パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド の紹介:2007年アメリカ映画。前作パイレーツオブカリビアン「デッドマンズチェスト」と同時に製作された後編でシリーズ3作目です。デイヴィの心臓を手に入れ、海賊たちの弾圧に乗り出した東インド貿易会社のベケット卿。その横暴に立ち向かうためには、死んだと思われていた大海賊ジャック・スパロウを擁する、選ばれし9人の「伝説の海賊」の力を必要としていました。
監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)、キーラ・ナイトレイ(エリザベス・スワン)、ジェフリー・ラッシュ(ヘクター・バルボッサ)、チョウ・ユンファ(サオ・フェン)、ビル・ナイ(デイヴィ・ジョーンズ)、トム・ホランダー(カトラー・ベケット)、キース・リチャーズ(ティーグ・スパロウ)ほか
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドの予告編 動画
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド」解説
この解説記事には映画「パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パイレーツオブカリビアン3 ワールドエンドのネタバレあらすじ:起
大海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が愛船「ブラックパール号」と共に超巨大タコ「クラーケン」に飲み込まれ、海の底に消えた直後、ポート・ロイヤルの町では戒厳令が敷かれ、海賊やそれに協力した者は次々と捕らえられ処刑されていました。その頃、ジャックを助け出すために立ち上がったウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)やエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)らの一行は、3年前に死んでいたものの預言者ティア・ダルマ(ナオミ・ハリス)の呪術により蘇っていたヘクター・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)に連れられ、選ばれし9人の「伝説の海賊」のひとりであるサオ・フェン(チョウ・ユンファ)から託された「世界の果てへの地図」を元に、幾多の困難を乗り越えてようやく世界の果てにある海の墓場「デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー」に辿り着きます。その頃、ジャックはデイヴィ・ジョーンズ・ロッカーで幻覚に悩まされる日々を過ごしていましたが、現れたウィルらによって助け出され、ブラックパール号と共に元の世界に舞い戻ることになります。
パイレーツオブカリビアン3 ワールドエンドのネタバレあらすじ:承
元の世界に戻ったジャックらを待ち受けていたのは、幽霊船「フライング・ダッチマン号」船長デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)の心臓を手に入れ、制海権を手にしようとしていた東インド貿易会社のカトラー・ベケット卿(トム・ホランダー)の暗躍でした。デイヴィは心臓を盾に服従を強いられ、フライング・ダッチマン号はジェームズ・ノリントン(ジャック・ダヴェンポート)の指揮下のもと次々と海賊たちを打ち破っていきました。やがてサオ・フェンはフライング・ダッチマン号の攻撃を受けて致命傷を負い、エリザベスを後継者に指名して息絶えます。その直後にノリントンはベケット卿を裏切り、自らの命と引き換えにエリザベスをデイヴィの魔の手から脱出させます。伝説の海賊たちは海賊たちの拠点である難破船島に集結して評議会を開き、ベケット卿に対抗するため海賊王を選出することにします。選ばれし9人の伝説の海賊とは、サオ・フェンに代わって南シナ海の王となったエリザベス、地中海の王キャプテン・シュヴァル(マーセル・ユーレス)、太平洋の王ミストレス・チン(タカヨ・フィッシャー)、黒海の王アモンド・ザ・コルセア(ガッサン・マスード)、大西洋の王ジェントルマン・ジョカルト(ハキーム・ケイ=カジム)、アドリア海の王エドゥアルド・ビジャヌエバ(セルジオ・カルデロン)、インド洋の王スリ・スンバジ(マーシャル・マネシュ)、カスピ海の王バルボッサ、そしてカリブ海の王であるジャック・スパロウのことです。しかし、父ウェザビー(ジョナサン・プライス)を殺したベケット卿への報復を主張するエリザベスや、ティアに蘇らせてもらった時の条件である海の女神カリプソを復活させるべきだと主張するバルボッサらの意見はまとまらず、紛糾寸前に陥ったその時、海賊の掟の番人でありジャックの父であるティーグ・スパロウ(キース・リチャーズ)が助け舟を出し、結局海賊王は伝説の海賊による投票で決めることになります。伝説の海賊たちが自らに投票するなか、ジャックはエリザベスに票を投じ、ここにエリザベスが海賊王に就任してベケット卿との決戦に挑むことになります。
