Lift/リフトの紹介:2024年アメリカ映画。テロリストを使って株価を捜査して巨万の富を気づいたヨルゲンセンが、新たな計画をたてて、テロへの支払いを5億ドルの金塊で渡そうとしています。そのことを知ったインターポールはアビー捜査官に、かつての恋人だった大泥棒サイラスに金塊を盗むように依頼したのです。アビーも加わって旅客機に詰まれた金塊泥棒が始まります。ハイテク技術を使った泥棒たちの計画と実行を描いたアクション作品です。
監督:F・ゲイリー・グレイ 出演:ケヴィン・ハート(サイラス)、ググ・ンバータ=ロー(アビー)、ヴィンセント・ドノフリオ(デントン)、ウルスラ・コルベロ(カミラ)、ビリー・マグヌッセン(マグナス)、ジェイコブ・バタロン(N8)、ジャン・レノ(ヨルゲンセン)、サム・ワーシントン(ハクスリー)ほか
映画「Lift/リフト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Lift/リフト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「Lift/リフト」解説
この解説記事には映画「Lift/リフト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Lift/リフトのネタバレあらすじ:起
ベネチアで絵画のオークションが開かれています。この様子をモニターで監視するインターポールのアビーは、サイラスが入ってくるのを見つけます。サイラスは高価な絵画を盗んで転売する泥棒グループのボスです。リモートで同時開催されるロンドンも監視されていて、いよいよ本日の目玉のデジタル自画像の登場です。
製作者のN8は仮面をかぶった謎の人物です。アビーらの監視の元、N8の自画像は2000万ドルでサイラスが競り落としたのです。その時、サイラスの仲間たちの合図で火災報知機が鳴ります。サイラスはN8を安全な場所に連れて行き、カミラの運転するボートに買った自画像と一緒に乗せます。アビーらインターポールもボートに乗って追いかけますが、サイラスらは海中からゲートを出して逃げ切ります。
豪華な船にサイラスらが乗り込むとパーティーが始まります。ニュースでは「落札された絵画と共にN8が誘拐された」と報道しています。N8は「僕は誘拐されたのか?」と聞きます。サイラスは「誘拐じゃない、借りただけだ。ピカソもゴッホもモナリザも盗難にあうと価値が上がる。君もそうだ。だから盗んだゴッホの絵を売って君の作品を買って君を借りたんだ。インターポールとマスコミに感謝だ。君の価値は8900万に上がっている」と言って祝杯をあげます。
そのころサイラスを取り逃がしたインターポールでは、入札会場の監視カメラ映像から、脚の悪い老人に変装していたデントンを見つけて取り調べを行っています。デントンはしらを切りつづけ釈放されます。そんな時、インターポールの警視ハクスリーがアビーを呼び出しました。
Lift/リフトのネタバレあらすじ:承
ハクスリーはテロリストを利用して巨万の富を築いているヨルゲンセンの話をし始めます。「ヨルゲンセンはテロリストに資金援助をして、数々のテロを起こさせて株価を操作してぼろもうけをしている。今回、水を自由に操るテロ組織・リバイアサンを使って洪水や干ばつを起こして関連企業の株価を操作しようとしている。リバイアサン側は謝礼5億ドルを金塊でもらうことになっている。その金塊がヒュースローからスイスへ旅客機で送られようとしている。その金塊はヨルゲンセンのものだから犯罪ではない。君の友人のサイラスに金塊を盗ませてくれ」と言ったのです。実はアビーとサイラスは身分を明かしていない時に恋人同士だったのです。
アビーは意を決してサイラスに会いに行きます。金塊の話をするとサイラスは「ヨルゲンセンは非情な殺し屋だ。やらない!」と答えます。するとアビーは「もみ消していたゴッホの事件でデントンと一緒に逮捕するわよ」と脅します。
サイラスはアビーをメンバーに紹介し話をします。集まったのはカミラ、ミスン、マグナス、ルーク、デントンの5人です。唯一反対したのはカミラでしたが、サイラスは「アビーがメンバーに入ってくれるならやる」と言います。一緒に話を聞いていたハクスリーが了解し、アビーが加わることで金塊盗みの計画が始まりました。
サイラスが練り上げた作戦は、飛行中の旅客機にレーダーに映らないステルス加工した小型ジェットを真下に接近させ、旅客機の通信信号を変え小型ジェット機から旅客機の通信信号と同じドローンを飛ばせた後、旅客機をアルプスに着陸させて金塊を奪うという高度なものでした。
