ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画の紹介:2019年インド映画。インドで行われた火星探査プロジェクトで、アジアで初めて火星の周回軌道に探査機を到達させたと言われる実話を基に製作されたのが本作。皆が結束して小さな事から目標に向かって努力していく姿が、胸を熱くさせます。
監督:ジャガン・シャクティ 出演:アクシャイ・クマール(ラケーシュ・ダワン)、ヴィディヤ・バラン(タラ)、タープシー・パンヌー(クリティカ)、ソーナークシー・シンハー(エカ)、シャルマン・ジョシ(パルメーシュワル)、ニティヤ・メネン(ヴァルシャー)、キールティ・クリハーリー(ネハ)、ほか
映画「ミッション・マンガル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミッション・マンガル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画の予告編 動画
映画「ミッション・マンガル」解説
この解説記事には映画「ミッション・マンガル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミッションマンガル崖っぷちチームの火星打上げ計画のネタバレあらすじ:起
ISRO【インド宇宙研究機関】が打ち上げたロケットは、エンジンの異常により失敗となりました。
その責任者だったラケーシュ(アクシャイ・クマール)とタラ(ヴィディア・バラン)は責任を取らされた形になり、予算の制約のため実現不可能とされる火星探査計画【MOM】への異動を余儀なくされてしまいました。
自らの責任を感じ退職しようと考えていたタラでしたが、家庭料理の揚げパン「プーリー」を作っている際に、あるアイデアが頭に閃きます。それは、少ない燃料でも地球の引力を利用すれば火星探査機を火星に送り届けることが出来るというものでした。
ミッションマンガル崖っぷちチームの火星打上げ計画のネタバレあらすじ:承
早速ラケーシュに相談して同意を得ると、二人はISROの幹部たちの前でプレゼンをします。計画は無謀だという声も上がりましたが、ISRO総裁(ヴィクラム・ゴーカレー)の承諾を得て、そのミッションはスタートします。
優秀なスタッフを希望するラケーシュとタラでしたが、責任者のルパート(ダリップ・タヒール)が集めてきたのはミッション発射経験のない若者と、定年間近の科学者や技術者ばかりでした。
もちろん実現不可能なMOMでの仕事なので、皆やる気がありません。しかし、ラケーシュとタラの熱意に押されて動き出していきますが、その矢先のプロジェクト延期、チームは解体してしまいます。
ミッションマンガル崖っぷちチームの火星打上げ計画のネタバレあらすじ:転
どうしても諦められないラケーシュは、地球と火星の距離が近い今だからこそやるべきだと、再度ISRO総裁を説得します。そして当初の半分の予算でプロジェクトは再スタートすることになりました。
再び集められたメンバーでしたが、タラ以外のメンバーの士気は低いままでした。しかし、ラケーシュとタラが上手く皆のモチベーションを上げることに成功し、ひっ迫したスケジュールと少ない予算を考慮しながら、プロジェクトは進んでいきます。
そして2013年、悪天候で順延が相次ぐ中、ついにマンガルヤーンと名付けられた探査機が打ち上げられました。発射を素直に喜ぶラケーシュたち。探査機は無事地球周回軌道に乗る事が出来ました。しかし、上位の軌道に乗る際の噴射に失敗し、ミッションは6日間の遅延を余儀なくされてしまいます。
ミッションマンガル崖っぷちチームの火星打上げ計画の結末
それから数ヶ月が過ぎました。火星に向かう探査機に太陽風が直撃、通信システムに障害を受けてしまいます。
大慌てで障害を回復させると、探査機は太陽風の影響を受けて加速し、さらに前に進んでいることが分かりました。それは地球周回軌道で起こった6日間の遅延がもたらした奇跡だったのです。
そして出発から297日の月日をかけ、2014年9月24日、ラケーシュたちの打ち上げたMOM探査機は火星周回軌道に乗りました。それは世界で4ヶ国目、初めての挑戦で成し遂げたのは、アジアはもちろん世界で初めての快挙でした。
以上、映画「ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画」のあらすじと結末でした。
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