我が家のおバカで愛しいアニキの紹介:2011年アメリカ映画。おバカでお人好しなトラブルメーカーネッドとそんな兄に振り回される3人の妹達とのコメディドラマ。それぞれの妹が抱える環境や問題を兄ネッドがトラブルを起こして更にかき乱して妹達はうんざり。だけどどこか憎めないネッド。ピュアな心が周りを変えて行く姿に少しほっこりするような作品となっています。
監督:ジェシー・ペレッツ 出演:ポール・ラッド(ネッド)、エミリー・モーティーマン(リズ)、エリザベス・バンクス(ミランダ)、ゾーイ・デシャネル(ナタリー)、スティーヴ・クーガン(ディラン)、ラシダ・ジョーンズ(シンディ)、アダム・スコット(ジェレミー)、キャスリン・ハーン(ジャネット)ほか
映画「我が家のおバカで愛しいアニキ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「我が家のおバカで愛しいアニキ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
我が家のおバカで愛しいアニキの予告編 動画
映画「我が家のおバカで愛しいアニキ」解説
この解説記事には映画「我が家のおバカで愛しいアニキ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
我が家のおバカで愛しいアニキのネタバレあらすじ:起
バカがつくほど正直でお人好しなネッド。彼が農園で育てた野菜を市場で売っていると勤務中の警察官がやってきてネッドに大麻を売ってくれないかと話かけます。しかしネッドも制服姿の警察官には売るわけないよと話すも、警察官は今週は嫌なことが多くて気が滅入ってるんだとネッドに話します。すると気の毒に思ったネッドは大麻を売ってしまいそこで逮捕されてしまいます。
8ヶ月の服役後、ネッドは一緒に農園に住んでいた彼女ジャネット、そして愛犬であり親友のウィリー・ネルソンのもとにむかいます。しかしジャネットは新しい彼氏ビリーと一緒に住んでいてネッドのことを追い出してしまいます。ネッドはせめてウィリーは一緒に連れて行きたいと懇願するも、ジャネットはネッドの不安定な生活にその願いを断ります。ビリーはネッドを車で街まで送りますがウィリーとの別れを惜しむ姿に同情し、ジャネットがヤギ小屋を貸そうと考えていることをネッドに教えます。なんとかジャネットを説得してみるというビリーの心強い言葉を信じネッドは部屋代を作ろうと奮起し、一旦母親の家に帰ることにします。そして週に1度の家族の集まりで3人の妹、映画監督のディランと結婚し、二児の母親である長女リズ、記者の仕事をするキャリアウーマンの次女ミランダ、性生活に奔放でガールフレンド、シンディと付き合っている三女のナタリーと再会します。3人ともネッドに同情するも集まりはすぐお開きになり、ネッドは実家で母親と2人に。妹達に自分でなんとかすると言ったもののネッドは母親の子供扱いにうんざりすると同時に負い目を感じ結局妹を頼ることにします。
我が家のおバカで愛しいアニキのネタバレあらすじ:承
ネッドは長女リズの家を訪ね、受け入れてもらえることになりますが、リズの旦那ディランはネッドの同居に嫌な顔をします。しかしリズの説得で嫌々受け入れることになり、ネッドはリズから息子のリバーのベビーシッターの仕事と更にはリズの説得でディランの撮影の手伝いの仕事ももらい2人に感謝します。ネッドはディランのドキュメンタリー撮影の手伝いをしますがネッドの無頓着さにディランは苛立ちます。一方ネッドは持ち前の明るさと天然ぶりで映画の主役のタチアナとも親しく話し、更にディランの怒りをかき立ててしまいす。そんなディランとは対照的にリバーは普段両親から禁止されてるコメディー動画や格闘技をネッドに見せてもらいネッドのことを気に入ります。またネッドもリバーのことを気にかけるようになります。
そんなリズの家での生活を送っている中、ネッドは次女のミランダからミランダのチャンスともなる取材の仕事のドライバーとして呼び出されます。
取材相手のアラベラを無事迎えに行くことは出来たミランダだったのですが、重要なスクープについてはアラベラからNGだと言われ落胆してしまいます。そんなミランダとは裏腹にネッドとアラベラは話が盛り上がり2人はアラベラのチャリーティーパーティーへと招待されます。パーティーでもミランダはアラベラに取り入ることが出来ず蚊帳の外。しかしネッドはさらにアラベラと親密になっていき、ついにはアラベラのスクープの話についても聞いてしまうのでした。
相変わらずディランの手伝いをさせてもらうネッド、しかしその日は撮影現場での手伝いではなく車の見張りでした。ディランの言いつけ通り車の中で時間をつぶすネッドでしたが、パトカーが来てしまい車を移動させろと言われてしまいます。慌ててディランのもとに車の鍵を貰いに行くネッド。しかし撮影をしているであろう部屋を開けるとそこには裸のディランとタチアナの姿が。突然のネッドの乱入にディランは怒り、ネッドは驚きながらもディランに車の鍵をもらい部屋を後にします。車に戻って来たディランはこれも芸術の一環だとネッドを言いくるめます。ネッドは釈然としないものの納得してしまいます。しかしこの1件でディランはネッドとの生活に限界を感じリズに愚痴をこぼします。そして更に事件は起こり、リバーは小学校の入試の面接で今まで準備してきたことを見せず、禁止されているはずの格闘技を見せそして大好きなネッドのことを話し、逮捕のことも話してしまいリズとディランを困惑させます。リズはディランがネッドに嫌気をさしていることやリバーへの影響を考え、ネッドのことを心配に思いながらも家を出て行かせます。