パイレーツオブカリビアン3 ワールドエンドのネタバレあらすじ:転
ジャックはベケット卿の大船団に乗り込み、単身ベケット卿との交渉に臨んでまんまとスライング・ダッチマン号に潜入しますが捕らえられてしまいます。一方、バルボッサは公約通りカリプソを解放するための儀式を行い、カリプソは遂に復活を遂げます。実はカリプソはティアであり、デイヴィから封印の方法を教わった人間たちによって人間の姿に変えられていたのです。ウィルの一言によりデイヴィの裏切りを知ったカリプソは怒り狂い、巨大な嵐と大渦を巻き起こします。エリザベスの演説に奮起した海賊たちは遂にベケット軍に決戦を挑み、壮絶な海戦が繰り広げられる中、ウィルはエリザベスにプロポーズし、船上でバルボッサの立ち合いのもと結婚式を挙げます。一方、デイヴィはフライング・ダッチマン号をベケット卿の手から奪還、ジャックも牢獄から抜け出し、デイヴィの心臓を奪って甲板に上がり、デイヴィと剣を交えます。ジャックはデイヴィの心臓を狙っていました。その心臓を突き刺した者は永遠の命を与えられるのですが、その代償として永遠にフライング・ダッチマン号の船長となり、陸に上がれるのは10年に一度だけという呪いをかけられてしまうのです。
パイレーツオブカリビアン3 ワールドエンドの結末
デイヴィはエリザベスとウィルに襲い掛かり、ジャックは折れた剣を心臓にかざしてデイヴィを牽制しますが、デイヴィの剣は無残にもウィルの身体を突き刺してしまいます。その時、ウィルの父ビル(ステラン・スカルスガルド)が逆上してデイヴィに飛びかかり、ジャックは永遠の命を得るという自分の夢を捨ててまでウィルを助けようと決意、瀕死のウィルに剣を握らせデイヴィの心臓を突き刺します。デイヴィはカリプソの名をつぶやきながら巨大な渦に飲み込まれていきました。ジャックとエリザベスは大渦に沈み行くフライング・ダッチマン号にウィルを残して脱出、その途端に嵐はすっかり収まり海は穏やかさを取り戻しましたが、その時ベケット卿の旗艦「エンデヴァー号」が総攻撃を仕掛けてきます。絶体絶命かと思われたその時、装いも新たに生まれ変わったフライング・ダッチマン号が海中から姿を現しました。ビルはウィルから心臓を抜き取り、ウィルをフライング・ダッチマン号の新たな船長に据えていたのです。これにより形成は逆転、ジャックのブラックパール号とウィルのフライング・ダッチマン号はエンデヴァー号に総攻撃を仕掛け、ベケット卿は船もろとも木っ端微塵となり、海に沈んでいきました。残った艦隊も散り散りになって敗走し、遂にジャックたち海賊は勝利を収めました。永遠の命と引き換えに10年に一度しか陸に上がれなくなったウィルはエリザベスに自分の心臓を渡し、深く抱きしめると海の彼方へ向かっていきました。エリザベスは10年後の再会を誓い、ウィルの船をいつまでも見つめていました。一方、ジャックはまたしてもバルボッサにブラックパール号を奪われてしまいます。その船上で、バルボッサはサオ・フェンからもらった、永遠の命が得られるといわれる「生命の泉」のありかを示す海図を広げますが、肝心の地点は見事にくり抜かれていました。ジャックは小船に乗り、くり抜いた海図とコンパスを手に、「生命の泉」を探す旅に出ていきました。
以上、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」のあらすじと結末でした。
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パイレーツシリーズは第3部が1番最高の出来だと思います。
1.2のエリザベス、ウィル、バルボッサ、ジャック、そしてデイビィ・ジョーンズと全員が揃って戦う場面はかなり迫力があって引き込まれます。
さらにストーリーもしっかりと伏線があって最後の終わり方までウィルとエリザベスの結婚、そしてそれぞれの道を歩んでいくラストは本当に感動します。
1.2.3は連続で見るのがオススメです!