最後のランナーの紹介:2016年中国,香港,アメリカ映画。1924年のパリ五輪の金メダリスト、エリック・リデル(中国生まれのイギリス人)は映画『炎のランナー』で知られますが、その彼の後半生は知られていません。五輪後にキリスト教の布教のため中国に渡ったリデルは太平洋戦争に巻き込まれますが、そこでもキリスト教精神と走ることを忘れずに誇り高く生きていきます。『最後のランナー』はリデルの中国での人生を描いた作品、日本人には見るのが辛い部分もありますが、人類愛と平和の大切さを考えさせる映画です。
監督:スティーヴン・シン 出演:ジョセフ・ファインズ(エリック・リデル)、ショーン・ドウ(ジ・ニウ)、エリザベス・アレンズ(フローレンス・リデル)、リチャード・サンダーソン(ハバート先生)、ジェシー・コーヴ(ヒュー・ジョンソン)、オーガスタ・シュウ=ホランド(キャサリン・スタンディッシュ)、クラタ(浅野長英)、ユモト(小林成男)ほか
ドラマ映画のあらすじ
「最後のランナー」のネタバレあらすじ結末
「伊達騒動 風雲六十二万石」のネタバレあらすじ結末
伊達騒動 風雲六十二万石の紹介:1959年日本映画。寛文三年春、酒井雅楽頭の屋敷で仙台藩国家老伊達安芸を惨殺し自らもその場で殺された仙台藩奉行原田甲斐。歌舞伎等では悪人とされる原田甲斐はこの作品では主君への忠義と藩運営との板挟みで苦しむ誠実な人物。演じるのは「右門捕物帖」シリーズ等の大友柳太朗。
監督:佐伯清 出演者:大友柳太朗(原田甲斐)、木村功(伊達綱宗)、薄田研二(伊達安芸)、大河内傳次郎(伊達兵部)、山形勲(酒井雅楽頭)ほか
「最後の歓呼」のネタバレあらすじ結末
最後の歓呼の紹介:1958年アメリカ映画。エドウィン・オコナーの原作小説をジョン・フォードが製作・監督。庶民に人気の老市長が最後の市長選挙に挑む。はたして彼は「最後の歓呼」に包まれることになるのか。名優、そしてキャサリン・ヘップバーンのパートナーとしても知られたスペンサー・トレイシーが市長を演じる。
監督:ジョン・フォード 出演者:スペンサー・トレイシー(フランク・スケフィングトン)、ジェフリー・ハンター(アダム・コールフィールド)、ダイアン・フォスター(メイブ・コールフィールド)、パット・オブライエン(ジョン・ゴーマン)、ベイジル・ラスボーン(ノーマン・キャス)、ドナルド・クリスプ(枢機卿)、ジョン・キャラダイン(エイモス・フォース)その他
「山の音」のネタバレあらすじ結末
山の音(やまのおと)の紹介:1954年日本映画。夫の浮気に悩む女性と、彼女を細やかに労わる舅の姿を描いたヒューマン・ドラマ。老齢に差し掛かった尾形信吾は、嫁菊子に亡き憧れの女性の面影を重ね、いつも優しく接していた。菊子も信吾の優しさを頼りにしていたが、行き過ぎた気遣いはやがて望まぬ結果を招いてしまう。原作は川端康成の同名小説だが、結末は異なる。
監督:成瀬巳喜男 出演者:原節子(尾形菊子)、上原謙(夫・修一)、山村聡(尾形信吾)、長岡輝子(妻・保子)、杉葉子(谷崎英子)ほか
「無頼漢(1970年)」のネタバレあらすじ結末
無頼漢(ぶらいかん)の紹介:1970年日本映画。河竹黙阿弥の「天衣粉上野初花」を題材に、悪が悪をこらしめる姿を描く。天保の改革によって贅沢を禁じられた江戸では、謀反の気運が高まっていた。一方松江出雲守の屋敷では、妾になることを拒んだ奉公人が理不尽にも軟禁されていた。遊び人直次郎は無頼漢と名高い河内山と手を組み、謀反の裏で奉公人の娘を助け出そうとする。豪華キャストそろい踏みの痛快時代劇。
監督:篠田正浩 出演者:仲代達矢(片岡直次郎)、岩下志麻(三千歳)、太地喜和子(浪路)、丹波哲郎(河内山宗俊)、芥川比呂志(水野越前守)ほか
「鏡」のネタバレあらすじ結末
鏡の紹介:1974年ソ連映画。言語症の少年がカウンセリング治療を受けている場面から始まり、父と母、妻と息子と上手くいかない自身の過去の記憶と現在の問題を断片的に映しながら、父親の声で読まれる詩や第二次世界大戦、文化大革命などの映像が挿入されます。
