赦しのちからの紹介:2019年アメリカ映画。人口減少に悩む町でジョンはクロスカントリー部の監督を渋々引き受けます。そこで出会った女子生徒ハンナは複雑な家庭環境で育ち、物を盗む悪い癖があります。ハンナはクロスカントリーで鍛えられ、キリスト教徒になることにより成長していきます。『赦しのちから』は、スポーツを通じた夫婦愛、親子愛、子供の成長を描いた映画です。主演で監督のアレックス・ケンドリックはキリスト教の素晴らしさを描く映画を作り続けています。
監督:アレックス・ケンドリック 出演:アレックス・ケンドリック(ジョン・ハリソン)、プリシラ・シャイラー(校長)、アリン・ライト=トンプソン(ハンナ)、シャリ・リグビー(キャメロン・アーネット)、キャメロン・アーネット(トーマス・ヒル)、ほか
映画「赦しのちから」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「赦しのちから」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
赦しのちからの予告編 動画
映画「赦しのちから」解説
この解説記事には映画「赦しのちから」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
赦しのちからのネタバレあらすじ:起・ジョンとハンナの出会い
地元の高校でバスケ部の監督をしているジョン(アレックス・ケンドリック)は、同じ高校の教師で妻のエイミー(シャリ・リクビー)と息子でバスケ部のイーサンと、その弟ウィルと4人で暮らしています。ジョンは地元の工場閉鎖のニュースを耳にし、工場労働者の子供が多い学校の将来を心配します。
ハンナ(アリン・ライト=トンプソン)はジョンの高校の生徒で、祖母バーバラと暮らしています。ハンナは両親は死んだと聞かされています。ハンナは少年のヘッドホンを盗んで逃走します。ハンナは窃盗の常習犯で、盗んだ物は彼女の部屋に置かれています。
ジョンはオリヴィア校長(プリシラ・シャイラー)に呼び出され、町の産業衰退による人口流出が原因で、バスケ部が存続できなくなったため、クロスカントリー部の監督になることを依頼されます。ジョンは経験のないクロスカントリーに乗り気ではありませんでしたが、仕方なく監督を引き受け、生徒の勧誘を始めますが、クロスカントリーには誰も興味を見せません。結局、入部したのはハンナだけでした。
ジョンはハンナが喘息持ちであることを懸念しますが、校長からハンナのコーチを説得されます。そしてジョンはハンナのトレーニングを始めます。エイミーが時間を計測し、ハンナはスタートすると、彼女は良い記録を残します。
ジョンとエイミーは息子イーサンをクロスカントリーに誘いますが、イーサンはやる気がありません。その後ジョンは、病院で元クロスカントリー選手で糖尿病患者として入院している男性トーマス(キャメロン・アーネット)に出会います。
赦しのちからのネタバレあらすじ:承・ハンナの父の謎
ジョンの学校では、町から引越していく生徒が後を絶ちません。ジョンの給与も減らされてしまいます。オリヴィア校長はハンナにクロスカントリーのことを聞きますが、ハンナはあまり楽しそうではありません。ハンナは大会への参加も始めますが、喘息にも苦しみます。
ジョンはトーマスに会い、クロスカントリーのアドバイスを受けます。ジョンはイーサンがバスケの練習をしているところに現れ、一緒にプレーして親子の愛を深めます。
エイミーとジョンは、トーマスがハンナの父ではないかと考え始めます。ジョンはオリヴィア校長にこの件を話してみます。すると校長はハンナの祖母バーバラと母は知っていると言います。しかし、校長はバーバラには良い印象を持たず、母は音信不通になった後に死んだことを確認していると言います。校長はハンナの父の件は知らないようです。
ジョンとエイミーは病院のトーマスを訪ね、ハンナのことを聞きます。トーマスは泣き出し、どうやらハンナを娘と感じているようです。ハンナがクロスカントリーの練習をしているとイーサンがやってきます。ジョンとエイミーは驚きますが、イーサンはクロスカントリーのコースを走り始めます。
赦しのちからのネタバレあらすじ:転・ハンナの改心とトーマスとの出会い
ハンナはクロスカントリーの大会に参加し、イーサンや学校の生徒からの応援を受けます。ハンナはレースを良い成績で終え、クラスメートから称えられます。
ジョンとエイミーはハンナに会い、トーマスの件を話し始めます。ハンナもトーマスが父であると感じます。ジョンは、強制はしないがもし会いたいなら病院へ言ってくれと言います。ハンナは祖母バーバラに父のことを聞きます。バーバラは、ハンナの父は薬物中毒で死んだと言い、この件はあまりは話したがりません。
ハンナはジョンに、トーマスに会いたいと言います。ジョン、エイミー、ハンナは病院にいるトーマスを訪ねます。ハンナはトーマスと少しだけ会話をして、病院を去ります。
ハンナはクロスカントリーの練習もやる気が出ません。しかし、ハンナは気を取り直してジョンに、もう一度トーマスに会いたいと話します。その後、ハンナはトーマスと二人だけになります。トーマスは、ハンナに過去の件を涙ながらに話します。
ハンナはオリヴィア校長に会います。ハンナがトーマスに会ったことを話すと、校長は聖書の朗読と書き取りを勧めます。
ジョンが演劇のオーデションの審査員をしていると、ハンナが訪れ聖書から学んだことを口にします。ジョンや審査員、そして生徒はハンナの言葉に感動します。
ハンナはこれまでに盗んだものを被害者に返し始めます。
ハンナはトーマスのもとを訪ねますが、彼の容態は悪化していました。ハンナはトーマスに、クリスチャンになったことを報告します。
その後バーバラは、ハンナが病院へ行きトーマスと会っていることを知ってしまいます。
赦しのちからの結末:神への感謝
ハンナの祖母バーバラは、ジョンとエイミーの家を訪れ、ハンナをトーマスに会わせたことに怒りをぶちまけます。バーバラは、トーマスにハンナを関わらせるな、学校に抗議すると言います。
ハンナは家でバーバラと喧嘩します。ハンナは、バーバラがトーマスは死んだと嘘をついていたことを批判します。バーバラはトーマスの病院へ行き、トーマスに怒りを見せます。トーマスはハンナを愛し助けたいと言いますが、バーバラは無言で出て行きます。
ジョンとエイミーは神に祈ります。バーバラも、神に助けを求めます。
クロスカントリーの州大会が近づき、ジョン、イーサンはコースの研究をします。ジョンはトーマスの病室を訪れ、レース中のハンナのコーチを依頼します。
大会当日、ジョンはハンナの腕に装置をつけ、病院のトーマスとコミュニケーションを取れるようにします。バーバラとオリヴィア校長も応援に駆け付けます。レースが始まると、トーマスはハンナにアドバイスを送ります。
レースの終盤でハンナは2位につけます。トーマスは必死にアドバイスをおくり、ハンナはラストスパートをかけます。ゴール直前で倒れるハンナをジョンが抱えます。大会関係者がハンナの優勝を伝えると、ジョン、エイミー、生徒たちはハンナを称えます。
バーバラはハンナがトーマスに会うことを許します。その後トーマスは亡くなります。ジョンは彼の葬式でハンナを励まします。
それから6年後、ハンナはクロスカントリーで走り続け、ジョンとエイミーも応援しています。ハンナは神へ感謝を捧げるのでした。
以上、映画「赦しのちから」のあらすじと結末でした。
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