空飛ぶペンギンの紹介:2011年アメリカ映画。マンハッタンに暮らすトム・ポッパーは一流不動産ディーラー。不動産買収の交渉はお手の物で、会社ではそろそろ役員に…と話が出ていた。付近で唯一の個人所有物件老舗レストランの取引を成功させよとの指示に、鼻息を荒くするトムだったが、そんな矢先に南極で亡くなった父から遺産として木箱が届く。中には生きたペンギンが入っていた!?
監督:マーク・ウォーターズ 出演:ジム・キャリー(トム・ポッパー)、カーラ・グギーノ(アマンダ)、アンジェラ・ランズベリー(セルマ・ヴァン・ガンディ)、クラーク・グレッグ(ナット・ジョーンズ)、ほか
映画「空飛ぶペンギン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「空飛ぶペンギン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
空飛ぶペンギンの予告編 動画
映画「空飛ぶペンギン」解説
この解説記事には映画「空飛ぶペンギン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
空飛ぶペンギンのネタバレあらすじ:起
幼少時代のトム・ポッパーは、航海中の父と無線でやりとりしていました。いつの日か父と再会することを夢見つつも、数年の航海の末、父の所在は分からずじまいになっていました。それから30年の時が経ち、寒い冬のマンハッタン。優秀な不動産ディーラーになった彼は、今日も老舗のビルを収穫に、上司に報告しに行きます。彼の成績に会社経営者たちは役員の仲間入りを示唆しますが、ある条件を提示します。それは個人で経営されているある老舗レストランを買収すること。そんな折、彼は弁護士から電話を受けます。航海中亡くなった父の遺言が見つかったのです。翌日彼の元に父からの遺産としてある木箱が届きます。中にはなんと生きたジェンツーペンギンが1羽。ペンギンを南極に送り返そうと現地の父の知りあいに電話し、返送用の木箱を手配しました。
空飛ぶペンギンのネタバレあらすじ:承
さてその後トムは例のレストランを訪れます。彼が幼少期父と母とよく行った思い出のあるレストランでした。オーナーセルマ・ガンディと面会しますが、「受け取るのにふさわしい人物が現れたら取引する」と取引を拒否されてしまいます。ようやく家にペンギンの返送用の木箱が届きました。ペンギンを入れようとしますが、悪戦苦闘しているところ、木箱から次々に他のペンギンが現れたではありませんか!しかもその日はトムの離婚した妻アマンダと娘ジェイニー、息子ビリーがやってきて、ビリーの誕生日パーティーをすることになっており、家の中は大騒ぎ。しかし子供たちはペンギンの賢さと愛らしさでトムに飼いたいと懇願。6羽のペンギンはポッパー家で暮らすことになりました。
空飛ぶペンギンのネタバレあらすじ:転
レストランの買収を諦められないトムは、セルマが主催の絵画パーティーに参加。次こそはというときに、今度は家から脱走した6羽のペンギンがトムを探して登場し、現場は騒然。どうにかペンギンたちをしつけようと試し、彼はすっかり仕事のことなど忘れてしまいます。ペンギンの存在ははじめやっかいだったものの、彼らのおかげで子供やアマンダとの絆を再確認できました。特にアマンダのことをまだ愛していると改めて感じたのでした。一方ペンギンたちは次々に産卵し、子供たちは大興奮。3つの卵のうち2つが還りましたが、残念ながら卵の1つは還りませんでした。
空飛ぶペンギンの結末
トムはペンギンの世話をするあまり欠勤気味で、会社の上司から解雇通達をされていたのですが、この出来事をきっかけに仕事復帰。現実に戻るために子供たちに内緒でペンギンを動物園に渡してしまいました。子供たちは失望を隠しきれません。仕方ないことでしたが、トムもショックを感じていました。レストランの買収についてセルマの会見のため準備をしていたトムは、ペンギンの木箱に同封されていた手紙を発見。中には父の直筆の手紙があり、トムのそばにいられなかったことを悔やんでいるようでした。この言葉にハッとしたトムは、会見などそっちのけで子供たちと動物園に向かいました。ペンギン達を取り戻すためです。途中アマンダや秘書ピッピも加わり、ペンギンたちの奪取に成功。今度は急いでセルマの会見に向かいます。セルマはレストランを不動産会社ではなく、トム個人に譲ると表明。もちろん彼はレストランを存続することにしました。家族4人で一緒に暮らすことになったポッパー家一同は、ペンギンたちを故郷南極に返すことにしました。たくさんのジェンツーペンギンたちに囲まれ、彼らはポッパー家を去るのでした。
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