Lift/リフトのネタバレあらすじ:転
アビーとサイラスは通信のプロで情報屋のハリーに会い、100万ドルで管制塔のハッキングをさせることにします。小型ジェットはメンバーのルークの改造機を使い、表面にステルス版を貼りつけます。そのころヨルゲンセンは子分で信頼していたディークが裏切ったことを知り、同じ子分のコーマックに殺させます。リバイアサンはマドリッドで洪水を起こしてニュースにして、ヨルゲンセンに実力を見せます。
ディークの死を知ったハクスリーは、アビーに「ディークが殺された。金塊の出発が10日後に早まった」と伝えます。それを聞いたサイラスは「10日じゃできない」と難色をしめします。するとアビーは「それなら逮捕する」と言うと、サイラスはメンバー全員に相談します。メンバーは全員が「やる」と言います。
ヒュースロー空港にアビー、サイラス、バクスリー、デントンが到着して旅客機に乗り込みます。カミラは小型ジェットに乗り込んで離陸します。機内にはヨルゲンセンの子分5人が乗っています。その時、ルークから「おれは降りる、やらない」と言って飛行機に乗りませんでした。
ルークの担当の通信信号機の取り付けをアビーがやることになります。カミラの操縦する小型ジェット機が旅客機の真下に付きます。通信信号を切り替えるとカミラは旅客機の通信信号の付いたドローンを飛ばし、ルークが金庫を破ります。ハリーは管制塔から旅客機に、天候悪化を理由にアルプス山脈の空港への着陸を命じます。機長が緊急着陸の放送をします。
このことでヨルゲンセンの5人のメンバー達は拳銃を組み立てて、乗務員を捕まえると「機長にスイスへ行けと言え」と脅します。予想外の展開にアビーとサイラスがメンバーに飛び掛かりますが、最終的にコーマンらにアビー、サイラス、マグナスは捕まってしまいます。
アルプスの空港に着陸すると、何も知らないカミラの小型ジェットが着陸します。コーマックは金塊を小型ジェットに乗せ、アビーとサイラスを連れてヨルゲンセンの待つスイスに向かいます。
Lift/リフトの結末
ヨルゲンセンの別荘ではリバイアサンの女性リーダーが「金塊がないなら取引をやめる」と迫っています。カミラはコーマックらを何とかしようとジェット機をジグザグ飛行させます。このことで表面のステルス版が剥がれてレーダーに感知されます。盗難計画がバレると思ったハクスリーはNATO軍を出動させ「撃墜しろ」と命令します。ジェット機にNATOの戦闘機が近づきます。戦闘機から警告が発せられると、サイラスはルークが機体に文字が映し出せることを思い出し、リモコンで「民間人が人質になっている」と表示します。
NATO戦闘機が離れていくと、カミラはヨルゲンセンの別荘にある滑走路を見つけて急降下します。途中でサイラスがコーマックを外に放り出します。カミラは滑走路に降りず、ヨルゲンセンの別荘の通路をめがけて着陸します。別荘の庭で止まると、金塊がばら撒けます。それを見たリバイアサンのリーダーは「取引はしないわ」と言います。モニターで見ていたデントンはミスンに連絡します。
ヨルゲンセンはリバイアサンのリーダーを射殺したのです。そこへ地元警察が多数でやって来ます。ヨルゲンセンは「不法侵入者たちだ。それを殺して何が悪い」と言います。するとミスンの遠隔操作で、ジャット機の機体にヨルゲンセンとリバイアサンのリーダーの会話と射殺シーンが映し出されます。インターポールのステファノとハクスリーがやって来ます。アビーが「NATOからハクスリーが助けてくれたの?」と聞くとステファノは「ハクスリーがNATOを呼んだんだ」と答えます。アビーはハクスリーを殴って「辞めてやる」と言ってサイラスの元へ行きます。
アビーはカミラの運転するボートで、仲間たちの元へ走ります。陸に上がり車に乗り込むと、サイラスはアビーに告白し「一緒にやろう」と言います。小高い丘の上にはメンバー達が集まっています。アビーにリモコンを渡してボタンを押させます。すると湖に金塊が浮かび上がったのです。
実は旅客機には金メッキの金塊そっくりの鉄が積まれていて、バクスリーによって本物とすり替えられていたのです。空から落とした金塊をリモコンで湖まで運んだのはルークでした。サイラスは初めから金塊を盗む計画だったのです。メンバーになったアビーを交えて、皆で大喜びしました。
以上、映画「Lift/リフト」のあらすじと結末でした。
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