南へ走れ、海の道を!の紹介:1986年日本映画。九州から沖縄に移り住んだ哲は、友人達がヤクザとトラブルになり暴行を受けたことから、謝りに行って逆に射殺されました。1年後、戦場カメラマンで哲の兄の亮が、弟の復讐のため、沖縄にやってきました。そして弟と一緒に暮らしていた礼子に会い、復讐を始めました・・というリベンジアクション作品です。
監督:和泉聖治 出演者:岩城滉一(富島亮)、安田成美(石山礼子)、峰岸徹(石垣銀次)、スティーブ・ビラ(マックス)、柳葉敏郎(富島哲)、米山善吉(輝)、小沢仁志(安)、麻生肇(敏)、長門裕之(久米刑事)、室田日出男(桐生一行)、萩原健一(権藤竜二)ほか
映画「南へ走れ、海の道を!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「南へ走れ、海の道を!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「南へ走れ、海の道を!」解説
この解説記事には映画「南へ走れ、海の道を!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
南へ走れ、海の道を!のネタバレあらすじ:起
ボクシングの新人王になった哲は、礼子と二人で九州から沖縄に来ていました。哲と一緒に氷店で働く安、輝、敏は本土に憧れていました。哲の部屋で飲んでいた安らは、帰り道、なにわナンバーのベンツが止まっているのを見つけ、車にキズを付け始めました。
それは琉球連合の車で、安と敏は組員たちに暴行を受けました。一人逃げ出した輝は、哲の元へ走り、哲と二人で現場に戻りました。すでにいなくなっていたため、二人は謝ろうと言って事務所に向かいました。しかし二人は暴行を受け、別の部屋へ放り込まれました。
そこには瀕死の安と敏がいました。哲はベンツで病院へ連れて行ってくれと暴れ出しました。そして自前のボクシングで組員たちを殴り倒し、会長の桐生に迫りました。桐生は始末しろと言い、哲は射殺されました。
1年後、戦場カメラマンをやっている哲の兄の亮がフィリピンから沖縄にやって来ました。手配してくれたのは親友のマックスでした。哲の死亡記事を読み、マックスの用意した家に移りました。
南へ走れ、海の道を!のネタバレあらすじ:承
礼子は米軍相手のバーで働いていました。安と敏は死んで、生き残って琉球連合に入った輝がいつも近寄っていました。礼子を探すため動き出した亮は、ハルコという女から聞いた場所で礼子に会いました。哲の遺骨を抱きしめ、礼子に遺骨は持っていてくれと渡しました。
礼子は輝を呼び出し、亮に会わせました。船の上で亮が脅すと、哲を琉球連合が殺したことをすべて話しました。亮はマックスから銃をもらい、桐生の乗る車を襲撃しました。3人射殺し、桐生は防弾チョッキを着ていたため軽いけがで生き延びました。亮が桐生を襲った事で怖くなった輝は、沖縄から逃げ出そうとしましたが、見つかってリンチされ殺されました。
久米刑事は桐生に、哲殺しと今回の事件の関係性を聞いていました。桐生は言葉を濁し、久米の帰った後、オレを狙った男と礼子を殺せと命じました。そのころ、沖縄に広島の九竜会が進出し、暴れ始めていました。やがて発砲事件を機に、抗争事件に発展しました。
南へ走れ、海の道を!のネタバレあらすじ:転
亮は礼子の部屋に行き、遺骨を持って九州に帰れと言いました。礼子は断り、ここにいると言った時、琉球連合の組員たちが銃撃してきました。礼子は足を撃たれ、奇襲にあった亮は銃口を向けられました。この時、礼子は、銃を持ち組員を射殺しました。反撃に転じた亮は組員たちを射殺し、逃げ帰りました。
マックスを呼び、獣医に見せてしばらく静養しました。この時、礼子はマックスから銃をもらい、射撃の練習をしていました。しかしマックスの車を尾行され、3人は襲撃されました。マックスが撃たれ、亮と礼子は走って逃げました。
農場の車を盗み、海岸線に出ました。そこで礼子は亮に抱き着きました。亮は一緒にクルーザーでフィリピンに行こうと言いました。クルーザーを手配した友人が迎えにきました。礼子を先に行かせて、亮は最後の復讐の為、琉球連合の事務所前のアパートの一室に籠り、見張りはじめました。
南へ走れ、海の道を!の結末
九竜会の権藤が桐生に会いに来ました。権藤は手打ちの為に来ましたが、向かいの窓に光るものを見つけ、帰り際にアパートを訪ねました。そして亮に復讐が済んだら、広島の九竜会の権藤を訪ねて来いと言って立ち去りました。
亮は一人で事務所に乗り込みました。数発の銃弾を食らうも桐生を追い込みました。頭に銃を突きつけた時、桐生が二人の孫と映る写真を見つけ、トドメは刺さず帰りました。
亮の乗ったバイクは岸壁に着きました。クルーザーから礼子が出てきました。そこへ琉球連合の追っ手がやって来て、亮は射殺されました。倒れた亮を礼子はいつまでも抱きしめました。
琉球連合の事務所では警察が集結し、組員を逮捕していました。桐生は久米刑事に連れられ外に出てきました。目の前に礼子がいました。礼子は銃を構え、桐生を射殺するのでした。
以上、映画「南へ走れ、海の道を!」のあらすじと結末でした。
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