探偵マーロウの紹介:2022年アイルランド, スペイン, フランス映画。過去にハンフリー・ボガートやロバート・ミッチャムという名優たちが演じた探偵マーロウをアクション俳優として名を馳せたリーアム・ニーソンが演じます。彼にとって45周年の記念すべき出演100本目となりました。
監督:ニール・ジョーダン 出演:リーアム・ニーソン(フィリップ・マーロウ)、ダイアン・クルーガー(クレア・キャヴェンディッシュ)、ジェシカ・ラング(ドロシー・クインキャノン)、アドウェール・アキノエ=アグバエ(セドリック)、イアン・ハート(ジョー・グリーン)、コルム・ミーニイ(バーニー・オールズ)、ダニエラ・メルキオール(リン・ピーターソン)、フランソワ・アルノー(ニコ・ピーターソン)、ダニー・ヒューストン(フロイド・ハドソン)、アラン・カミング(ルー・ヘンドリックス)、ショーナ・カースレイク、ほか
映画「探偵マーロウ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「探偵マーロウ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「探偵マーロウ」解説
この解説記事には映画「探偵マーロウ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
探偵マーロウのネタバレあらすじ:起
探偵フィリップ・マーロウ(リーアム・ニーソン)の所に、クレア・キャヴェンディッシュ(ダイアン・クルーガー)と名乗るいかにもセレブな美女が依頼にやってきました。突然消えた愛人を探して欲しいという依頼で、マーロウは消えたのは彼女の目の前からなのか、この世から消えたのかを尋ねると、彼女は分からないと答えます。
マーロウはキャヴェンディッシュの愛人であるニコ・ピーターソン(フランソワ・アルノー)の失踪を追う依頼を受けることにしました。早速ニコの情報を聞き出すマーロウ。すると、ニコはすでに交通事故で亡くなっていることを知ります。
ニコが亡くなったことを知らせに、マーロウはクレアの元に向かいます。ハリウッド女優ドロシー・クインキャノン(ジェシカ・ラング)の自宅に向かい、そこで暮らすクレアに、ニコが亡くなった事実を伝えますが、クレアはニコは生きていてメキシコのティファナで見かけたのだと言い切ります。マーロウはクレアに、ニコとの過去の詳細を話すよう告げました。
セレブが集まるクラブで出会った二人はやがて惹かれ合うようになりました。撮影所の小道具部屋で密会を続けていた二人でしたが、ある日、ニコが約束の時間に現れなくなったのです。ニコの自宅にも向かいましたが、人のいる気配はなかったといいます。
探偵マーロウのネタバレあらすじ:承
マーロウは何かの手がかりを探しに、ニコの自宅へと向かいました。ひと気のないこの場所に少し前、二人のメキシコ人がニコの行方を探しに来たと、隣人の話で分かりました。さらに、ニコが事故に遭ったのはクレアと出会ったハリウッド関係者がよく集まるコルバタクラブで、このクラブの前の路上でニコは頭半分を轢き潰されたのだそうです。
次にコルバタクラブに向かったマーロウ。支配人のフロイドに話を聞きました。彼によると、死んだのはニコで間違いないそうです。コルバタクラブを去ろうとしたマーロウに、一人の女性が声をかけます。それはニコの妹のリン(ダニエラ・メルキオール)でした。
リンに指定された場所に向かい指定の場所に着くと、そこにはフロイドが手を回したであろう用心棒が待ち受けていて、マーロウに襲いかかります。どうにか用心棒から逃れたマーロウでしたが、このことで、コルバタクラブに対する疑念が深まりました。
さらに手がかりを集めたマーロウが、再びニコの自宅に戻るとリンがいることを知り、リンに話を聞こうとしますが、リンを追ってきた男たちに襲撃され、マーロウは意識を失ってしまいます。
探偵マーロウのネタバレあらすじ:転
意識を取り戻したマーロウの前に、セドリック(アドウェール・アキノエ=アグバエ)という男が立っていました。セドリックは、会わせたい男がいるとマーロウを連れていきます。その男とは実業家のルー・ヘンドリックス(アラン・カミング)でした。ルーも同様にニコを探しているようで、見つけると1000ドル払うといいます。
マーロウはルーの依頼を断りました。ルーは何故ニコを探しているのか理由は話しませんでしたが、運転手であるセドリックから送ってもらう帰りに、ルーの財源にニコが関わっていると聞きました。
マーロウの事務所をクレアの母であるドロシーが訪ねました。ドロシーは恋人のジョセフとクレアとの関係を調べるようマーロウに依頼したのです。マーロウはニコの事故死は偽装殺人だと断定し、誘拐されたリンを救うため、友人のバーニー刑事(コルム・ミーニイ)に捜査を依頼しました。
そしてマーロウはクレアを追い、クレアがジョセフと接触している現場を掴みます。クレアがニコを探す理由、ドロシーとの軋轢、ジョセフとの関係、ニコを追う他の者たち、マーロウはこれらは無関係ではなく繋がっていて深い闇があると感じました。
バーニーから連絡が入り、リンが殺されたという事実を知ります。警察もいよいよ動き出そうとする中、マーロウはコルバタクラブへ侵入し、フロイドを問い詰めようとしました。その際、フロイドはやたらと飲み物を勧めてくるので怪しく感じたマーロウは飲み物を飲まずに薬が効いた振りをしました。
探偵マーロウの結末
ふらついたように見せかけたマーロウが店の奥に行くと、そこにはセドリックとルーが捕らえられていました。マーロウはセドリックを助け、拷問されていたルーを助けようとしますが、アフリカ系アメリカ人であるセドリックに差別的な言葉を吐いたルーに逆上したセドリックが、ルーを撃ち殺します。
フロイドは逃亡しましたが、マーロウはコルバタクラブで麻薬が取引されていて、ニコも絡んでいたことを暴くとバーニーに後を任せます。
命の恩人であるマーロウのために、セドリックは運転手をやりたいと志願します。ある日、行方不明だったニコが突然マーロウの前に現れました。小道具部屋で待つとクレアに伝言を告げニコは去っていきました。
クレアが小道具部屋に行くと、ニコはコルバタクラブで横行していた麻薬取引のリストを手に入れたと歓喜しています。ニコの目的はリストをネタに、映画業界を牛耳ることでした。ニコはクレアに大儲けしようと持ちかけます。しかし、このままではドロシーや英国大使であるジョセフにも影響すると考えたクレアは、この場でニコを撃ち殺し、小道具部屋もリストと共に焼き払いました。
その後、クレアは映画業界のエージェント会社の社長に就任します。何もかもが彼女の思惑通りでした。マーロウはクレアから映画業界で働かないかとスカウトされますが、断ります。マーロウは代わりに優秀な者がいると、セドリックを紹介すると話すと、セドリックは自分は口が固く余計なことは言わないからと笑います。
以上、映画「探偵マーロウ」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する