ブラック・ファイル 野心の代償の紹介:2015年アメリカ映画。莫大な利益の裏側で薬害問題に揺れる巨大製薬会社の不正を暴こうとする野心家の若手弁護士が、次々と周囲の人々の様々な思惑に飲み込まれていく姿を描いたサスペンスです。
監督:シンタロウ・シモサワ 出演者:ジョシュ・デュアメル(ベン・ケイヒル)、アリス・イヴ(シャーロット・ケイヒル)、イ・ビョンホン(謎の男)、アル・パチーノ(チャールズ・エイブラムス)、アンソニー・ホプキンス(アーサー・デニング)ほか
映画「ブラック・ファイル 野心の代償」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブラック・ファイル 野心の代償」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブラックファイル 野心の代償の予告編 動画
映画「ブラック・ファイル 野心の代償」解説
この解説記事には映画「ブラック・ファイル 野心の代償」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブラックファイル 野心の代償のネタバレあらすじ:起
アーサー・デニング会長(アンソニー・ホプキンス)率いる全米有数の巨大製薬会社「ピアソン製薬」は巨額の利益を得る一方、薬害問題で多数の死者を出していました。しかし、マスコミから追及されるものの決定的な証拠はなく、立件されることはありませんでした。そんなある日、アーサーの愛人エミリー(マリン・アッカーマン)が何者かに誘拐され、アーサーの元に250万ドルの身代金を要求する電話がありました。アーサーは取引場所に指定されたオクタヴィア美術館へ向かいました…。
ブラックファイル 野心の代償のネタバレあらすじ:承
エミリー誘拐事件の1週間前。ニューオーリンズの一流法律事務所に所属する若手弁護士のベン・ケイヒル(ジョシュ・デュアメル)は妻で医師のシャーロット(アリス・イヴ)と二人暮らしでしたが、夫婦仲は冷え切っていました。ある日、ベンは元恋人のエミリーから連絡を受けて10年ぶりに再会、その際にエミリーとアーサーの関係、そしてエミリーがピアソン製薬絡みの不正の決定的な証拠が収められたUSBメモリを持っていることを知ります。その際、ベンはエミリーから誘惑されますが振り切り、USBメモリ事務所上司のチャールズ・エイブラハム(アル・パチーノ)に提出、ピアソン製薬を相手取り訴訟を起こす準備に取り掛かります。世間が注目する案件ということで、ベンは出世欲に燃えていました。しかしその直後から、ベンは謎の男(イ・ビョンホン)に脅されたり、シャーロットの前にエミリーが現れたりと、ベンの周囲で次々と不可解な出来事が発生していきました。
ブラックファイル 野心の代償のネタバレあらすじ:転
映画冒頭のエミリーの誘拐事件は実はエミリーが仕掛けた自作自演でした。しかしその直後、ベンは何者かによって殺害されたエミリーの死体を発見してしまいます。ベンはシャーロットに真実を告げ、口裏合わせをすることにします。ベンはエミリーの遺品のスマホからオクタヴィア美術館を割り出し、現場にアーサーが居合わせていたことを知ります。そのままベンはアーサーとピアソン製薬を相手取り訴訟を起こし、4億ドルの賠償金を払わせることで勝訴を勝ち取ります。勝ち誇ったベンでしたが、間もなく何者かによってエミリーの死体がベンの自宅に運び込まれ、警察に見つかったことからベンは逃げ出し、身を隠しながら真相を突き止めるため動きますが、シャーロットは謎の男に連れ去られてしまいました。ベンはアーサーに会い、真相を確かめようとしますが、アーサーはエミリーを殺しておらず、またエミリーが狂言誘拐を仕掛けたのはアーサーが自分に対して金を払う気があるか試すためでした。そしてアーサーは謎の男とも無関係であると主張します。
ブラックファイル 野心の代償の結末
ベンは謎の男の正体を暴こうとしますが逆に捕まってしまい、シャーロットとともに教会に拉致されます。謎の男は「俺はエミリーを殺していない。ただベンの家に運んだだけ」と主張、ベンは謎の男と格闘の末に殺害します。ベンは謎の男が遺したパソコンから、謎の男を操っていたのはエイブラハムであることを突き止めます。エイブラハムはアーサーと裏で癒着しており、警察に逮捕される寸前に自殺します。謎の男は実はピアソン製薬の被害者であり、真相を確かめるためにエイブラハムに接触していたのです。エイブラハムや謎の男の死により、真相は闇の中に隠されてしまいました。ベンはシャーロットの衣服からエミリーが付けていた香水の香りを嗅ぎ付け、シャーロットに問いかけたところ、彼女は衝撃の告白をしました。シャーロットがエミリーの元に押しかけた際、誤ってエミリーの頭をテーブルに打ち付けてしまっていたのです。ベンが言葉を失うなか、シャーロットは意味深な笑みを浮かべていました。
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