我が家のおバカで愛しいアニキのネタバレあらすじ:転
行き場の無いネッドはミランダを頼ります。しかしミランダは露骨にネッドのことを煙たがりヤギ小屋を借りるのに必要な残りのお金をネッドに渡してネッドが住むのを阻止しようとします。ネッドはそんなことにも気付かずミランダに感謝し、ついでにディランのことをミランダに相談します。ミランダはすぐに浮気だと言いリズのことを心配しますが、話の流れで出て来たアラベラの話題に食いつきます。ネッドはパーティーで聞いた話を言うのをためらいますが、ミランダの押しに負けて話してしまいます。
翌日ネッドは溜まったお金を持ってジャネットのもとを訪ねますが、ビリーはジャネットを説得するのを忘れてしまい門前払いを受けます。ウィリーを連れて行きたいという願いも叶いませんでした。
ネッドはひどく落ち込みこのことをナタリーのガールフレンドであり弁護士でもあるシンディに法的措置をとれないか相談します。するとシンディは男なら男らしく力ずくで取り返せとアドバイスし、一緒にウィリーを奪還する計画を立ててくれます。元気が出たネッドはパーティーで踊りゲイと一夜を過ごすことになりますが、どうしてもその気になれず相手にも謝り、そのことを気に病みます。
翌日ネッドはこのことをミランダの親友であり自称SF作家のジェレミーに話し話題はジェレミーとミランダの関係になります。ネッドが2人は愛し合ってると言うとジェレミーはそれを認めます。しかしジェレミーはミランダの威張ったような性格を指摘し一線を超えるのをためらいます。ネッドはこのことをミランダに言うとミランダは呆れてしまいます。そしてまたミランダもジェレミーのことを保険もないし真の男じゃないとネッドに話しこのことがきっかけとなり2人は喧嘩してしまいます。
久しぶりのネッド一家の実家での集まり。ミランダとナタリーはリズのことを心配します。そして意を決してリズにディランの浮気のことを話しますが、リズの怒りの矛先はネッドへ向けられます。ミランダとナタリーはネッドを庇い、言い合いはどんどんエスカレートしていき3人は喧嘩になります。そしてリズはディランにタチアナとの関係について追求します。しかしディランはリズからの追求に嫌気がさし家を出て行ってしまいリズは深く傷つきます。
また三女のナタリーも一夜の過ちで子供が出来てしまい悩みます。このことをネッドに打ち明けるとネッドは本当に愛していたらきっと許してくれるはずだからシンディに打ち明けたほうが良いと助言します。一方ミランダにも問題が起きます。ネッドから聞いた話を書いたアラベラの記事が虚偽の記事だと問題になり記事の内容が事実かどうか確認させるためにネッドを会社へと呼び出します。ミランダはネッドに事実だと言うように懇願するもネッドは言えずミランダに恥をかかせてしまいます。ミランダを怒らせたネッドはナタリーの家へと転がり込みます。そしてネッドはシンディとウィリーの救出へ向いジャネットの家へと忍び込みます。しかしここでネッドはナタリーがシンディに妊娠のことを話したと勘違いしていたのでそのことをシンディに話してしまいます。しかし妊娠のことなんて知る由もないシンディは怒ってナタリーに電話します。シンディの電話の声でジャネットに気づかれてしまいネッドは困惑します。勿論ウィリーは取り返せずナタリーとシンディの関係もかき乱してしまうネッド。妹は3人とも怒ってしまい結局ネッドは母親のもとへと帰ります。
我が家のおバカで愛しいアニキの結末
週に1度の家族の集まり。妹3人は勿論不機嫌です。そんな空気を変えようと母親はゲームをしようと提案します。この提案にリバーは大喜びしますが、嫌々参加する3姉妹。ゲームをするも更に空気は悪くなりネッドはついに3人の思いやりの無い態度に怒りをぶちまけます。ネッドの怒声にバツの悪くなる妹達。そこへ家のチャイムが鳴り母親が玄関へ行きます。そこにはネッドの出所後の監察官がいてネッドのことを逮捕してしまいます。
ネッドはまた捕まってしまいますが、警察官に保釈金が出たことを伝えられます。誰が払ったのか尋ねるとミランダだと言われネッドは書面へのサインを拒否し檻の中へと戻っていきます。駆けつけた妹達と母親はネッドの行動に困惑します。そしてネッドはリバーと面会しますが結局会いたくないの1点張りで妹達も諦めて家路へと着きます。しかし帰りの車内でリバーはネッドを出す良い方法を思いつきます。
3姉妹はジャネットのもとへと向いウィリーを返すようお願いします。勿論ジャネットは応じませんが妹達も負けじと交渉します。ミランダはネッドの方がウィリーのことを愛していると言います。そして妹達は周りの人を無償に愛し、信頼するネッドの良さに気づき反省します。そうこうしていると強行突破して家に入った母親がウィリーを連れて行き奪還を成功させます。そして留置場にウィリーを連れて行き無事ネッドを釈放します。
そしてミランダはジェレミーのもとへ行き仲直りして2人の関係を1歩踏み出し、ナタリーはシンディに連絡し今までのことを正直に話し復縁します。そしてリズはリバーが習いたがっていた空手の道着を買ってあげ、3人はそれぞれ前に進んでいきます。すっかり仲直りしたネッドと3姉妹はカフェで他愛もない話をします。すると急にネッドが新しい生活を始めるために引っ越すことを3人に告げます。突然の報告に驚き悲しむ妹達。しかしネッドは自分がいなくても大丈夫だと彼女達を後押しし、自身の新しい仕事を成功させるため前に進んでいくのでした。
以上、映画 我が家のおバカで愛しいアニキのあらすじと結末でした。
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