ドラマ映画のネタバレ

「真昼の欲情(神の小さな土地)」のネタバレあらすじ結末

真昼の欲情(別題:神の小さな土地)の紹介:1958年アメリカ映画。黄金の夢にとりつかれた老農夫タイ・タイ。失業中の女婿ウィルは工場再開と義理の妹に妄執をいだく。南部の農夫一家を描いてベストセラーとなったアスキン・コールドウェルの小説の映画化。老け役に取り組んだロバート・ライアンは『最前線』に続くアンソニー・マン作品の主演。アルド・レイとヴィック・モロウも『最前線』に続く共演であるだけでなく、製作者、脚本家、撮影監督、作曲家も『最前線』と共通。脚本はフィリップ・ヨーダン名義になっているが、赤狩りでブラックリストに載せられ当時は名前を出せなかったベン・マドウが実質的脚本家であると考えられている。なお、日本公開時のタイトルは『真昼の欲情』で『神の小さな土地』のタイトルでDVDが発売された。劇場公開版とDVDになったUCLA修復版とではいくつか異同箇所が見られる。
監督:アンソニー・マン 出演者:ロバート・ライアン(タイ・タイ)、アルド・レイ(ウィル・トンプソン)、ティナ・ルイーズ(グリゼルダ)、バディ・ハケット(プルート・スウィント)、ジャック・ロード(バック)、フェイ・スペイン(ジルちゃん)、ヴィック・モロウ(ショウ)その他

「望郷(1937年)」のネタバレあらすじ結末

望郷の紹介:1937年フランス映画。1930年代のフランスの映画運動である詩的リアリズムの代表的な作品。アシェルベ探偵が書いた小説を基に、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が共同で脚本を担当している。1939年のキネマ旬報ベストテンでは見事1位に輝いた。フランス領アルジェリアのカスバを舞台に、多くの犯罪を重ねているが魅力的な人柄の男が美しい女性と恋仲になる。しかしそれは、彼を逮捕すべく警察が仕組んだ罠だった…。
監督: ジュリアン・デュヴィヴィエ 出演者:ジャン・ギャバン(ペペ・ル・モコ)、ミレーユ・バラン(ギャビィ)、リュカ・グリドゥ (スリマン刑事)、リーヌ・ノロ (イネス)、ジルベール・ジル (ピエロ) ほか

「LORO 欲望のイタリア」のネタバレあらすじ結末

LORO(ローロ) 欲望のイタリア(別題:彼ら)の紹介:2018年イタリア映画。悪名高きイタリアの元首相ベルルスコーニ。政治を私物化しながらも9年にわたって首相の座につき国民を熱狂させた。時は因縁の政敵に敗北し、あらゆる手をつかって政権に返り咲く2006年から2010年。成功への執着や愛の挫折をめくるめく狂乱と絢爛で映し出し、男のロマンチシズムとメランコリーを表現。そして狂乱から一転、ラストでは観る者に深い感動を呼び起こす。
監督:パオロ・ソレンティーノ 出演:トニ・セルヴィッロ(シルヴィオ・ベルルスコーニ)、エレナ・ソフィア・リッチ(ヴェロニカ・ラリオ)、リッカルド・スカルマルチョ(セルジョ・モッラ)、カシア・スムトゥニアク(キーラ)、エウリディーチェ・アクセン(タマーラ・モッラ)、ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ(サンティーノ)、ロベルト・デ・フランチェスコ(ファブリツィオ・サーラ)、ダリオ・カンタレッリ(パオロ・スパニョーロ)ほか

「ベル・カント とらわれのアリア」のネタバレあらすじ結末

ベル・カント とらわれのアリアの紹介:2017年アメリカ映画。南米のある国での工場建設プロジェクトのため出張する日本人ビジネスマン。しかし工場建設には乗り気ではなくパーティで歌う歌手と会うのが目的でした。しかし、パーティにテロリストが乱入、参加者を人質にとります。膠着状態が続く中、人質とテロリストに交流と恋愛感情が生まれますが、その関係はどうなるのでしょうか?『ベル・カント とらわれのアリア』は、1996年12月から1997年4月にフジモリ大統領政権下で起こった「在ペルー日本大使公邸占拠事件」を題材に、渡辺謙、加瀬亮にジュリアン・ムーアなどのキャストで固めた国際的な映画となっています。
監督:ポール・ワイツ 出演:ジュリアン・ムーア(ロクサーヌ・コス)、渡辺謙(ホソカワ)、セバスチャン・コッホ(赤十字のメスネル)、クリストファー・ランバート(フランス大使ティボー)、加瀬亮(ゲン・ワタナベ)、テノッチ・ウエルタ(ベンハミン指揮官)、マリア・メルセデス・コロイ(カルメン)、ほか

