透明人間の紹介:1992年アメリカ映画。核融合の事故に巻き込まれて透明人間となってしまった男と、彼を利用しようとする情報組織との攻防を描いたSF映画。「遊星からの物体X」「ゴーストハンターズ」のジョン・カーペンター監督作品です。
監督:ジョン・カーペンター 出演者:チェビー・チェイス(ニック・ハロウェイ)、ダリル・ハンナ(アリス・モンロー)、サム・ニール(デヴィッド・ジェンキンス)、マイケル・マッキーン(ジョージ・タルボット)、スティーヴン・トボロウスキー(ウォーレン・シングルトン)、ジム・ノートン(バーナード・ワックス博士)、ほか
映画「透明人間(1992年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「透明人間(1992年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
透明人間の予告編 動画
映画「透明人間(1992年)」解説
この解説記事には映画「透明人間(1992年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
透明人間のネタバレあらすじ:起
ある三月の火曜日のこと。ニック・ハロウェイは馴染みの社交クラブで、若い美女アリスと出会い、金曜日にデートをする約束をしました。翌朝、ニックは二日酔いを抱えながら核融合の研究をするマグナスコーピクス社のシンポジウムに参加します。しかし猛烈な睡魔が襲ってきて座っていられなくなり、会場の外にある重役室でしばし仮眠を取り始めます。
その頃、施設のスタッフが機器にコーヒーをこぼした影響により、コンピューターが誤作動しはじめ、建物は核爆発を起こします。建物に一人取り残され、大量の放射能を浴びたニックは、目覚めた時には透明人間になっていました。
透明人間のネタバレあらすじ:承
救助に現れた男ジェンキンスから精密検査を受けるよう迫られたニックは、実験台にされることを恐れ、研究所から逃走します。ジェンキンスは情報組織の男で、透明工作員としてニックを利用しようと企んでいました。
自宅に戻ったニックでしたが、すぐさまジェンキンスらの追っ手が迫ってきます。ニックはなんとか部屋を抜け出し、ひとまずアカデミー倶楽部に身を隠しました。
翌日、ニックは元の身体を取り戻そうと、コーピクス社の研究者ワックス博士を訪ねます。しかし原因の究明には時間がかかり、すぐには元には戻せないと告げられてしまいます。
ニックはアリスとのデートの約束をすっぽかしました。
透明人間のネタバレあらすじ:転
ニックは街を出て、友人ジョージの別荘に身を隠します。数日後、ジョージがアリスら友人達を連れてバカンスへとやってきました。友人達は姿を眩ましたニックが自殺をしたのではないかと噂をしはじめ、なかでもリチャードはニックをナルシストだとこき下ろし、バカにします。
その夜、酔ったリチャードがアリスを押し倒そうとしましたが、ニックが身体を張って守りました。翌日、ニックはアリスに電話をかけ、近くのコテージへと彼女を呼び出します。そして透明人間になってしまったことを告白すると、驚いたアリスは卒倒してしまいました。
事情を知ったアリスは別荘に残り、ニックの手助けをすることになりました。二人は恋に落ちます。
透明人間の結末
アメリカを離れることが最善だと考えた二人は、サンディエゴ行きの列車へ乗り込みますが、そこにはジェンキンスらが待ち構えており、アリスは拉致されてしまいました。ニックはジェンキンスに、自分の身柄と引き換えにアリスを解放するよう要求します。条件を飲んだジェンキンスはニックを拘束した上で、アリスを解放しますが、拘束されたのはニックの扮装をしたジョージでした。
ジェンキンスを欺き、逃亡に成功したニックでしたが、周囲には包囲網が張り巡らされていました。さらに粉を被った身体が露わになり、ビルの屋上に追い込まれてしまいます。ニックは透明人間であるという利点を生かして襲い掛かってくるジェンキンスをかわし、バランスを欠いたジェンキンスは転落死しました。
ニックとアリスは雪深い山荘で暮らし始めます。ニックの身体は依然として透明なままですが、アリスのお腹にはニックの子供が宿っているのでした。
以上、映画「透明人間」のあらすじと結末でした。
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