下の湖に放り投げ、拾ってきたら結婚しようと伝えました。ジャックは迷わず湖に飛び込み、必死に指輪を探しました。
レジェンド/光と闇の伝説のネタバレあらすじ:承
その時、突然空が曇り、王国には激しい吹雪が吹き荒れました。息が出来なくなったジャックは一旦指輪探しを中断して水面に上がろうとしましたが、なぜか水面は氷に閉ざされていました。時を同じくして、1頭のユニコーンに近付いたブリックスたちは、その角を切り落としていました。
何とか氷を突き破り、陸に上がったジャックは、リリーの行方を探しました。その頃、リリーはネルとその家族が凍死したことを知り、自らの行いで王国に冬が到来してしまったことを後悔し、ゴブリンたちからユニコーンの角を取り戻す決意をしました。
その頃、ジャックは森の中で妖精の少年ハニーソーン・ガンプ(ダーフィト・ベンネント)と出会っていました。ガンプはジャックがリリーにユニコーンを見せてしまったことを咎め、ジャックは悪意はなかったと釈明しました。ガンプは仲間の精霊ブラウン・トム(コーク・ハバート)やスクリューボール(ビリー・バーティ)らと共にジャックを仲間として迎え入れました。
ジャックらは森の中で角を切られたユニコーン1頭が死んでいるのを発見しました。もう1頭のユニコーンが生きていることから、辛うじて太陽が昇っている状況であり、ジャックたちはユニコーンの角を取り戻し、世界を元に戻す決意を固めました。
レジェンド/光と闇の伝説のネタバレあらすじ:転
ジャックはブラウン・トムらに生き残ったユニコーンを守るよう頼み、空を飛ぶ小さな妖精ウーナ(アナベル・ランヨン)の導きにより剣と鎧が隠されている場所に向かいました。
その頃、ブランダーは魔王に逆らって地下に落とされ、残りのユニコーンが生きていることを知った魔王はブリックスに始末を命じました。その様子を見ていたリリーはユニコーンを見張っているブラウン・トムの元に向かい、ブリックスたちがユニコーンを殺しに来ると警告しました。
その時、リリーらは現れたブリックスらに見つかってしまい、リリーとユニコーンは連れ去られてしまいました。
ジャックやガンプらはとある洞窟に迷い込みました。洞窟の奥には鉄格子があり、ブランダーが捕らえられていました。実はブランダーはスクリューボールの兄であり、覆面を被ってゴブリンに成りすましていたのです。そしてブランダーが捕らえられている場所は“地獄のキッチン”であり、ジャックはウーナに頼んで鉄格子の鍵を入手しました。
その頃、魔王は汚れのない魂の持ち主であるリリーを誘惑し、自らの妃にしようと目論んでいました。リリーは魔王の企みにより“魔王のドレス”を着せられて洗脳されそうになりましたが、魔王の妃になることは拒絶しました。
一方、魔王の城に潜入したジャックやガンプらは、魔王の弱点が太陽の光でありことを知りました。魔王はこれからユニコーンを生贄にして永遠に太陽の光を閉ざそうと目論んでいたのです。
レジェンド/光と闇の伝説の結末
ジャックやガンプらは太陽の光を反射する物としてキッチンで大きな皿などをかき集めました。スクリューボールは太陽光を集める役目を担うことになりました。
いよいよユニコーンを生贄に捧げる儀式が始まりましたが、リリーはユニコーンを斬るフリをして、鎖を断ち切ってユニコーンを逃がしました。ジャックはリリーを助けに向かい、ガンプはジャックらに襲い掛かる魔王に弓を放ちました。
そしてウーナの合図によりスクリューボールは大皿を使って太陽光を集め、反射した光を浴びた魔王は苦しみ出しました。ジャックはユニコーンの角を魔王に突き刺し、遂に魔王を倒すことに成功しました。
しかし、魔王の呪いをかけられていたリリーは倒れ込んだまま目を覚ましませんでした。リリーを目覚めさせるためにはあの指輪が必要であり、ジャックは再び湖に戻ると指輪を見つけ出しました。ジャックはリリーの指に指輪をはめてキスをし、呪いから解き放たれたリリーは目を覚ましました。ジャックとリリーは愛を確かめ合いました。
ユニコーンは復活を果たし、世界は冬が終わりを迎えて元通りの色鮮やかな景色に戻っていました。ガンプや精霊たち、そして2頭のユニコーンは、元の世界に戻るジャックとリリーをいつまでも見守っていました。
以上、映画「レジェンド/光と闇の伝説」のあらすじと結末でした。
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