映画「ライリー・ノース 復讐の女神」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ライリー・ノース 復讐の女神の紹介：2018年アメリカ, 香港映画。一人娘の誕生日を親子３人で祝おうと遊園地に来ていたライリーは、ギャング組織の勘違いから、目の前で夫と娘を射殺されました。ギャングのボスに買収されている警察や検事、裁判官はライリーの目撃した犯人を不起訴としました。怒りの収まらないライリーは５年後、軍用の武器で武装しギャング達に復讐を始めました・・という内容のリベンジバイオレンス作品です。
監督：ピエール・モレル 出演者：ジェニファー・ガーナー（ライリー・ノース）、ジョン・オーティス（モイゼス刑事）、ジョン・ギャラガー・Jr.（カーマイケル刑事）、フアン・パブロ・ラバ（ガルシア）、アニー・イロンゼ（インマン刑事）ほか
この解説記事には映画「ライリー・ノース 復讐の女神」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライリー・ノース（ジェニファー・ガーナー）は娘のカーリー（ケイリー・フレミング ）の事で、同級生の母のペグ（ペル・ジェームズ）と揉めていました。娘カーリーの誕生日は同級生を沢山呼んで祝うはずでしたが、ライリーは残業を命じられ、遅く帰ってくると友達は誰もいませんでした。実はペグが同じ日に子供の同級生を集めてパーティを開いたためでした。
それならと夫のクリス（ジェフ・ヘフナー）も一緒にカーリーを連れて夜の遊園地に行きました。遊園地で遊んでいる間クリスは友人のミッキーと電話で連絡を取っていました。ミッキーはギャング団のボスのガルシア（フアン・パブロ・ラバ）から金を強奪しようと計画していました。そのため、クリスに運転手をやってもらおうとしていたのでした。しかしクリスは結局断り、行きませんでした。
そのミッキーはガルシアたちに拉致されていました。そして電話の履歴からクリスも仲間だと思われていました。ミッキーを殺したガルシアはクリスも殺せと手下に命じました。遊園地でライリーがアイスクリームを買っていた時、一台の車が接近し、マシンガンでクリスとカーリーを射殺しました。銃声を聞いたライリーが走って行くとライリーも銃弾を受けました。
入院中のライリー・ノースは、訪ねてきたカーマイケル刑事に犯人を見たと言いました。警察署で犯人を絞り込み、クリスとカーリーを射殺した３人の男がわかりました。モイゼス刑事はガルシアが絡んでいることと、クリスは無関係だったことを知りました。そして部下のカーマイケル刑事（ジョン・ギャラガー・Jr）に、ガルシアに内通している奴が警察の中にいると教え、今回の事件は深入りせずに上手く流せと指示しました。
一方、ライリーの元へ弁護士がやってきて、今回の件は忘れろと言って金を置いて行こうとしましたが、ライリーは受け取りませんでした。法廷でライリーは精神患者扱いされ、証言は信憑性が無いと言われました。そして裁判長は３人を不起訴としました。納得のいかないライリーは法廷で暴れて取り押さえられました。そのまま精神病院へ送られることになり、カーマイケル刑事が同行しますが、ライリーはカーマイケル刑事を殴り飛ばして走り去りました。
それから5年の歳月が流れ、クリスとカーリーを殺した３人の男をライリー・ノースが射殺し、観覧車に吊るしました。するとインマン刑事がその前に武器銃砲店にトラックが突っ込み、軍用武器を多数盗まれた事件があると言いました。この事件を調べるうち、カーマイケルとモイゼスは、犯人がライリー・ノースではないかと考え始めていました。
ライリーはガルシアが買収した弁護士と検事、そして不起訴にした裁判官を次々殺しました。この日はクリスとカーリーが殺された命日でした。
ガルシアはメキシコの麻薬カルテルともめていました。それはカルテル側の麻薬が運搬中に盗まれていたことからでした。実はこれもライリーが絡んでいました。そしてライリーはガルシアの集金した金を集めるアジトに押し掛け、一人を残して皆殺しにしました。そして殺さなかった一人にガルシアの仕事のすべてを聞きだしました。
インマン刑事はカーマイル刑事とコンビを組んで捜査を進めました。ネットのＳＮＳにはライリーの行動を応援する書き込みが多くなっていました。ライリーはガルシアの麻薬倉庫を爆破しました。そして倉庫にいた手下二人の車を襲い、ガルシアの自宅に侵入しました。手下を殺しながらガルシアを追い込み、殺そうとしたし時、ガルシアの娘が「パパ」と呼びながら走って来ました。ライリーが娘に視線を送った瞬間、ガルシアに刺され、ライリーは逃げました。そしてペグの家に立ち寄り、顔を殴った後、ペグの車に乗ってガルシアの縄張りのスラム街へ向かいました。
このスラム街にはインマン刑事がいました。ライリーの車を見つけ、武器を見つけたインマンは付近の住民に聞き取りをしました。するとガルシアの一味を一掃してくれて住みやすくなったと言いました。そこにカーマイケルがやって来ました。ガルシアの内通者はカーマイケルで、秘密を知られたと思ったインマンを射殺してゴミ箱に隠しました。
ライリーが身を潜めながらスラム街に戻ると、インマンのスマホが鳴りだしました。ゴミ箱のインマンの死体からスマホを取りだしたライリーは、テレビ局を通じて「これからガルシアを殺す」と言って実況中継をはじめました。そして汚職警官としてカーマイケルも映しました。
テレビを見ていたモイゼス刑事は警官たちをスラム街に集結させるべく、指令を出しました。ライリーは手下どもを次々殺して行きました。するとガルシアは街の子供を拉致し、ライリーに「出て来なければ子供を殺す」と脅しました。ライリーが銃を捨てて出ていくと、ガルシアは殴って蹴飛ばしました。その時パトカーが集結しました。
ガルシアはカーマイケルが裏切ったと思い射殺し、逃げました。再び銃を持ったライリーはガルシアを待ち伏せして頭に銃口を向けました。モイゼス刑事が止めるものの、ライリーはガルシアを射殺しますが、ライリーも警官の銃弾を受けました。
警察署長は、ライリーが退院したら複数の殺人罪で立件すると言いました。手錠をかけられて入院中のライリーに会いに行ったモイゼス刑事は、ライリーの手の中に手錠の鍵を収めて帰るのでした。
以上、映画「ライリー・ノース 復讐の女神」のあらすじと結末でした。
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