追いつめられての紹介:1987年アメリカ映画。1948年製作「大時計」のリメイクです。海軍将校トム・ファレル中佐と恋仲となった女性スーザンが殺害されます。事件の担当になったトムですが、残された証拠は自身に繋がっていきます。追いつめられたトムは、ペンタゴンに渦巻く陰謀に巻き込まれていき、物語は意外な展開を迎えます。若かりし頃のK・コスナーの軍服姿に惚れ惚れします。
監督:ロジャー・ドナルドソン 出演者:ケヴィン・コスナー(トム・ファレル)、ジーン・ハックマン(デヴィッド・ブライス)、ショーン・ヤング(スーザン)、ウィル・パットン(スコット・プリチャード)、ジョージ・ズンザ(サム・ヘッセルマン)
映画「追いつめられて」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「追いつめられて」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「追いつめられて」解説
この解説記事には映画「追いつめられて」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
追いつめられてのネタバレあらすじ:起・ある海軍将校の告白
郊外の一軒家。海軍情報部将校トム・ファレル中佐(ケヴィン・コスナー)は、取り調べを受けています。6カ月前。国防長官デイヴィッド・ブライス(ジーン・ハックマン)の秘書をしている友人スコット・プリチャード(ウィル・パットン)の計らいで、トムは大統領再選祝賀会パーティーに出席します。そこでトムは、美しい女性スーザン(ショーン・ヤング)と恋におちます。任務中のトムは、甲板で高波にさらわれたクルーを救助します。この救助劇を知ったブライスは、トムをペンタゴンに転属させます。
追いつめられてのネタバレあらすじ:承・嫉妬という誤算
2人の仲は急速に深まっていきますが、ブライスの愛人であり続けるスーザンにトムは苛立ちます。一方、スーザンに若い男の影を感じ逆上したブライスは、誤ってスーザンを殺害します。ゲイであるプリチャードは敬愛するブライスを守るため、殺人現場となったスーザンの家を訪れ、ブライスに関する証拠を隠滅します。そして、以前から噂されていたKGBのスパイ、ユーリーをスーザン殺しの犯人に仕立て上げようと画策します
追いつめられてのネタバレあらすじ:転・残された証拠
トムはプリチャードからKGBのスパイ、ユーリーがスーザンを殺害した事件を担当することになります。押収された証拠の中で、スーザンが撮り損ねたトムの写真が解析されます。他の証拠も自身に繋がるため、写真の解析が終わる前にトムは、事件の捜査を装いながら潔白を証明するために奔走します。トムが受け取ったスーザンの証拠品である宝石箱は、ブライスからプレゼントですが本当は外国からブライスへの寄贈品です。公務員への寄贈品は、ペンタゴンのコンピューターに登録されているためブライスとスーザンの愛人関係を立証でき、トム自身の濡れ衣を晴らすことができます。
追いつめられての結末:残酷な真実
数々の証拠や証言が自身を指し示す中、トムはブライスへの寄贈品である宝石箱の記録をプリントアウトします。それを証拠にトムは、ブライスとプリチャードを追いつめますが、保身に走ったブライスに、激昂したプリチャードは拳銃で自殺します。騒ぎの中トムは部下に、ブライスが犯人である証拠の用紙をCIA長官に託します。証拠の解析が進む中、不鮮明だった写真からトムの画像が再生されます。正体不明のKGBのスパイ、ユーリーはトムだったのです。トムは自身の潔白を証明するだけでなく、KGBのスパイだと露見しないために奔走していたのです。心身ともに疲れて果てたトムは仲間に保護されますが、帰国することを拒み、逃げ場が無いと分かっていながらもその場を立ち去ります。
以上、映画追いつめられてのあらすじと結末でした。
ケビンコスナー魅力満載でそれだけでも充分楽しめました!
最後のオチ、まさかKABのスパイ、ユーリーがトムとは…
結末のシーンに「口ぽか?」でした。。