マニカルニカ ジャーンシーの女王の紹介:2019年インド映画。「バーフバリ」シリーズで世界的に名を馳せたヴィジャエーンドラ・プラサードが脚本を務める歴史大作。19世紀中盤に起きた「セポイの反乱」で指導的役割を果たし、「インドのジャンヌ・ダルク」の異名を持つラクシュミー・バーイーの生涯について描く。
監督:カンガナー・ラーナーウト 出演者:カンガナー・ラーナーウト(ラクシュミー・バーイー(マニカルニカ)、モハメッド・ジーシャン・アイユーブ(サダーシヴ・ラーオ)、アトゥル・クルカルニー(タンティヤ・トーペー)、ジーシュ・セーングプタ(ガンガーダル・ラーオ)、リチャード・キープ(ヒュー・ローズ卿)、スレーシュ・オベロイ(宰相バージーラーオ2世)、クルブーシャン・カルバンダー(ディクシト)、ダニー・デンゾンパ(ガウス・カーン)、エドワード・ソネンブリック(ゴードン少将)、ダニエル・オカーン(ニコラス少将)ほか
映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マニカルニカ ジャーンシーの女王の予告編 動画
映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」解説
この解説記事には映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マニカルニカ ジャーンシーの女王のネタバレあらすじ:起
ベナレスのガーツ山脈で生まれたマニカルニカ。彼女は虎狩りをしているところを大臣のディクシトに見いだされ、マラータ王との結婚を提案される。
結婚式には国中から多くの人々が集まった。その中には、王族のサダーシヴがいた。彼は侵略を目論むイギリス将校たちと結託し、王の新生児を毒殺する。そして王もまた同じ計略によって日に日に弱っていく。
二人は王位を存続させるために養子を取ることに決めるが、選ばれたのは民間人の子どもだった。自らの息子が目論み通り養子にならなかったことに憤慨したサダーシヴは反乱を企てる。
しかし、その反乱は失敗に終わる。あくまでマニカルニカに屈することを拒んだサダーシヴは、王国を追放されることになる。
マニカルニカ ジャーンシーの女王のネタバレあらすじ:承
衰弱した王が亡くなると、イギリスはその隙きを突いて王国を併合しようと画策をし始めた。しかし、マニカルニカは密かに先王との約束を果たすため、王位の継承を試みていた。
イギリスが王宮を明け渡すよう迫った時、彼女は村人の大規模なパレードに迎えられて出ていく。それを見た英国軍は、侮辱されたと感じ激怒した。
一方、19世紀中盤に起こったセポイの反乱は、すでに王国にまで迫っていた。サングラム・シン率いる革命軍は王国で略奪の限りを尽くそうとするが、マニカルニカによって阻止される。
東インド会社はヒュー・ローズ将軍を派遣し、マニカルニカを王座から引きずり落とそうとする。それに備え、マニカルニカは軍を組織し、訓練していた。
マニカルニカ ジャーンシーの女王のネタバレあらすじ:転
サダーシヴは反乱軍を装って、イギリスの一般市民を虐殺し、その責任をマニカルニカに押し付けようとする。ヒュー・ローズはその計略に嵌り、マニカルニカと同じ名前の無実の少女を処刑するほどに、憎悪をたぎらせていた。
王国が包囲されると、マニカルニカは軍隊を率いて、寺院に陣取るイギリス軍を果敢に砲撃した。しかし、サダーシヴがイギリス軍に砦の弱点を漏洩したことで、彼女は拠点を失ってしまうことになる。
マニカルニカと瓜二つの妊婦ジャルカリ・バーイは、自ら進んで囮となることで女王を逃す。ジャルカリは大量の火薬を使って自爆することで、英軍に大打撃を与えた。
マニカルニカ ジャーンシーの女王の結末
すべてを失ったマニカルニカは、逃亡先の藩王国で友軍を募り、さらなる反撃を開始する。局地的な勝利によって地元の軍勢を味方につけたマニカルニカは、ついにイギリス軍に大抗戦を挑む。
しかし、その試みは脆くも破れ、マニカルニカ自身も狙撃によって致命傷を負ってしまう。イギリス軍による辱めを厭った彼女は、自ら焼身自殺を選ぶのだった。
その後間もなくして、反乱はイギリスによって鎮圧される。サダーシヴもまた処刑され、インドはイギリスの手に落ちることになった。マニカルニカの偉業はイギリス人作家によって称賛され、広く知られることとなる。
以上、映画「マニカルニカ ジャーンシーの女王」のあらすじと結末でした。
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