プラン9・フロム・アウタースペースの紹介:1959年アメリカ映画。史上最低の映画として名高いB級カルト映画の傑作。短期間、低予算で制作され、非常に粗末な作りの作品でありながら、その独特の中毒性により、世界中の数多くの監督や映画ファンたちに愛され続けている。ティム・バートンもまた同作の大ファンであり、映画「エド・ウッド」の中で制作秘話を明かしている。
監督:エド・ウッド 出演者:グレゴリー・ウォルコット(ジェフ・トレント)、モナ・マッキノン(ポーラ・トレント)、デューク・ムーア(ハーパー中尉)、トム・キーン(エドワーズ大佐)、トー・ジョンソン(ダニエル・クレイ警視)ほか
映画「プラン9・フロム・アウタースペース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プラン9・フロム・アウタースペース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
プラン9・フロム・アウタースペースの予告編 動画
映画「プラン9・フロム・アウタースペース」解説
この解説記事には映画「プラン9・フロム・アウタースペース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プラン9フロムアウタースペースのネタバレあらすじ:起
カリフォルニア州上空を飛行していた旅客機のパイロット、ジェフ・トレントは、まばゆい光に包まれた空飛ぶ円盤を捕捉する。円盤は墓地に着陸し、そこにいた墓掘り人は突如目を覚ましたゾンビに虐殺されてしまう。
事件を聞きつけ現場に到着したダニエル・クレイ警視は、一人事件の捜査に挑む。
墓地の近所に住んでいたトレント夫妻に事情聴取したクレイ警視は、空飛ぶ円盤についての話を聞き出すことに成功する。しかし、夫妻は軍隊によって口止めされているのだと打ち明ける。
そして巨大な騒音が巻き起こり、一同はたまらず地面に倒れ込んでしまう。その後、外に出たクレイ警視は、墓地でゾンビと遭遇し殺害される。
プラン9フロムアウタースペースのネタバレあらすじ:承
翌日の新聞には、ハリウッド上空を飛ぶ円盤の記事が大々的に掲載される。政府は円盤をミサイルで攻撃し、その事実を隠蔽しようとするが、空飛ぶ円盤対策部隊隊長のトーマス・エドワーズ大佐によって真実を暴露されてしまう。
基地に戻った宇宙人の司令官エロスは、本星の支配者に地球人との接触が失敗に終わったことを告げる。支配者の気を引くために、彼は人間の脳を刺激してゾンビを作るプラン9技術をより広範に実施することを計画する。
そして墓から蘇ったゾンビたちは、トレントの家に侵入する。その中にはクレイ警視の姿もあった。トレントは妻ポーラとともに辛くも危険から逃れることに成功する。
プラン9フロムアウタースペースのネタバレあらすじ:転
政府が受信したメッセージによると、宇宙人の最終的な目的は、将来人類が宇宙を破壊してしまうことを阻止するというものであった。この事実を知ったエドワーズ大佐は、急遽宇宙人被害の最も大きいサンフランシスコに向かう。そこではエロスがゾンビ軍団を育成し、大攻勢を仕掛けようとしていた。
サンフランシスコで、エドワーズはトレントに面会する。事件を聞きつけ救援に来ていた警官たちも、エロスのゾンビ部隊の餌食になり命を落としていた。
エドワーズとトレントは生き残りの警官隊らと共に墓地へと向かう。侵入者に気づいたエロスは、ポーラを誘拐してしまう。遠方に宇宙船の姿を発見したエドワーズたちは、急いで車を走らせその後を追う。
プラン9フロムアウタースペースの結末
円盤の中に侵入したトレントたちは、エロスと対面する。エロスの話によると、人間が兵器を開発することで将来的に太陽分子を爆発させる物質を発見してしまう恐れがあるということだった。彼はこれを阻止するため、事前に人類を滅ぼそうとしていたのだ。
トレントはエロスを地上に連行しようとする。しかしゾンビとなったクレイにポーラが人質に取られていたため、断念せざるを得なかった。
咄嗟の隙きを突いてクレイを打ちのめしポーラを解放した後に、エロスと一同の戦闘が始まる。その戦いのさなかで宇宙船が出火したため、地球人たちは即座にそこから脱出する。取り残されたエロスは、宇宙船もろとも爆発して果てるのだった。
以上、映画「プラン9・フロム・アウタースペース」のあらすじと結末でした。
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