映画「リロ＆スティッチ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リロ＆スティッチの紹介：2002年アメリカ映画。違法な遺伝子実験により生み出されたエイリアンが人間の女の子と出会ったことで、自分の家族や居場所を探す物語。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによるアニメーション作品で、予想以上のヒット作となり、その後続編やテレビシリーズが多数製作され、スティッチはディズニーのキャラクターの中でも上位に入る人気を獲得した。
監督：クリス・サンダース、ディーン・デュボア 声優：クリス・サンダース/山寺宏一(スティッチ・試作品626号)、デイヴィ・チェイス/山下夏生(リロ・ペレカイ)、ティア・カレル/田畑智子(ナニ・ペレカイ)、デイヴィッド・オグデン・ステアーズ/飯塚昭三(ジャンバ・ジュキーバ博士)、ケビン・マイケル・リチャードソン/石塚運昇(ガントゥ大尉) ほか
この解説記事には映画「リロ＆スティッチ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
銀河連邦本部では、ジャンバ・ジュキーバ博士(デイヴィッド・オグデン・ステアーズ/飯塚昭三)による違法の遺伝子実験の裁判が行われています。その実験によって生まれた試作品626号(クリス・サンダース/山寺宏一)は、自分の体の3000倍の重さのものを動かすことができ、破壊することだけが唯一の本能という危険な生物でした。議長はガントゥ大尉(ケビン・マイケル・リチャードソン/石塚運昇)に追放するよう命じますが、626号は脱走してしまいます。626号の乗る宇宙艇は地球に墜落し、議長はプリークリー諜報員にジャンバと共に626号を捕まえるよう命じます。カウアイ島に住む女の子のリロ・ペレカイ(デイヴィ・チェイス/山下夏生)は友人から変人扱いされ、いつも一人ぼっちでした。姉のナニ・ペレカイ(ティア・カレル/田畑智子)はそんな妹に手を焼いており、福祉局員のバブルスからリロを引き取ることを検討されてしまいます。常に喧嘩が絶えない姉妹でしたが、父や母を失った2人は強い絆で結ばれているのでした。
友だちを欲しがるリロを見て、ナニは犬の施設に連れて行きますが、リロは偶然そこにいた626号を選び、彼にスティッチと名付けます。地球に辿り着いたジャンバとプリークリーはスティッチを執拗に追いかけます。ある日、リロはスティッチを連れてナニの働くレストランへ行き、ナニのボーイフレンドであるデイヴィッドに出会います。しかし、ジャンバたちから逃れようとして事件を起こしてしまったスティッチのせいで、ナニは仕事をクビになってしまいます。破壊プログラムに支配されているスティッチはカウアイ島に壊すものがもうないので、リロの部屋で本を漁っていると、「みにくいあひるの子」の絵本を見つけるのでした。
次の日から、ナニは仕事探し、そしてリロはスティッチの調教を試みますが、全く上手くいきません。落ち込む2人を見たデイヴィッドはサーフィンに誘い、3人は楽しいひと時を過ごします。その様子を見たスティッチは、苦手な水のある海に自ら進んで入ろうとし、リロ、ナニとサーフィンをして楽しみます。しかし、ジャンバによって溺れてしまったスティッチは、抵抗しようとしてリロを海中に引きずり込んでしまいます。デイヴィッドによって3人は何とか助かりますが、それを見ていたバブルスはリロを引き取ることを決意します。リロとナニを傷つけてしまったことを後悔するスティッチは、「みにくいあひるの子」の絵本を持って家を出ていくのでした。スティッチもまた、一人ぼっちで寂しい思いをしていたのです。議長は、なかなかスティッチを捕らえられないジャンバとプリークリーに愛想を尽かし、ガントゥを地球に送り込みます。
2人が離れる朝、デイヴィッドがナニに新たな仕事を見つけたと家にやって来ます。デイヴィッドとナニは家を出ますが、その間にスティッチはジャンバに襲われて、家をめちゃくちゃにしてしまいます。遂にスティッチはリロと共にガントゥに捕まりますが、スティッチは何とか逃げ出します。しかし、リロはまだ捕まったままです。その後ジャンバとプリークリーに捕らえられたスティッチは、2人を説得し、ナニと合流してリロを助けに向かいます。その後、地球にやって来た議長はガントゥをクビにしてスティッチを連れて行こうとしますが、スティッチは最後にリロとナニに別れを告げます。そのスティッチの言動に心動かされた議長は、スティッチに地球で一生涯を送るよう言い渡し、後見人としてリロとナニを保護下に置くことを決めます。そしてスティッチは、リロとナニ、ジャンバ、プリークリー、デイヴィッド、バブルスと共に、幸せに暮らすのでした。
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