オペレーション・フィナーレの紹介:2018年アメリカ映画。第二次世界大戦のユダヤ人大虐殺に関わったとした、元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンは戦後に姿を隠します。そのアイヒマンを拘束するためにユダヤ人たちが奮闘する、実話に基づいた映画です。
監督:クリス・ワイツ 出演:オスカー・アイザック(ピーター)、ベン・キングズレー(アイヒマン)、メラニー・ロナン(ハンナ)、ヘイリー・ルーリチャードソン(シルヴィア)、ほか
映画「オペレーション・フィナーレ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オペレーション・フィナーレ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オペレーション・フィナーレの予告編 動画
映画「オペレーション・フィナーレ」解説
この解説記事には映画「オペレーション・フィナーレ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オペレーション・フィナーレのネタバレあらすじ:起
第二次世界大戦終了後、ユダヤ人たちはナチスの元親衛隊将校アドルフ・アイヒマンの行方を探していました。ピーターは、1945年のオーストリアで、アイヒマンだと思って銃殺したら人違いだったという苦い経験があります。
舞台は変わって1960年のブエノスアイレス。ユダヤ人のシルヴィアとアイヒマンの養子のクラウスが出会い、恋に落ちます。お互いにどこの信者であるかは知りません。シルヴィアはクラウスに誘われ、集会へと足を運びます。それはナチスの集会でした。
いまだにその集会では反ユダヤの考え方が根強く残っていました。そして、クラウスがナチス信者であることを知ります。シルヴィアは怖くなり、クラウスには黙って集会を立ち去ってしまいます。
オペレーション・フィナーレのネタバレあらすじ:承
シルヴィアはイスラエルに「ブエノスアイレスにナチスの集会が行われていて、クラウスの父がアイヒマンである」との情報提供をします。ピーターたちはアイヒマンをイスラエルに生きたまま連行する作戦を考えます。
シルヴィアは、集会で黙って去ってしまったことをクラウスに謝罪しに来たというていで、アイヒマンがいると思われるクラウスの家へと向かいます。アイヒマンを拘束するためには確実な証明が必要でした。アイヒマンの妻がシルヴィアを快く出迎えてくれます。そして、幼い息子を抱えて、幸せそうなアイヒマンがそこの家にはいました。
アイヒマンはクレメントという名前で生活をしていました。すると、クラウスが帰ってきて、シルヴィアを家から追い出します。そこでシルヴィアはクラウスに、ユダヤ人であると打ち明けます。シルヴィアの働きによって、クレメントはアイヒマンであることが証明されます。
オペレーション・フィナーレのネタバレあらすじ:転
ピーターたちはアイヒマンを拘束するためにブエノスアイレスに上陸します。ばれないように緻密な計画をたてて作戦を遂行します。失敗は許されません。アイヒマンの行動を完璧に把握する必要がありました。
そして、ついに拉致が成功します。しかし、現場にアイヒマンのメガネを残してしまいました。拘束したあと、アイヒマンは自分はユダヤ人だと言い切ります。しかし、観念して自分はアドルフ・アイヒマンだと名乗リ出します。
オペレーション・フィナーレの結末
メガネの存在によってアイヒマンが拉致されたことが判明し、シルヴィアから情報が漏れたと気づかれます。これにより、イスラエルに戻るフライトは10日延期となってしまいました。しかも、アイヒマンをイスラエルに連れてくるなら、アイヒマンに署名をしてもらわないといけません。少しずつ、ピーターたちの存在がばれつつあったので、交渉時間はあまりありません。
メンバーの一人、アロハニが署名をするように交渉を続けますが、上手くいきません。アイヒマンは国の責任を一人で負いたくないと言います。アイヒマンは家族の心配を常にしていました。アイヒマンと話してはいけないと言われていましたが、ピーターは積極的にアイヒマンと話しました。
フライト日はどんどん迫っています。そして、ピーターが署名の交渉を試みます。すると、アイヒマンは「死ぬ前に妻に会わせてくれると約束するなら、署名していい。」と言いました。それをピーターは約束してアイヒマンに署名をしてもらいます。そして、すぐに飛行場へと向かいます。そのすぐ直後にドイツ人たちにアイヒマンが拘束されている居場所を突き止められます。なんとか逃げ切り、飛行機に乗りましたが、提出した着陸許可証を誰かが抜き取ってしまい、イスラエルに直行できない状況になってしまいます。
そこでピーター自らが着陸許可証をもっていくと志願します。ドイツ人たちが来る前に着陸許可証を渡せたピーターは、すぐに離陸するように指示します。ピーターは飛行機に乗ることが出来ませんでしたが、無事、アイヒマンを連れてイスラエルに帰ることができました。
約束通り、裁判の前にアイヒマンは妻に会うことができました。そして、多くのユダヤ人に囲まれてアイヒマンの裁判が始まりました。そこにはピーターの姿もありました。
以上、映画「オペレーション・フィナーレ」のあらすじと結末でした。
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