監督:アンドレイ・タルコフスキー 出演:マルガリータ・テレホワ(母マリア / 妻ナタリア)、オレーグ・ヤンコフスキー(父)、イグナート・ダニルツェフ(少年時代の作者・アレクセイ / 現代の作者の息子・イグナート)、フィリップ・ヤンコフスキー(幼年時代の作者)、アナトーリー・ソロニーツィン(医者)
「危険な関係(1959年)」のネタバレあらすじ結末
危険な関係の紹介:1959年フランス映画。感情に流されずに愛人たちとの関係を楽しんできた男女に起きる危機。1782年にラクロによって書かれた同名小説の最初の映画化。現代のフランスに舞台を置き換えている。公開当初は海外輸出禁止になった問題作。監督のロジェ・ヴァディムは映画の冒頭で自らこの映画の主題について解説している。ジェラール・フィリップの生前に公開された最後の出演作品。音楽はセロニアス・モンク。映画後半のパーティーで演奏するのはアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ。
監督:ロジェ・ヴァディム 出演者:ジャンヌ・モロー(ジュリエット・ヴァルモン)、ジェラール・フィリップ(ヴァルモン)、アネット・ヴァディム(マリアンヌ)、ジャン=ルイ・トランティニャン(ダンスニ)、ジャンヌ・ヴァレリー(セシル)その他
「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」のネタバレあらすじ結末
バトル・オブ・ザ・セクシーズの紹介:2017年イギリス,アメリカ映画。1973年、全世界9000万人が注目する中で開催されたテニスの試合があった。それは女子テニス世界チャンピオンのビリー・ジーン・キングと、男子の元世界チャンピオン、ボビー・リッグスによる男女対抗試合。男女平等を求める運動が様々なところで行われていた当時、テニス界も例外ではなかった。女子プレーヤーの優勝賞金は男子プレーヤーのたった1/8。そんな中で行われた、高額賞金をかけた注目の試合。スポーツ界はもちろん、政治や社会における男女の関係までも変えた世紀の戦いの全貌を描く。
監督:ヴァレリー・ファリス / ジョナサン・デイトン 出演:エマ・ストーン(ビリー・ジーン・キング)、スティーブ・カレル(ボビー・リッグス)、アンドレア・ライズブロー(マリリン・バーネット)、サラ・シルヴァーマン(グラディス・ヘルドマン)、 ビル・プルマン(ジャック・クレイマー)、アラン・カミング(カスバートテッド・ティンリング)、エリザベス・シュー(プリシラ・リッグス)、オースティン・ストウェル(ラリー・キング)、ナタリー・モラレス(ロージー・カザルス)ほか
「善き人」のネタバレあらすじ結末
善き人の紹介:2008年イギリス,ドイツ映画。自らの描いた小説がホロコーストの後押しをしてしまった。家族を守るか友人を守るか、ハルダーの奔走が始まる。ナチス政権下のドイツで葛藤する大学教授の日々を描く。
監督:ヴィセンテ・アモリン 出演:ヴィゴ・モーテンセン(ジョン・ハルダー)、ジェイソン・アイザックス(モーリス)、ジョディ・ウィッテカー(アン)、スティーヴン・マッキントッシュ(フレディ)、マーク・ストロング(ボウラー)、ジェマ・ジョーンズ(ハルダーの妻)、アナスタシア・ヒル(ヘレン)、ほか
「メゾン ある娼館の記憶」のネタバレあらすじ結末
メゾン ある娼館の記憶の紹介:2011年フランス映画。パリの高級娼館を舞台に、美しい女達が辿っていく悲劇的な運命を美しい映像美で綴った作品。女達と男達の恋愛模様をセクシーに映し出しながら、やがて行き場を失っていく女達の苦悩に満ちた姿がドラマティックに描かれていきます。
監督:ベルトラン・ボネロ 出演者:アフシア・エルジ(サミラ)、セリーヌ・サレット(クロチルド)、ジャスミン・トリンカ(ジュリー)、アデル・エネル(レア)、アリス・バルノール(マドレーヌ)
