マイ・プライベート・アイダホの紹介:1991年アメリカ映画。ガス・ヴァン・サントのポートランド3部作のひとつ。リバー・フェニックスが繊細な役を美しく演じています。感情移入して見入ってしまうほど素晴らしい演技をしています。
監督:ガス・ヴァン・サント 出演:リバー・フェニックス(マイク)、キアヌ・リーブス(スコット)、フリー(バド)、キアラ・カゼッリ(カルミラ)、ウド・キア(ハンス)
映画「マイ・プライベート・アイダホ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイ・プライベート・アイダホ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マイ・プライベート・アイダホの予告編 動画
映画「マイ・プライベート・アイダホ」解説
この解説記事には映画「マイ・プライベート・アイダホ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイ・プライベート・アイダホのネタバレあらすじ:起
ストレスなどが原因で突然深い眠りに襲われる病気、発作性睡眠症(ナルコレプシー)を持つマイク。彼は男娼をして生活していました。彼の親友、スコットは父が市長というしっかりとした家庭に育ちながらもマイクたちと男娼をして日銭を稼いだり、ドラッグや盗みをしていました。スコットはこの生活は終わりにしたいと考えていました。あと少しで財産も自分のところに入ってくることもわかっているからでした。スコットをこの世界に引きずり込んだのはボブの存在でした。ボブはスコットに悪いことをたくさん教えてくれました。ボブのことをサイケデリック先生と呼ぶほど尊敬していました。
マイ・プライベート・アイダホのネタバレあらすじ:承
マイク(リバー・フェニックス)は自分の兄を尋ねにスコット(キアヌ・リーブス)と盗んだバイクでアイダホに向かいました。マイクはスコットへ自分の気持ちを打ち明けますがスコットは『男が愛し合ってはいけない』と言われてしまいます。それでもスコットへの想いは変わりませんでした。マイクの兄の家にたどり着いたマイクは母親の居場所を尋ねますが、兄は教えてくれませんでした。しかし、マイクの父親が兄だと気づき、仕方なく兄はマイクの母親の働いているホテルを教えてくれ、マイクとスコットはそのホテルへと向かいました。ホテルのスタッフにマイクの母親のことを尋ねると1年前に辞めてイタリアにいると知らされます。そのホテルで顔見知りのハンスに会い、二人はハンスにバイクを売ってお金をつくりイタリアのローマへと向かいました。
マイ・プライベート・アイダホのネタバレあらすじ:転
2人はホテルでもらった住所をもとに母の暮らす家へむかいました。たどり着いた家はカルミラの伯父の家でマイクの母はすでにアメリカに戻ったと告げられます。カルミラと恋に落ちたスコットはマイクに別れを告げました。マイクは母に会えなかった事とスコットが自分を置いてカルミラと去っていったことがショックでしばらくイタリアで男娼を続けますが、慣れない土地と言語の違いも負担となり発作が多くなってしまうのでした。
マイ・プライベート・アイダホの結末
アメリカに戻ったマイクが目にしたのは、きちんとした身なりをした立派なスコットでした。スコットの父が亡くなり、父の後を継ぐことにしたのでした。立派になったスコットを見つけたボブはスコットのところへやってきますが、ボブに『知らない男だ、出て行け。』と言われてしまいます。ボブはショックのあまり亡くなってしまいます。スコットが父の葬儀を行っているわきで、スコットに当てつけのようにマイクたちは大声で大騒ぎをしながらボブの葬儀を行いました。マイクはまた旅に出ようとします。しかし突然の発作がおこり、最初の車の2人組に荷物を奪われ、次に通りかかった人が自分の車にマイクを乗せ、去っていきました。
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