人魚伝説の紹介:1984年日本映画。原発建設を背景に港町で海女で生計を立てる夫婦の夫が殺され、妻が推進派の懐に飛び込んで復讐を行うという作品です。この映画を撮った監督は皮肉にも撮影現場の港で
後年水死体で発見されました。
監督:池田敏春 出演者:白都真理(佐伯みぎわ)、江藤潤(佐伯啓介) 、清水健太郎(宮本祥平) 、神田隆(花岡)、青木義朗(宮本輝正)、宮下順子(夏子) ほか
映画「人魚伝説」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人魚伝説」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「人魚伝説」解説
この解説記事には映画「人魚伝説」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人魚伝説のネタバレあらすじ:起
佐伯啓介とみぎわは夫婦でアワビ漁で生計を立てていました。みぎわが海女として潜り、啓介は船を操縦しながらみぎわの手助けをしています。そんな小さな港町に巨大レジャー施設が建設されることになりました。啓介は町のスナックでレジャー施設建設についての不満や反対意見を酔っぱらってぶちまけています。そんな泥酔状態の啓介を抱え、みぎわの待つ自宅まで送り届けたのは祥平でした。祥平の父親輝正はレジャー施設建設の町側の有力者で、息子の祥平は父親のすることに関係したくないように見えました。
人魚伝説のネタバレあらすじ:承
啓介は漁師仲間の間でも施設建設に対し反対意見を自分から話していました。ある夜啓介は自分の船で沖へ出て寝転がっていました。すると同じ反対派の漁師が夜の漁をしていました。その様子を見ていると船が爆発し船の漁師は死亡しました。翌朝この出来事を話をするも誰も取り合ってはくれません。一方レジャー施設建設に対する関係者の話では、表向きはレジャー施設ですが、本当は原子力発電所の建設だという話をし、町の有力者と電力会社、役人たちが計画を進めていました。啓介は遺体も上がらず、事件は無かったような状況になっているのを危惧し、妻のみぎわと潜って遺体を探すことにしました。その日はアワビ漁は休みで海上は二人だけです。爆発場所に付きみぎわが潜りました。海底を探している時モリが飛んできました。みぎわはモリに撃たれ、啓介にロープを引け!という合図を送ります。しかし引いたロープと一緒にオモリを付けられた啓介が沈んでいきました。啓介が殺されたみぎわはかろうじて丘にたどり着きました。警察に連絡する自分が夫殺しの犯人になっていました。
人魚伝説のネタバレあらすじ:転
みぎわは祥平に連絡をして助けを求めました。祥平はみぎわを隠すために離れ島の売春スナックのママにかくまってもらうことにしました。部屋を案内されたみぎわは祥平の事を信頼しているようでした。一夜明け祥平がやって来ました。そして祥平はみぎわの体を奪ってしまいました。この島で原発建設関係者が宴会を開くことを知ったみぎわはママに自分も使ってくれと頼み、体を奪われることも承知しました。みぎわを気に入った男と部屋に入ったみぎわはこの男から真相を聞かされます。しかし真相を話したあとみぎわは体を奪われ殺される運命でした。帯で男の首を絞めますが抵抗されたみぎわはナイフで男を何度も刺します。返り血を浴びて真っ赤になったみぎわは服を来て逃げます。そして祥平の父親輝正をプールで殺しその後夫啓介の葬儀を行いました。今度は葬儀中に祥平達が乗り込んできました。みぎわは捕えられ漁の網にくるまれ崖から海に落とされました。絡まる網をほどきながら打ち上げられたみぎわの傍らには夫啓介の白骨化した遺体が絡まっていました。
人魚伝説の結末
みぎわは復讐に向かいます。原発建設の記念セレモニーの会場です。受付を行う祥平を見つけためらわず殺害したみぎわでした。そしてスーツを着た関係者を次々モリで殺害していきます。逃げ惑う関係者に容赦なく襲い掛かります。みぎわは返り血を浴び真っ赤に染まっています。逃げたと思った関係者は、爆発した車にふさがれ戻ってきました。ここぞとばかりにモリで刺しまくるみぎわです。全滅させたみぎわは海に飛び込み、楽しかった啓介とのアワビ漁を思い出します。
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