ピノキオの紹介:1940年アメリカ映画。カルロ・コッローディ原作の童話「ピノッキオの冒険」をウォルト・ディズニーが映画化したディズニーアニメの金字塔です。人間になりたがっている木製の人形ピノキオが、コオロギのジミニーと共に冒険の旅に出ます。
監督:ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク 声の出演:ディッキー・ジョーンズ(ピノキオ)、クリフ・エドワーズ(ジミニー・クリケット)、クリスチャン・ラブ(ゼペットじいさん)、イヴリン・ヴェナブル(ブルー・フェアリー)、ウォルター・キャトレット(J・ワシントン・ファウルフェロー)ほか
映画「ピノキオ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ピノキオ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ピノキオの予告編 動画
映画「ピノキオ」解説
この解説記事には映画「ピノキオ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ピノキオのネタバレあらすじ:起
時計職人でありおもちゃ職人でもあるゼペットじいさんには子供はおらず、猫のフィガロや金魚のクレオと共に暮らしていました。ある日、ゼペットじいさんは、こんな子供がいたらと理想を込めて作ったのが、木製の操り人形「ピノキオ」です。その夜、流れ星を見つけたゼペットじいさんは、「ピノキオを本当の人間の子供にしてください」と星に願いをかけます。すると、星の妖精ブルー・フェアリーが現れ、ピノキオに生命を授けます。ブルー・フェアリーは、「勇気をもって正しい行いをする優しい心を持つなら人間にしてあげましょう」と言い、たまたま一部始終に居合わせていた放浪のコオロギ、ジミニー・クリケットにピノキオの良心を託します。
ピノキオのネタバレあらすじ:承
ゼペットじいさんは生命を宿し、操り糸なしでも自由自在に動いて話をするピノキオの姿に大喜びします。そして翌朝、ピノキオはジミニーと共に学校へ通い始めます。しかし登校初日、ズル賢いキツネのJ・ワシントン・ファウルフェローと、その子分の猫ギデオンに騙され、スターの暮らしができると甘い誘惑に乗って人形座「ストロンボリ一座」に売られてしまいます。ピノキオは瞬く間に一座のスターとなりますが、親方のストロンボリーはピノキオを金の成る木としか考えておらず、ピノキオを鳥かごに幽閉してしまいます。ジミニーが助け出そうとした時、ブルー・フェアリーが現れます。ピノキオは、学校をサボったことを隠すため嘘をつきますが、途端にピノキオの鼻がどんどん伸び始めていきました。ブルー・フェアリーはピノキオに「嘘は、その嘘を隠すためにどんどん大きくなるものだ」と忠告して反省を促し、ピノキオはジミニーと共に脱出します。
ピノキオのネタバレあらすじ:転
ピノキオとジミニーは帰路の途中でまたもやファウルフェローとギデオンに出くわし、今度は遊びの島「プレジャー・アイランド」へ行こうと誘われます。またしてもピノキオはあっさり誘惑に乗ってしまい、馬車に乗って島へ行ってしまいます。さすがのジミニーも呆れ果てて帰ろうとしましたが、プレジャー・アイランドにいる子供達はやがてロバの姿になっていき、最後には町に売り飛ばされることを知り、急いでピノキオの救出に向かいます。そこでは、ピノキオが知り合った悪ガキのランプウィックはすでにロバになっており、ピノキオにもロバの耳と尻尾が生えかけていたので、ジミニーはピノキオを連れて島を脱出します。やがてピノキオとジミニーが家に帰ると、そこにはゼペットじいさんもフィガロもクレオもいません。途方にくれる二人の元にどこからか手紙が届き、二人は驚きの事実を知ります。いつまでも帰って来ないピノキオを心配して探しに行ったゼペットじいさんが、クジラの王様モンストロに飲み込まれてしまったというのです。
ピノキオの結末
ピノキオとジミニーは早速救出のために海に潜り、モンストロのお腹の中に潜入、ようやくゼペットじいさんと再会を果たします。ピノキオはモンストロのお腹の中で火を起こし煙を焚き、くしゃみをさせて一気に脱出に成功しますが、モンストロは激高してピノキオたちに襲いかかり、ピノキオはゼペットじいさんをかばって命を落としてしまいます。悲しみにくれるゼペットじいさんとジミニーの前にブルー・フェアリーが現れます。ピノキオの勇気ある行動を讃えたブルー・フェアリーはピノキオにもう一度生命を与え、本当の人間の子供として生まれ変わらせます。遂に夢を叶えたピノキオはゼペットじいさんと喜びを分かち合いました。自分の役目は終わったとばかりに再び旅に出る決意をしたジミニーはブルー・フェアリーの星を見上げて感謝を伝えます。すると、ジミニーの胸には良心の証である輝く勲章がつけられていました。
「ピノキオ」感想・レビュー
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子供の頃は怖くてあまり見たくないディズニー作品でしたが、英語の勉強にディズニーを利用しようと見てみたら、その技術の高さに驚きました。開始の15分だけでも見る価値があります。ジュペット爺さんの木製の仕掛け時計の数々が動く様子が素晴らしく、イタリアってこんな感じなのかな、とうっとりします。英語で見るから余計そう感じるのかもしれません。とても1940年の作品とは思えません。相変わらず、ストランボーリは怖いし、遊園地のシーンは不気味、鯨のモンストロも恐ろしいですが、それを上回る美しさと技術力、キャラや小物の可愛らしさがあります。もちろん道徳的で、しつけにも効果的かもしれません。家族みんなで見たいですね。
人形のピノキオが既に表情豊かでものすごく人間っぽいんです。可愛い絵だからつい応援しちゃうんですが、なかなかムカつくキャラなんですよね。
次々に事件に巻き込まれて行くのでテンポがとても良いです。ただ、ピノキオが悪い子なせいか怖いことばかり起こるせいか子供受けはあまり良くありませんでした。