マザー・テレサの紹介:2003年イタリア,イギリス映画。慈愛の人マザー・テレサ。神への愛に支えられ、様々な困難や偏見を乗り越えながら、弱者救済の為に突き進む彼女と仲間達の道のりを綴った真実の物語です。
監督:ファブリツィオ・コスタ 出演:オリヴィア・ハッセー(マザー・テレサ)、ミヒャエル・メンドル(エクセム神父)、エミリー・ハミルトン(アンナ)、セバスチャーノ・ソマ(セラーノ神父)、ラウラ・モランテ(マザー・ドゥ・スナークル)、イングリッド・ルビオ(ヴァージニア/シスター・アグネス)、ほか
映画「マザー・テレサ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マザー・テレサ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マザー・テレサ」解説
この解説記事には映画「マザー・テレサ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マザーテレサのネタバレあらすじ:起
1946年、インドのカルカッタでは、ヒンズー教徒とイスラム教徒の対立が激化し、マザー・テレサの修道院にも負傷者が運び込まれます。院長の指示に背いて、ヒンズー教徒に治療を施したマザー・テレサは、ダージリンへの異動を命じられました。貧しい人達で溢れかえる駅の構内で、マザー・テレサは“私は渇く”という言葉の中に神の啓示を見いだします。許可なくカルカッタに戻った彼女は、院外活動の許可を申し出ます。貧しい人達との暮らしの中にこそ、自分の求める道があるのだと。しかし、修道会からはなかなか許可がおりません。そんな中、力を貸してくれたのはエクセム神父でした。彼は、マザー・テレサの正しい心と、目的を実現できる意思の強さをよく知っている人物でした。
マザーテレサのネタバレあらすじ:承
よき理解者のおかげで修道会を退会することなく、院外で貧しい人々の中に立ち混じっての活動が許可されますが、それは過酷なものでした。同じインド人の中にも偏見ははびこり、孤児や身寄りのない病人や老人を受け入れる施設を立ち上げる度に、近隣住民の反対にあいます。マザー・テレサは、小細工なしの真心でぶつかり、神の言葉で理解を得ていきす。こうして皆の尊敬を集め、彼女に賛同する人びとが集まり始めます。また、マスコミに取り上げられたことにより、多額の寄付も集まり、新たな目標として、“平和の村”の設立を目指します。
マザーテレサのネタバレあらすじ:転
影響力を持ち始めたマザー・テレサに、バチカンからお目付け役としてセラーノ神父が派遣されます。最初は、マザー・テレサがあまりにも多忙な為、面会もかなわず、不信感を抱きますが、彼女の信念に触れ、セラーノ神父もやはりマザー・テレサのよき協力者となり、“平和の村”建設に力を注ぐのでした。バチカンからのお墨付きをもらい、ほっとしたのも束の間、マザー・テレサは病に倒れます。狭心症の手術が行われ、皆が彼女の無事を祈ります。エクセム神父は、自分の命と引き換えにマザー・テレサを生かしてもらうよう、神に祈り続けます。願いは叶い、マザー・テレサは、危機を乗り越え退院します。その日、エクセム神父は静かに息を引き取ります。
マザーテレサの結末
月日は流れ、ノーベル平和賞を受賞してもマザー・テレサの活動は一貫して変わらず、大きくなりすぎた協会組織やスタッフの贅沢に対して苦言を呈すなど、相変わらず彼女の心は弱者とともにあり続けるのでした。1997年、マザー・テレサは神に召されましたが、彼女は今も皆の心の中に生き続け、その教えは現在にも確かに受け継がれているのでした。
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