「オペレーション・フィナーレ」のネタバレあらすじ結末

オペレーション・フィナーレの紹介:2018年アメリカ映画。第二次世界大戦のユダヤ人大虐殺に関わったとした、元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンは戦後に姿を隠します。そのアイヒマンを拘束するためにユダヤ人たちが奮闘する、実話に基づいた映画です。
監督:クリス・ワイツ 出演:オスカー・アイザック(ピーター)、ベン・キングズレー(アイヒマン)、メラニー・ロナン(ハンナ)、ヘイリー・ルーリチャードソン(シルヴィア)、ほか

「東海道お化け道中」のネタバレあらすじ結末

東海道お化け道中の紹介:1969年日本映画。やくざ同士の殺し合いを、妖怪があつまる鬼塚でやってしまったため、殺した一家が妖怪たちに呪われる話です。子供向けのような作品ですが、ストーリーは妖怪映画というよりも時代劇映画と呼んだ方がいい内容です。
監督:安田公義、黒田義之 出演者:本郷功次郎(百太郎)、保積ペペ(新太)、古城門昌美(お美代)、戸浦六宏(賽吉)、五味龍太郎(俵権九郎)、左卜全(甚兵衛)、上野山功一(五郎吉)、山路義人(火車の勘蔵)ほか

「乙女たちの秘めごと」のネタバレあらすじ結末

乙女たちの秘めごとの紹介:2017年フランス,ベルギー映画。男手を失い、女子供だけが残された村に、1人の男がやってくるが、村の女たちの中では秘められた約束が取り交わされていた。美しい農場風景がミレーの絵を思わせる。
監督:マリーヌ・フランセン 出演:ポリーヌ・ビュルレ、ジェラルディーヌ・ペラス、アルバン・ルノワール、イリアーナ・ザベート、フランソワーズ・ルブラン、ラファエル・アゴゲ、バルバラ・プロブスト、アナマリア・ヴァルトロメイ、マルゴ・アバスカル、ほか

「ノーボーイズ,ノークライ」のネタバレあらすじ結末

ノーボーイズ,ノークライの紹介:2009年日本,韓国映画。日韓の若手俳優共演の青春ドラマ。韓国から日本へと、ボロボロの船で荷物と手作りキムチの壺を定期的に届けているヒョング。キムチの壺には麻薬が隠されていると知ったある日、今度は誘拐した女性を運ぶよう指示されたヒョングは…。
監督:キム・ヨンナム 出演:妻夫木聡(亨)、ハ・ジョンウ(ヒョング)、貫地谷しほり、チャ・スヨン、イ・デヨン、徳永えり、柄本佑、あがた森魚、ほか

「象は静かに座っている」のネタバレあらすじ結末

象は静かに座っているの紹介:2018年中国映画。中国、炭鉱業が廃れた小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良同級生をはずみで階段から突き落としてしまう。不良少年の兄チェンに追われるように町を出ようとするブー。しかしチェンも親友を自殺に追い込んでしまったことで自責の念にかられている。そして居場所がなく教師と関係を持つことで心の拠り所を見つけるリンと、娘夫婦に邪険にされ老人ホーム行きを迫られるジン。それぞれに事情と思いを抱えながら、遠く離れた満州里を目指す。そこには一日中ただ座り続けているという奇妙な象がいるという。どうすることもできない不条理な日常に疲れた年齢のバラバラな男女が傷つきながらも希望を求め動きはじめる物語。ベルリン映画祭にて最優秀新人監督賞、国際批評家連盟賞のW受賞という栄冠に輝きながらも本作完成直後、29歳の若さでこの世を去ったフー・ボー監督。ハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督を師と仰ぎ、登場人物たちの繊細な感情を、自然光での撮影や長回し、カメラアングルなどにこだわって表現。234分に及ぶ大作。
監督:フー・ボー 出演:ポン・ユーチャン(ウェイ・ブー)、チャン・ユー(ユー・チェン)、ワン・ユーウェン(ファン・リン)、リー・ツォンシー(ワン・ジン)ほか

「マイ・ビューティフル・デイズ」のネタバレあらすじ結末

マイ・ビューティフル・デイズの紹介:2016年アメリカ映画。ビリーは行動障害があり、人づきあいが苦手で無口な高校生。彼が気になるのは金髪の美しい高校の英語教師レイチェル・スティーヴンス先生。演劇大会をきっかけに刺激的な出来事と、教師と生徒の微妙な関係など、傷つき、笑い、恋をした忘れられない週末が描かれる。ラジオから流れてくる英国バンド、アメリカの「金色の髪の少女」の歌詞がキャラクターの心情を彩り、著名な作家たちの劇による独白シーンがいっそう感動を深める作品。
監督:ジュリア・ハート 出演:リリー・レーブ(レイチェル・スティーヴンス)、ティモシー・シャラメ(ビリー)、リリ・ラインハート(マーゴット)、アンソニー・クインタル(サム)、ロブ・ヒューベル(ウォルター)ほか

