愛して飲んで歌っての紹介:2014年フランス映画。第64回ベルリン国際映画祭でアルフレッド・バウアー賞を受賞したと同時に、アラン・レネ監督の遺作ともなった群像ドラマ。病で余命半年を宣告されたジョルジュという男性をめぐって、友人夫婦達がすったもんだを繰り広げる。ストーリーの核となるジョルジュは最後まで姿を見せず、ジョルジュの言動で混乱をきたす周囲の人間達に焦点を当てている。まるで舞台を思わせる室内、イラストのような風景など、実験的要素の満載な演出が強烈な印象を残す。
監督:アラン・レネ 出演者:サビーヌ・アゼマ(カトリーヌ)、イポリット・ジラルド(コリン)、カロリーヌ・シオル(タマラ)、ミシェル・ヴュイエルモーズ(ジャック)、サンドリーヌ・キベルラン(モニカ)、アンドレ・デュソリエ(シメオン)、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ(ティリー)ほか