アンガー 閉鎖区域の紹介:2016年アメリカ映画。5人の若者が、50年ぶりに大接近する流星群を見るために人けのない森に向かいました。途中立ち入り禁止の柵を壊して中に入ったものの、ここは1970年代、米軍が無敵兵士を作る為の人体実験をしていた秘密施設があった場所でした。何も知らず施設に入って行った若者たちが、独房に触れたため、狂暴化した無敵兵士たちが外に出てしまい…という内容のサバイバルホラー映画です。
監督:デビッド・マガ 出演:ドミニク・ストレッリ(レクシー)、マイケル・ハンツマン(マイク)、 ジェニファー・チャーチック(サム)、ジェレッド・リーディ(ジェイソン)、ダニエル・ジョージ(デリック)、トム・マクラーレン(フィリップ博士)ほか
映画「アンガー 閉鎖区域」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンガー 閉鎖区域」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アンガー 閉鎖区域の予告編 動画
映画「アンガー 閉鎖区域」解説
この解説記事には映画「アンガー 閉鎖区域」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンガー 閉鎖区域のネタバレあらすじ:起
1975年、米軍の秘密基地で上官がフィリップ博士に「無敵兵士の実験は失敗だ、被験者全て始末しろ!」と言い放ちます。フィリップ博士は「彼らも人間だ、それは出来ない」と反論しますが、上官は有無を言わさず「わかったな!」と言って基地を後にしました。
時は流れて現代、マイクが恋人のサム、天文オタクのデリック、ちょい悪のジェイソンを車に乗せてレクシーを迎えに来ます。これから50年に一度の流星群をキャンプしながら見ようというものでした。
車の中ではデリックが流星群の話を語りつづけますが、デリック以外は単なるキャンプがお目当てです。車の中では、マイクとサムがしきりに言い争いをしています。恋人どうしながら、お互い嫌気がさしているようです。
山林の道に入ると、立ち入り禁止の柵が行く手を塞ぎます。ジェイソンが降りて「柵を壊して進むか?」と聞きます。マイクが了解すると車でそのまま進み、行けるところまで行くと、5人は歩き始めます。サムが嫌になったマイクはレクシーに魅かれ、ジェイソンはこのチャンスにサムを狙っていました。やがて山頂付近に着くと5人はテントを張りキャンプの準備にかかります。
・・・1970年代、兵士のレイモンドは妻のメロディと娘のレベッカを亡くし、二人の墓の前で悲しみに暮れていました・・・。
アンガー 閉鎖区域のネタバレあらすじ:承
夜になり「流星群を見に行こう、デリック頼むぞ」とマイクが言い、デリックが「最高の見物ポイントに連れて行く」と言って歩きはじめます。途中で変な男に会い、「ここには化け物がいる。オレだったら引き返す」と警告します。
シートを敷き寝転がった5人は、流星群に感動しました。見終わると、暗視カメラを持っていたデリックが「向こうになにかある」と言い、5人は向かいます。すると地下壕の入り口があり、ジェイソンが中に入ろうとしますが、「軍の施設跡かもしれない、迷ったら帰れなくなるから引き返そう」とマイクが言うと、ジェイソンも納得しキャンプに戻ります。
・・・1972年、レイモンドは実験の被験者に応募し、フィリップ博士から注意事項を聞かされていました・・・。
翌朝デリックが「レンズが無い」と言います。ジェイソンが、「地下壕のところで落としたんじゃないか、一緒に探しに行ってやるよ、サムも行こう?」と言って、3人が向かいます。ジェイソンはレンズより地下壕が気になり、持ってきた斧で鍵を壊すと3人は地下壕に入ります。
奥に進むと、思った通り研究施設でした。独房が並び、中には人が入っているようでした。その時、警報が鳴り、年老いたフィリップ博士がやって来ました。思わず斧を振りかざしたジェイソンは、フィリップ博士を殺してしまいました。
アンガー 閉鎖区域のネタバレあらすじ:転
外に逃げ出したジェイソンは、サムとデリックに「お前らも共犯だ、黙っていればわからない。誰にも言うな」とくぎを刺してキャンプに戻ります。ジェイソンらが帰ってくると、マイクがジェイソンを呼び酒を酌み交わすと「サムはフリーだ。オレに遠慮しないでくれ」と言って、酒盛りが始まります。
翌朝、5人は湖に向かいました。それぞれ楽しむ中、ジェイソンがデリックに「誰にも言うな」と念を押します。キャンプに戻り寝ていると、物音にレクシーとデリックが目覚めます。唸り声がして怖くなったレクシーが皆を起こします。
「誰かがいる」と言うマイクはジェイソンと外に出ます。ジェイソンが大声で叫ぶと、唸り声が消えました。安心して眠りについた5人でしたが、再び唸り声に目覚め、「ここは危険だ、荷物を置いて車で宿を探そう」と飛び出して車に乗ります。しかし車の配線が抜かれており、エンジンがかかりませんでした。
「車の中が安全だ」と言うマイクでしたが、フロントガラスを石で割られます。「外に出て逃げよう」と飛び出すと、ジェイソンが襲われますがマイクが助け、4人は走って逃げます。
・・・1973年、フィリップ博士がレイモンドの経過観察をしていました。レイモンドは「過去の記憶が薄れていく。その代わりに怒りだけがこみ上げてくる」と言いました・・・。
アンガー 閉鎖区域の結末
木陰に隠れるとマイクが「何があったんだ」とデリックに聞きます。デリックは「軍の施設があって独房があった。触ると警報が鳴った」と言います。その時、兵士2人が襲ってきて、デリックが捕らわれました。もう一人はレクシーが斧で殴り殺します。
近くの小屋に逃げ込むとダイナマイトがありました。兵士をおびき寄せて殺すと、マイクがジェイソンに「何があったのか言え」と迫ります。ジェイソンが「博士を誤って殺してしまった」と言うと、サムが「独房に6体か7体いた」と言います。まだ兵士がいることがわかった4人は小屋で一夜を明かし、ダイナマイトで兵士を1人殺すと、小屋を出ます。
・・・1974年レイモンドは完全に狂暴化していました・・・。
林の中で休んでいると2人の兵士が襲ってきました。ジェイソンとサムが殺され、負傷したマイクがダイナマイトで2人を吹き飛ばし、レクシーに担がれて逃げます。しかし1人の兵士が襲ってきます。マイクを突き飛ばしレクシーに迫ると、レクシーは兵士のペンダントをむしり取り、兵士に見せます。
この兵士こそレイモンドでした。ペンダントを見たレイモンドは昔の記憶が蘇り、人間に戻りました。もう1人の兵士が襲ってくると、レイモンドが止めに入り、格闘となり、レイモンドもろとも崖から落ちて死にました。「兵士に助けられた」とレクシーがマイクに言って帰り道を探します。そして山頂に着くと、下に見える森には赤い警告灯が光っていました。
以上、映画「アンガー 閉鎖区域」のあらすじと結末でした。
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