映画「クイーン・イン・ザ・ミラー 女王の召喚」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クイーン・イン・ザ・ミラー －女王の召喚－の紹介：2021年カナダ映画。都市伝説であるスペードの女王と呼ばれる幽霊を、動画サイトに投稿する目的で呼び出す儀式をやってしまったアナ達4人。やがてスペードの女王が本当に現れ、一人ずつ殺されていきます。決してやってはいけない降霊術を行った事で、幽霊に襲われるという内容のオカルトホラー映画です。ありふれたパターンながら、面白くできている作品です。
監督：パトリック・ホワイト 出演者：エイヴァ・プレストン（アナ）、ケイリン・オーム（メアリー）、ジェイミー・ブロック（ケイティ）、エリック・オズボーン（セナスチャン）、ナビル・ラホ（マシュー）、ダニエル・カッシュ（スミルノフ）ほか
この解説記事には映画「クイーン・イン・ザ・ミラー 女王の召喚」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
金曜日、大きな同じアパートに住むセバスチャンが、アナ、ケイティ、マシューの3人に動画サイトに投稿する話をしていると、屋上で変な動きをしている男性を見つけます。男性はそのまま飛び降り自殺をしようとしています。
駆けつけた4人に、男性は「殺してくれ、スペードの女王の姿を見せて・・・」と言う言葉を残して死んでしまいます。その男性の腕には大きな傷がありました。
土曜日。落ちついた4人が再び会うと、セバスチャンが「スペードの女王の話を調べてみた、その本によるとスペードの女王を呼び出す儀式が載っていた。4人でやって動画にとって投稿しよう」と言い出します。嫌がるケイティをよそに、セバスチャンはアナとケイティに実行させ、セバスチャンとマシューが撮影することにしました。
本に書かれている通り、大きな鏡の前で口紅や指輪を準備して進めます。何も起こらないと思ったら、扉がひとりでに開きます。怖がるアナとケイティの前に現れたのはマシューでした。結局ドッキリ風の動画になり、4人は別れました。
日曜日、マシューが「あの男性は自殺じゃない、女王は実在する」と言って腕のキズを見せます。あの男性と同じキズが出来ていたのです。気になって仕方がないマシューがアナを訪ねますが、アナは「プールで泳ぐ」と言います。アナが泳いでいる間、鏡の前にいたマシューは心臓発作で死んでしまいます。
月曜日、怖くなったセバスチャンは本の著者スミルノフにメールで連絡を取ります。スミルノフは「スペードの女王を呼び出すと、あとは死を待つだけだ、対処法といえば、鏡を布などで隠すだけだ」と答えます。
マシューの死を知ったアナの母・メアリーは、アナに事情を聞きます。清掃の仕事をするメアリーはアナの事をいつもほったらかしでいました。アナからスペードの女王を呼び出したこと聞くと、セバスチャンとケイティに会い、「アナに変な事を教えるな」と注意します。しかしケイティから「いつもアナは一人ぼっちよ！」と言い返されると、謝って「アナと仲良くしてやって」と言います。
火曜日、マシューの葬儀です。参列したセバスチャンがアナとケイティに腕のキズを見せます。それはマシューのものと同じでした。その時、一人の老女が「マシューは心臓発作で死んだんじゃない、あの女に殺されたんだ」と叫びます。
見ていたメアリーがセバスチャンに「儀式の動画を見せて」と言います。アナとケイティも連れ、4人で動画を見ると、鏡に黒い服の女性が映っていました。セバスチャンが、「もう一つの方法がある」と言ってトランシーバーで交信します。するとセバスチャン、ケイティ、アナが順番に殺されることに反応したのです。
メアリーはスミルノフに会う事を決め、仕事は休みをもらいます。自宅に戻ったセバスチャンが入浴しようと浴槽に湯をためると、そこに女王がいたのです。女王はセバスチャンを湯船に引き込み、溺死させます。
水曜日、メアリーがスミルノフにメールします。セバスチャンが死んだことを告げると、スミルノフは「あとの二人の腕にキズはないか？」と聞きます。キズがない事を告げると「なす術がない、力になれない」と言って回線を切断してしまいます。
そこでメアリーはアナを連れてスミルノフに会いに行きます。スミルノフは自分の息子が女王を呼び出したことで死なせてしまっていました。スミルノフは、20世紀初頭に黒い服を着た女の幽霊がスペードの女王と名付けられたことを教えます。
その傍らで鏡を見ていたアナは、女王の姿を見てしまいます。スミルノフはメアリーに「あなたの自宅でやろう」と言って、3人は部屋に向かいます。そのころ、ケイティの腕にキズができていて、それを見たケイティは泣きだします。
部屋に着くとアナが指を押さえてわめきだします。スミルノフは「指輪から憑りつこうとしている」と言って、指輪を外します。そして部屋の鏡の布を外し、ストロボをたいて写真を撮りはじめます。そこへ腕に包帯を巻いたケイティがやって来ます。
スミルノフは「呼び出した時と同じやり方で、女王を呼び出し指輪を返すんだ」と言って、アナとケイティに同じ儀式をやらせます。儀式が始まると女王が出てきます。苦しむアナが指輪を落とすと、指輪は粉々になって消えていきました。
木曜日、スミルノフは「もう大丈夫だろう」と言って帰り支度をします。メアリーがスミルノフを見送っていると、アナが豹変し包丁でケイティを襲います。ケイティがメアリーに電話をして伝えますが、その後アナに切り殺されます。かけつけたスミルノフが抑え込み、ベッドに縛ります。そして心電図を取りつけると、アナのベッドの前に飼いネコを置きます。
「アナを薬で一旦殺す。女王がアナから抜け出した時、アナを蘇生させる。目安は3分だ」と言ったのです。「嫌だ」と叫ぶメアリーでしたが、スミルノフの説得で実行に移ります。アナは注射で息を引き取ります。
そして1分後、女王は猫ではなくスミルノフに乗り移ります。メアリーはアナを抱いてＡＥＤで蘇生にかかります。そして丁度3分後、アナは生き返ります。それと同時にスミルノフは部屋から転落死します。
6ヶ月後、アナの誕生パーティーが開かれています。今でもアナは鏡を気にしています。しかし女王は飼いネコに乗り移っていました。
以上、映画「クイーン・イン・ザ・ミラー －女王の召喚－」のあらすじと結末でした。
友達が次々と亡くなって、6か月後にパーティできるメンタルの強さ。
最後の件で、主人公の親子は警察で問題にならなかったのかな。
ネコにとりついてからずいぶんとおとなしくしてるスペードの女王。