フォーン・ブースの紹介:2002年アメリカ映画。浮気相手に、携帯電話を使わずいつも同じ電話ボックスから電話をしていた男が、その電話ボックスに掛かってきた電話を取ってしまった事から電話を切ることが出来なくなってしまうというサスペンス映画です。電話ボックスという狭い空間のみで、先の読めない展開が続く、批評家絶賛の作品です。
監督:ジョエル・シュマッカー 出演者:コリン・ファレル(スチュー / スチュワート・シェパード)、フォレスト・ウィテカー(エド・レイミー警部)、ラダ・ミッチェル(ケリー・シェパード)、ケイティ・ホームズ(パム / パメラ)、キーファー・サザーランドほか
映画「フォーン・ブース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フォーン・ブース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フォーン・ブースの予告編 動画
映画「フォーン・ブース」解説
この解説記事には映画「フォーン・ブース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フォーン・ブースのネタバレあらすじ:起
スチュー(コリン・ファレル)は電話一本でメディアに取り次ぐ商売をしている、いわば紹介屋。今日も若いアダムを使って、携帯電話で次々仕事をこなしていました。そんなスチューは新人女優のパム(ケイティ・ホームズ)がお気に入りで、いいプロデューサーを紹介すると言って、見返りにデートに誘っていました。
今日で取り壊されることになっているいつもの電話ボックスに入り、電話を使用とした時、ピザの配達員がやって来ました。「頼んでいない」と言うと、「代金は貰っているから受け取ってくれ」と言いました。スチューは汚い言葉で追い返しますが、ちょっと怒った配達員に、今度は5ドル渡して引き取らせました。
そして結婚指輪を外し、パムに電話しました。デートの誘いをしますが、パムに断られました。電話ボックスを出ようとした時、電話が鳴りました。ついつい電話を取ってしまったスチューでしたが、電話の男はチューの名前、住所、パムの事、妻のケリー(ラダ・ミッチェル)の事など全部知っていました。そして「銃で照準を当てているから電話を切るな!」と脅しました。
フォーン・ブースのネタバレあらすじ:承
電話を使いたい目の前の風俗店の女がやって来て、「早く代われ」とわめきはじめました。「追い返せ」と言う男の指示に従い、その女を追い返すと、別の女と用心棒のレオンがやって来ました。レオンに金を渡して丸く収めようとしたスチューでしたが、金を持っていることを知ったことから、レオンがバットを持ってきて「500ドル出せ」と言って電話ボックスを壊し始めました。
電話の男に「助けてほしいか?」と言われ、スチューが「頼む」と言った事から、レオンは射殺されました。女達は「スチューが殺した」と警察に通報しました。男はパムとケリーに電話させ、スチューが嘘をついていることを白状させました。
やがてパトカーが何台も駆けつけて包囲し、刑事のレイミー(フォレスト・ウィテカー)がやって来ました。レイミーの説得に対し、男はレイミーが怒るような、別れた妻との関係をスチューに言わせました。キレかかったレイミーでしたが、スチューが電話の男に脅されているのではと思い始め、逆探知の指示をしました。
フォーン・ブースのネタバレあらすじ:転
テレビ局がやって来て中継を始めました。中継を見たケリーがやって来ました。ケリーの顔を知られると、照準を合わされるため、スチューはケリーの説得に対し、「妻じゃない」と言い張りました。すると男はケリーに「パムの事を話せ」と言いますが、スチューは電話を切り外に出ました。
すると電話が鳴りました。照準はケリーに合っていました。狙撃犯がいると思ったレイミーが、「電話に出ろ」と言うと、再び男と話し始めました。今度はパムがやって来ました。男は電話ボックスの天井裏に銃があるから取れと言いました。しかし銃をとると警官に射殺されることから、スチューは銃を取れませんでした。
そしてしゃがみこみ、自分の携帯でケリーに電話をし、自分が電話で何を言っているか聞かせました。ケリーは携帯電話をレイミーに渡し、レイミーは狙撃犯が居ることを確信しました。そして男はケリーにも電話していることから、ケリーの通話記録を調べさせました。
フォーン・ブースの結末
男はスチューに「自分の嘘のすべてを話せ」と言いました。スチューはアダム、パム、ケリーに対し、自分の嘘をすべて話し、謝りました。そのころ、警察は逆探知に成功しました。レイミーは弁護士の居ないスチューに「弁護士が見つかったから待っていろ」と言いました。男の居場所が分かったと判断したスチューは、電話を引き延ばしました。
しばらくするとレイミーが「弁護士がもうすぐ着く」と言った事から、男に「お前はすでに包囲され、警官が突入するぞ」と言って、電話を切り、銃を持って両手を上げて電話ボックスの外に出ました。スチューは男より先に警官のゴム弾で撃たれて倒れました。
男の部屋に突入した警官たちが見たものは、首を切り裂いて死んでいる男でした。自殺していた死体を見たスチューは、ピザの配達員が犯人だったことを確認しました。救急車の中で寝ていると、眼鏡をかけた男(キーファー・サザーランド)が話しかけてきました。それは電話の男でした。色々話した後、何かあればまた電話をすると言って立ち去りました。
以上、映画「フォーン・ブース」のあらすじと結末でした。
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