ルイーズに訪れた恋は…の紹介:2004年アメリカ映画。39歳バツイチのルイーズは昔の恋人とそっくりな青年と出会い、年齢の壁を感じながら身を焦がすような恋に落ちていく。恋に臆病な中年女性が悩みもがきながら自分自身を見つめなおしていく様が描かれた恋愛映画です。
監督:ディラン・キッド 出演者:ローラ・リニー(ルイーズ・ハリントン)、トファー・グレイス(フランシス・スコット・ファインスタウト)、ガブリエル・バーン(ピーター)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミッシー)、ポール・ラッド(サミー)ほか
映画「ルイーズに訪れた恋は…」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ルイーズに訪れた恋は…」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ルイーズに訪れた恋は…の予告編 動画
映画「ルイーズに訪れた恋は…」解説
この解説記事には映画「ルイーズに訪れた恋は…」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルイーズに訪れた恋は…のネタバレあらすじ:起
ルイーズはコロンビア大学の入学選考会の責任者として働くバツイチの中年女性です。同じ大学で教授をしている元夫ピーターとは時々食事をするなど良好な関係が続いていますが、恋人のいないルイーズは満たされない淋しさを抱えています。彼女の息抜きは高校時代の友人ミッシーと長電話をすること。ミッシーは双子の子供を育てる主婦ですが、夫との仲がうまくいっておらず、不倫願望があることを赤裸々にルイーズに語って聞かせます。ある日偶然目にした入学願書のF・スコットという生徒名にルイーズは懐かしい気持ちを駆り立てられます。ルイーズが昔付き合っていた恋人の名前と同じだったからです。ルイーズはほんの好奇心からF・スコットに電話をかけ、特別に個人面接をしてあげるから大学を訪ねて来るようにと告げます。
ルイーズに訪れた恋は…のネタバレあらすじ:承
ルイーズのもとを訪ねてきた青年F・スコットは面差しも昔の恋人にそっくりであり、画家志望だというところも同じでした。制作した作品を見せてもらったルイーズは彼の溢れる才能に惚れ惚れとし、ますますF・スコットを気に入ります。早々に引き上げようとする彼を呼び止め、大学の詳しい話をしてあげるからと自宅に招きます。その日二人は勢いにまかせて関係を持ってしまうのでした。翌日F・スコットとデートをする約束をしたルイーズはすっかり有頂天になり、久しぶりに訪れた恋に身を焦がしはじめます。その晩はピーターと共に夕食をとりますが、ルイーズは彼からセックス依存症に陥っていることを打ち明けられます。これまでに何百という女子生徒と性的な関係を持ってきたこと、二人の結婚期間もその悪癖を繰り返していたことを知らされたルイーズは激しく動揺し、ピーターを口汚く罵ってしまいます。ピーターは依存から抜け出すための努力をしていると続け、ありのままの自分を受け入れてほしいとルイーズに訴えかけます。しかしピーターの裏切りを許せないルイーズは彼を受け入れることができないのでした。
ルイーズに訪れた恋は…のネタバレあらすじ:転
F・スコットとデートを重ねるルイーズですが、あまりにもかけ離れた年齢差にだんだんと引け目を感じ始めます。ルイーズを本気で愛しはじめたF・スコットにとって年齢など大きな問題ではありませんでしたが、ルイーズは次第に恋に臆病になりはじめます。さらに留守の間にミッシーと電話で話したとF・スコットから聞いたルイーズは激しく動揺します。ミッシーとルイーズは高校時代にスコットを奪い合った過去があったため、何としてもミッシーにはF・スコットのことを隠しておきたかったのです。ルイーズがミッシーに会いに行くと、F・スコットはスコットの生き写しのようだとミッシーが嬉々として語り始めます。ミッシーがF・スコットを呼び出して一緒に食事をしたことを知ったルイーズは嫉妬で怒りを露わにします。さらに二人はスコットが生きていれば自分と結婚していたはずだと年甲斐もなく張り合い始めるのでした。アパートに戻ってくるとF・スコットが外でルイーズの帰りを待っていました。ルイーズは高校時代の恋人がF・スコットによく似ていたこと、大好きだった恋人をミッシーに奪われてしまったことが今もトラウマになっていることを素直に打ち明けます。F・スコットは恋の痛手は誰にでも経験のあることであり、前に踏み出す勇気も必要ではないかとルイーズを諭そうとします。しかしルイーズにはF・スコットの言っていることが綺麗事に思え、分かり合えない二人はつい喧嘩をしてしまうのでした。
ルイーズに訪れた恋は…の結末
部屋に戻ると、ピーターが思い詰めた様子でベッドに座っていました。真実を話すことで君との距離を縮めたかったと語るピーターをルイーズは優しく抱きしめ、その晩泊めてあげます。翌朝部屋を訪ねてきたF・スコットはルイーズとピーターの関係を誤解し、さらに昔の恋人と自分を重ね合わせて見られ続けてきたことに不満を爆発させます。F・スコットはあてつけのように昨晩ミッシーに再び会ったと続け、ルイーズは二人がついに関係を持ったのではないかとショックを受けます。慌ててミッシーの元に乗り込むルイーズでしたが、ミッシーはF・スコットを誘惑してはみたものの、こっぴどく振られてしまったと告白します。F・スコットは一途すぎるほどにルイーズを愛していました。ミッシーから彼の愛に応えようとしないなんて馬鹿だと告げられたルイーズは疑心暗鬼に陥っていた自分を深く省みるのでした。その後大学を訪ねてきたF・スコットにルイーズは大学院の合格通知を手渡します。ルイーズの力で合格させてもらえてのかと問うF・スコットに、あなた自身の力で勝ち取った合格だとルイーズは伝えます。嬉しそうに微笑むF・スコットをルイーズは心から祝福するのでした。一緒に大学を出た二人は熱いキスを交わし、デートをする約束をして別れるのでした。
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