霊幻道士の紹介:1985年香港映画。時はいまから100年以上前の中国。人間の生き血を啜る怪物「キョンシー」を退治すべく、法術を駆使して立ち向かう霊幻道士の物語。
監督 :リッキー・リュウ 製作総指揮:サモ・ハン・キンポー 出演:ラム・チェンイン、リッキー・ホイ、チン・シウホウ、ムーン・リー、ビリー・ロウ、ポーリン・ウォン、アンソニー・チェン、ウォン・ハー、ユン・ワーほか
映画「霊幻道士」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「霊幻道士」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「霊幻道士」解説
この解説記事には映画「霊幻道士」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
霊幻道士のネタバレあらすじ1
ある日、大富豪ヤン(ウォン・ハー)より父親の墓の改修を依頼されたカオ道士(ラムチェンイン)。改修当日、棺を掘り起こしてみると父親の遺体は没後20年にも関わらず全く腐敗してしていませんでした。父親は生前この土地を強引なやり方である占い師から買ったため、わざと正しくない埋葬をされ成仏できずにいたのです。カオはこのままでは危険と判断、ヤンに直ちに火葬を勧めますが、父親が火が嫌いなことを知っていたヤンは断ってしまいます。仕方なくカオは遺体を自宅の義荘に移し、棺から出られないよう封印を施しますが、2人の弟子であるモンチョイ(リッキー・ホイ)、チュウ(チン・シウホウ)のミスにより封印が破られ、キョンシーとなった父親はヤンを殺害しどこかに消えてしまいます。
霊幻道士のネタバレあらすじ2
次の翌朝、ヤンの自宅に駆け付けた3人でしたが、保安隊長ウェイ(ビリー・ロウ)のでたらめ推理により容疑者にされカオは逮捕されてしまいます。カオは連行される直前にチュウに対し、今夜自分の収容されている留置場に来るように言い、モンチョイにはヤンの自宅で再び現れるであろうキョンシーから娘のティンティンを警護するよう伝えます。その夜、チュウはカオの収容されている留置場に現れますが、同時に安置されていたヤンの遺体が目の前で動き出します。カオは急いでお札を作り、チュウに額に貼ってくるよう言いますが、チュウは躊躇します。何とかお札を貼るものの、その騒ぎをウェイ達に聞きつけられ、チュウは慌てて隠れます。ウェイはうっかりお札を剥がしたことが災いし、キョンシーと化したヤンに殺されかけますが、カオの法術により何とかヤンを倒し、事なきを得ます。
霊幻道士のネタバレあらすじ3
一方、ヤンの自宅で張り込んでいたモンチョイは時計を見ながら、もうこんな時間だから今日は来ないだろうと油断していましたがそこへキョンシーが現れパニックに。留置場より駆け付けた駆け付けたカオにより何とかキョンシーは追い払いますが、モンチョイがキョンシーの攻撃を受け、負傷してしまいます。翌日、モンチョイのキョンシー化を阻止すべくカオは治療を始めますが、特効薬であるもち米が不足していることに気づき、チュウにお使いを言いつけます。その帰り、女幽霊(ポーリン・ウォン)に目を付けられていたチュウは術に女幽霊の術にかけられ一晩を過ごすことに。次の朝、キョンシー退治の依頼とモンチョイの様子を確認すべく義荘を訪れた保安隊一行でしたが、カオに拒否されてしまい、仕方なく自分達で捜索することに。しかしながら、キョンシー捕獲には至らず結局は退散を余儀なくされます。義荘ではカオが寝ているチュウの胸に魔よけの呪文を書いていました。目を覚ましたチュウにそろそろに家に帰りますと言われカオは同意したが、またあの女幽霊のところへ行くのではと思い、チュウの後を追います。
霊幻道士のネタバレあらすじ4
激しい戦いの末、ようやくチュウの目を覚ますことができましたが、カオはチュウに付きまとう女幽霊がこの義荘に現れると踏み、退治することを決意します。夜、カオの思惑通り、女幽霊が現れ霊力でチュウを誘惑しますが、椅子に縛られているチュウは動くことができません。隣で寝ていたモンチョイに縄をほどいてくれと頼みますが、もち米不足により治療の効果がイマイチだったモンチョイはキョンシーになりかけチュウに襲い掛かります。部屋に侵入してきた女幽霊とカオ、誘惑されかかっているチュウ、キョンシー化の始まったモンチョイとのもみ合いとなりますが、幽霊と人間は一緒には暮らせないというカオの言葉に諭され去っていきます。次の夜、モンチョイが拷問とも言えるような治療を受けています。そのおかげで何とか完治しましたが、そこへ保安隊一行が町の人間がキョンシーに殺害されたと慌てて駆け付けます。カオは事の重大さを察知し、急いで現場に駆け付けます。殺害された人物を確認しこのままでは危険だと判断したカオはウェイに遺体を燃やすよう指示します。
霊幻道士の結末
義荘ではキョンシーに備え、弟子達とティンティンが庭にもち米を巻いていました。が、そこへキョンシーが現れ、3人は慌てて義荘へ避難しました。しかし、閉め忘れていた天窓より義荘内に侵入され、キョンシーとの最後の戦いが始まります。カオはあらゆる武器を使ってキョンシーを攻撃しますが全く歯が立ちません。そこへ顔の弟弟子(アンソニー・チェン)がやってきます。弟弟子は引き連れていたコンシー(死者を法術により意図的にキョンシーにする)隊をキョンシーと戦わせますが、全く歯が立ちません。結局、天井に吊るしてあった油ランプをキョンシーの頭上に落とし、火を付けることで何とか倒すことがことができましたが、同時にコンシー隊も一緒に燃えてしまい、怒り狂う弟弟子なのでありました。
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