ニードフル・シングスの紹介:1993年アメリカ映画。小さな町に骨董品屋がやってきたのをきっかけに、町の人々が狂気へと駆り立てられる。スティーブン・キング原作小説をチャールトン・ヘストンの息子F・C・ヘストンが監督したホラー。
監督:フレイザー・C・ヘストン 出演:マックス・フォン・シドー、エド・ハリス、ボニー・ベデリア、アマンダ・プラマー、J・T・ウォルシュ、シェーン・メイア、レイ・マッキノン、リサ・ブロント、ロックリン・マンロー、ほか
映画「ニードフル・シングス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニードフル・シングス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ニードフルシングスの予告編 動画
映画「ニードフル・シングス」解説
この解説記事には映画「ニードフル・シングス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニードフルシングスのネタバレあらすじ:起・謎の骨董店
犯罪とは無縁の小さな町キャッスル・ロックに骨董品店が開店することになり、町の人々は興味津々だった。少年ブライアンが好奇心から店に入ると、リーラントと名乗る紳士然とした老店主が現れ、ブライアンに“心から欲する物”を与える対価として指示通りの“悪戯”をするよう要求する。
リーラントは店にやってきた町の人々に、次々と欲しいものを与え、代金の変わりに“悪戯”をするようにささやく。
ニードフルシングスのネタバレあらすじ:承・撒かれた種
ブライアンは変わり者のウィルマの家へ行き洗濯物を汚してリンゴを投げ入れ、飲んだくれでいつもバーを追い出せれているヒューはカフェの店主ネティの飼い犬を殺すと、日ごろから犬のことで諍いのあったウィルマとネティはそれが互いの仕業だと思い込み、殺し合いになって2人とも死ぬという事件に発展する。とんでもない結末を迎えたことにブライアンは自責の念にかられ、保安官アランの前でリーラントのことをほのめかして拳銃自殺を図る。
その後も公金を横領している町の行政委員ダンの家に中傷のビラが貼りまくられ、ヒューの車はパンクさせられたりと、様々な悪戯が仕掛けられるが、やられた者たちは日ごろから対立している相手の仕業と思い込む。
ニードフルシングスのネタバレあらすじ:転・仕組まれた悪
その結果、ヒューはいつも自分を追い出すバーの店主と撃ち合い、ダンはアランの部下ノリスを殴りつけたあげく、ノリスとの不倫を疑って自分の妻を殴り殺す。リーラントはアランの恋人ポリーにも魔の手を伸ばし、アランがダンの横領に加担していると吹き込まれたポリーはアランの船で大金を目にして絶望する。
突如連発した事件の数々に不審を抱いたアランはリーラントの店を捜索する。そこには過去数百年に渡って発生した惨事に彼が居合わせたことを知り、リーラントが悪を司る存在であることを確信する。
アランは教会へ行き、カトリックの神父にリーラントが悪魔であることを話し、協力を求めるが神父は信じようとしない。その時、教会が爆弾により爆破されるが、神父は日ごろから対立しているバプテスト派の牧師の仕業と思いこみ、牧師の元へ向かっていく。見渡せば人々は暴徒と化し、争い、町は狂気と混乱に陥っていた。
ニードフルシングスの結末:取り戻した善
目の前で牧師と神父が殺し合いを始めたため、アランは銃を向けて止めようとするとリーラントが現れ、撃つようそそのかす。すんでのところで自制したアランは空に向けて数発撃つと町の人々に善の心を取り戻すよう説得する。我に返った人々は口々にリーラントにそそのかされ実行した悪戯を告白する。しかしリーラントはやると決めて実行したのは自分自身なのだと心の中の悪の存在を説く。その時、愛していた妻を殺したことで自暴自棄になっていたダンが体に爆薬を巻いた状態で現れ、リーラントを道づれにするようにして爆死する。
しかしリーラントは瓦礫の中から平然と姿を現すと、アランに向かって彼とポリーの未来を語り、いずれ2人の孫と会うことになると告げる。そして悪魔は再び戻ってくると言い残して町を去って行った。
以上、映画「ニードフルシングス」のあらすじと結末でした。
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