「ローラ」のネタバレあらすじ結末
ローラの紹介:1961年フランス,イタリア映画。『シェルブールの雨傘』等のジャック・ドゥミの長篇第一作。息子を育てながら初恋の男の帰りを待ち続けるダンサーのローラ。彼女に思いを寄せる男たち。それぞれの旅立ちにいたる三日間の物語。ドゥミと音楽担当のミシェル・ルグランの長い友情が始まった映画。
監督:ジャック・ドゥミ 出演者:アヌーク・エーメ(ローラ/セシル)、マルク・ミシェル(ローラン・カサール)、アラン・スコット(フランキー)、エリナ・ラブールデット(デノワイエ夫人)、アニー・デュペルー(セシル)
「5時から7時までのクレオ」のネタバレあらすじ結末
5時から7時までのクレオの紹介:1961年フランス映画。私はガンなの?夏至の日の午後5時のパリ。若く美しいポップ・シンガーのクレオは7時に医師から検査の結果を教わることになっている。不安を抱える彼女が友人たちや見知らぬ人たちに出会う二時間。作曲家のミシェル・ルグランが作曲家の役で出演。さらに映画の中でヒロインが見る短編映画にはジャン=リュック・ゴダール、アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、サミ・フレイらが登場。ヌーヴェル・ヴァーグの仲間たちの映画でもある。
監督:アニエス・ヴァルダ 出演者:コリーヌ・マルシャン(クレオ)、アントワーヌ・ブルセイエ(アントワーヌ)、ミシェル・ルグラン(ボブ)、ドミニク・ダヴレー(アンジェ―ル)、ドロテ・ブラン(ドロテ)、ホセ・ルイス・デ・ビラロンガ(ジョゼ)
「胸騒ぎのシチリア」のネタバレあらすじ結末
胸騒ぎのシチリアの紹介:2015年イタリア,フランス映画。年下の恋人ポールとバカンスを楽しんでいた歌手マリアンの元にある日昔の恋人とその娘が押しかけてくる。美しいシチリアの小さな島を舞台に4人の男女の恋愛の駆け引きがスリリングに描かれていく恋愛映画です。
監督:ルカ・グァダニーノ 出演者:ティルダ・スウィントン(マリアン)、マティアス・スーナールツ(ポール)、ダコタ・ジョンソン(ペン)、レイフ・ファインズ(ハリー)ほか
「ガザの美容室」のネタバレあらすじ結末
ガザの美容室の紹介:2015年パレスチナ,フランス,カタール映画。パレスティナ自治区、ガザ。ロシアから嫁いできたクリスティンが経営する美容室は、順番待ちをしている女性客で賑わっている。離婚調停中の主婦エフィティカール、ヒジャブを被った敬虔なムスリムのゼイナブ、結婚式前に身支度を整えているサルマ、出産間近のファティマなど、様々な背景を持つ女たちが好き好きな四方山話に興じて時間を過ごしていた。しかし、通りの向こうで突然の銃声。賑やかなしゃべり場だった美容室は戦火の中に取り残され、皆閉じ込められることになってしまった。本作の原題『DÉGRADÉ』はフランス語で悪化という意味と、髪型のレイヤースタイルという意味がある。ガザで生まれ育った双子の監督による実体験に基づいた初の長編作品で、戦争状態という日常を生きる女性たちをワンシチュエーションで描く。戦闘に巻き込まれた人々の恐怖を追体験することができる作品。
監督:タルザン・ナサール / アラブ・ナサール 出演:ヒアム・アッバス(エフィティカール)、ヴィクトリア・バリツカ(クリスティン)、マイサ・アブドゥ・エルハディ(ウィダド)、マナル・アワド(サフィア)、 ダイナ・シバー(サルマ)、リーム・タルハミ(ワファ)、ミルナ・サカラ(ゼイナブ)、サミーラ・アシーラ(ファティマ)、タルザン・ナタール(アハメド)ほか
「女と男のいる舗道」のネタバレあらすじ結末
女と男のいる舗道の紹介:1962年フランス映画。舞台女優を夢見て夫と子供を残し家を出た女。夫の説得にも応じず離婚するが、結局は夢叶わず、金に困って娼婦となった末に悲劇的な結末をたどる。
監督:ジャン=リュック・ゴダール 出演:アンナ・カリーナ、サディ・レボ、ブリス・パラン、アンドレ・S・ラバルト、ほか