「サタンタンゴ」のネタバレあらすじ結末

サタンタンゴの紹介:1994年ハンガリー,ドイツ,スイス映画。絶望的な寒村に、死んだはずの男が帰ってくる。人々は男に希望を託すが…。ハンガリーの作家、クラスナホルカイ・ラースローの同名小説が原作。長回し撮影を多用し、「やつらがやって来るという知らせ」から「蜘蛛の仕事そのニ」にいたる前半の6章で時間を行きつ戻りつ複数の視点でイリミアーシュを待つ一日の出来事を描き、「イリミアーシュが演説をする」以降の後半の6章でイリミアーシュが戻ってきてからを描くが、円環的な物語であることが最後にわかる。ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サント等に影響を与えた傑作でありながら、438分の超大作の日本での一般公開は4Kデジタル修復の済んだ2019年を待たなければならなかった。
監督:タル・ベーラ 共同監督:フラニツキー・アーグネシュ 出演者:ヴィーグ・ミハーイ(イリミアーシュ)、ホルヴァート・プチ(ペトリナ)、デルジ・ヤーノシュ(クラーネル)、セーケイ・B・ミクローシュ(フタキ)、ボーク・エリカ(エシュティケ)、ペーター・ベルリング(医師)ほか

「螢川」のネタバレあらすじ結末

螢川の紹介:1987年日本映画。高齢の父の子として、元芸者の母の子として、多感な青年期を歩きはじめた竜夫に、同級生で幼なじみの英子が熱く語りかけてきます。「わたし忘れとらんよ、蛍のこと」。東宝映画出身の監督・須川栄三が、北陸富山を舞台に宮本輝原作の同名小説を映画化した作品です。
監督:須川栄三 出演者:三國連太郎(水島重竜)、十朱幸代(水島千代)、坂詰貴之(水島竜夫)、沢田玉恵(辻沢英子)、奈良岡朋子(春枝)、大滝秀治(大森亀太郎)、殿山泰司(銀蔵)ほか

「こころ」のネタバレあらすじ結末

こころ(別題:夏目漱石のこころ)の紹介:1955年日本映画。夏目漱石の代表作のひとつを、名匠市川崑が映画化。ストーリーは原作に忠実で、完成度の高い作品に仕上がっている。実際に京大出身のインテリである森雅之が、罪悪感に苛まれる高等遊民を好演。脚色は猪俣勝人と長谷部慶次が担当している。
監督:市川崑 出演:森雅之(野渕)、新珠三千代(野渕の妻)、安井昌二(日置)、三橋達也(梶)、鶴丸睦彦(日置の父)、北林谷栄(日置の母)、ほか

「早春(1956年)」のネタバレあらすじ結末

早春の紹介:1956年日本映画。巨匠小津安二郎が前作『東京物語』から3年後に監督した映画で、2時間25分に及ぶ長尺作品。若い夫婦間の不和を取り上げており、小津監督の題材としては珍しい。全体として暗い雰囲気だが、杉村春子だけがコメディリリーフとして達者な演技を見せている。
監督:小津安二郎 出演:池部良(杉山正二)、淡島千景(杉山昌子)、岸恵子(金子千代)、浦辺粂子(昌子の母)、高橋貞二(青木)、杉村春子(田村たま子)、ほか

「風をつかまえた少年」のネタバレあらすじ結末

風をつかまえた少年の紹介:2019年イギリス,マラウイ映画。世界で最も貧困率が高いと言われるアフリカのマラウイという国で全くの独学で風力発電を開発したと言われるウィリアム・カムクワンバのベストセラー小説から実話を元に作り上げたのが本作です。後にウィリアムはタイム誌の世界を変える30人に選出されました。
監督:キウェテル・イジョフォー 出演:マクスウェル・シンバ(ウィリアム・カムクワンバ)、キウェテル・イジョフォー(トライウェル・カムクワンバ)、アイサ・マイガ(アグネス・カムクワンバ)、リリー・バンダ(アニー・カムクワンバ)、レモハン・ツィパ(マイク・カチグンダ)、フィルベール・ファラケザ(ギルバート・ウィンベ)、ノーマ・ドゥメズウェニ(エディス・スィケロ)、ほか

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