レッド・ドーンの紹介:2012年アメリカ映画。1984年のアメリカ映画『若き勇者たち』のリメイク作品で、前作がソ連やキューバによるアメリカ侵攻だったのに対し、今作は時代背景から、北朝鮮による侵攻に置き換えられています。北朝鮮に占領されたアメリカを取り返そうと、若者たちがテロ行為を続けるという、アメリカ軍の中東侵攻に対する皮肉のような内容にもなっています。
監督:ダン・ブラッドリー 出演者:クリス・ヘムズワース(ジェド・エッカート)、ジョシュ・ペック(マット・エッカート)、ジョシュ・ハッチャーソン(ロバート・キットナー)、エイドリアンヌ・パリッキ(トニ・ウォルシュ)、イザベル・ルーカス(エリカ・マーティン)、コナー・クルーズ(ダリル・ジェンキンス)、ジェフリー・ディーン・モーガン(ターナー)ほか
映画「レッド・ドーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッド・ドーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レッド・ドーンの予告編 動画
映画「レッド・ドーン」解説
この解説記事には映画「レッド・ドーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッドドーンのネタバレあらすじ:起
テレビでは北朝鮮の軍事力拡大と挑発行為について、各局が報道していました。北朝鮮の指導者が金正日から金正恩に引き継がれたこと、北朝鮮がアメリカとの不可侵条約を破ったことなどが流れていました。
アメリカ・ワシントン州スポケーンでは、アメリカンフットボールの試合が行われていました。高校生でクォーターバックを務めるマット・エッカート達のチーム『ウルヴァリンズ』は試合に負けてしまいました。試合後、マットは恋人のエリカと共に、町のクラブで打ち上げをしていました。店ではマットの兄で軍人のジェドが飲んでいました。ジェドは母親が亡くなってから6年間、家に帰らず、弟のマットとの仲は気まずい状態でした。マットに近づいてきたのは幼馴染のトニでした。トニはマットの事がずっと好きでした。
翌朝、激しい音と振動で目覚め、外に出たジェドとマットは上空を飛びかう戦闘機と落下傘部隊を目撃しました。二人の父親は警官でした。ジェドとマットに「早く車で逃げろ」と促し、パトカーで誘導しました。マットはエリカを一緒に連れて行きたいと言い、エリカを探しに行きました。しかしエリカは兵士に捕らわれ、マットは運転するバントラックに友人を乗せて、森に向かって逃げました。
レッドドーンのネタバレあらすじ:承
森の中の山荘に逃げ込みました。ジェドとマットのほかに、男女のグレッグ兄弟、ピート、ロバート、ダリル、そして後からダニーとトニがやって来ました。軍人であるジェドのリーダーシップに反感を持つピートが、いつも突っかかりました。翌朝、ピートが食料を持って逃げ出していました。ジェドは隠れ場所をバラされると言って森に隠れました。
するとピートの案内で、北朝鮮の軍人とマットらの父親、ダリルの父親である市長がやって来ました。そして市長が武器を置いて出てくるよう説得を始めました。次にマットらの父親が『負けずに戦え』と言った事から、軍の大尉によって射殺されました。ジェドは皆を引き連れて山の奥へ向かいました。そして軍人の戦術と武器の扱い、相手との戦い方を教えました。そしてジェドらは町へ降りて行きました。
レッドドーンのネタバレあらすじ:転
町は北朝鮮国家の様になっていました。一般市民を装い兵士をおびき寄せて射殺し、武器と弾薬を次々と奪いました。そしてジェドは中東でテロ集団と闘った教訓から、占領する北朝鮮軍にテロ攻撃を次々仕掛けました。更に市民を仲間に呼び込むために、自らの集団を『ウルヴァリンズ』と名付け、テロ攻撃の後の声明を残しました。北朝鮮軍による式典が開かれる情報をキャッチしたジェドは、式典会場に爆弾を仕掛け、軍人もろとも破壊する計画を立てました。
計画実行の日、マットは人質となっているエリカを見つけました。マットは勝手に爆破時間を早め、エリカを奪いに行きました。このことでグレッグが撃ち殺されました。更に爆弾は大尉に見抜かれて外されていました。式典にはロシア軍の要人もいました。罠にはまったジェドたちは一人の犠牲を出したものの、どうにか森へ逃げ込みました。
レッドドーンの結末
森の中で海兵隊員のターナーら3人が、北朝鮮を倒すための協力を求めてきました。ジェドは協力することにしました。北朝鮮の生命線は大尉の持っている通信ボックスでした。このボックスにより、全米の通信網が閉ざされていました。
警察署を占拠し、指揮をとる大尉を狙って潜り込みました。署内で銃撃戦となり、『ウルヴァリンズ』は2人の犠牲を出しますが、ジェドが大尉を殺し、マットが通信ボックスを奪い取りました。逃げる途中、ダリルがロシア兵に刺されました。森に帰ったジェドらでしたが、北朝鮮軍の空爆を受けて攻撃されました。そしてジェドが殺されました。
ダリルの体にGPSが仕込まれていた事を知り、ダリルは自ら単独行動をとりました。ターナーらと別れ、『ウルヴァリンズ』はマット、ロバート、トニ、エリカの4人になりました。そしてマットがリーダーとなり、市民たちに北朝鮮軍を倒そうを集会を行っていました。
以上、映画「レッド・ドーン」のあらすじと結末でした。
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