パーフェクト・センスの紹介:2011年イギリス映画。嗅覚、味覚、聴覚…と五感が次々と失われていく感染症が全世界で発症します。科学者として研究所で感染症解明をめざすスーザンと、スーザンの自宅横のレストランでシェフとしてはたらくマイケルは惹かれあいますが、五感を失う恐怖の感染症が二人の愛に様々な試練を与えます。
監督:デヴィッド・マッケンジー 出演:ユアン・マクレガー(マイケル)、エヴァ・グリーン(スーザン)、ユエン・ブレムナー(ジェームズ)、スティーヴン・ディレイン(スティーブン)、ほか
映画「パーフェクト・センス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パーフェクト・センス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「パーフェクト・センス」解説
この解説記事には映画「パーフェクト・センス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パーフェクト・センスのネタバレあらすじ:起
研究所で科学者としてはたらくスーザン(エヴァ・グリーン)はある日、嗅覚を感じないという症状を持った患者に出会います。感染症を疑うスーザンと他の研究者は、患者を隔離しますが、深い悲しみを伴い、嗅覚を失うこの症状が世界中の人々に現れ、感染症は広まってしまいます。
スーザンの自宅横のレストランで働くシェフのマイケル(ユアン・マクレガー)は、スーザンに好意を抱き、彼女に料理を振る舞います。
パーフェクト・センスのネタバレあらすじ:承
しかし、食事の途中で突然泣きだしたスーザンは、自分が感染症を感染したことを悟り、マイケルを遠ざけようとします。泣き崩れるスーザンを彼女の自宅へ届けたマイケルも、突然の悲しみに襲われ、翌日には二人とも嗅覚を失ってしまいます。
ともに惹かれあうスーザンとマイケルでしたが、全世界のほとんどの人々が嗅覚を失ったころ、突然の空腹に襲われ、味覚を失う症状が世界中の人々に表れ始めます。マイケルとスーザンも同じく味覚を失い、食を楽しむ場所であるレストランで働く人々は経営を続けていけないと考えます。
パーフェクト・センスのネタバレあらすじ:転
嗅覚、味覚が存在しなくなった世界でも、音や食感、人々との会話を楽しむための場所としてレストランを成功させたマイケルは、スーザンと幸せな日々を過ごします。嗅覚、味覚を失った全世界の人々は、次に聴覚を失い始めます。
研究を続けるスーザンでしたが、結果は得られず、聴覚の喪失にともない人々が一時的に凶暴的、攻撃的になった世界は混乱を極めます。聴覚を失った人々は、自宅待機を命じられ、食事が配給されるようになりますが、一時的に攻撃的になったマイケルが放った言葉により、スーザンは姉の家族とともに暮らすようになります。
パーフェクト・センスの結末
人々が手話などを使い、荒れた世界がまた平和にもどりはじめたころ、人々は「愛」や「喜び」を感じ始めます。お互いを探し始めたスーザンとマイケルは、二人が始めて出会ったレストランの裏路地で再会を果たします。二人が再会の喜びに包まれながらお互いに歩みよろうとしたとき、二人は視覚を失ってしまいます。
4つの感覚を失ったスーザンとマイケルは手探りでお互いに寄り添い、触れた感覚や息遣いで伝わりあう気持ちを確認します。物語は、スーザンが「どんなことがあろうとも、人生は続いていく」という言葉を残す場面で終わります。
以上、映画「パーフェクト・センス」のあらすじと結末でした。
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