レッド・ライトの紹介:2012年アメリカ,スペイン映画。一切の超能力や超常現象を否定し、科学の力でその嘘を暴こうとする科学者たちと、かつて一世を風靡した伝説の超能力者との対決を描いたサイコスリラー映画です。
監督:ロドリゴ・コルテス 出演者:キリアン・マーフィー(トム・バックリー)、シガニー・ウィーバー(マーガレット・マシスン)、ロバート・デ・ニーロ(サイモン・シルバー)、エリザベス・オルセン(サリー・オーウェン)、クレイグ・ロバーツ(ベン)ほか
映画「レッド・ライト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッド・ライト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レッドライトの予告編 動画
映画「レッド・ライト」解説
この解説記事には映画「レッド・ライト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッドライトのネタバレあらすじ:起
大学の物理学者マーガレット・マシスン博士(シガニー・ウィーバー)と、その助手トム・バックリー博士(キリアン・マーフィー)は、これまで科学の力で超能力や超常現象の謎を解明してきました。この日もマーガレットとトムは女霊媒師トレイシー(ジーニー・スパーク)の交霊会に潜入し、彼女の実態を暴こうと躍起になっていました。そんなある日、30年前に一世を風靡した盲目の超能力者サイモン・シルバー(ロバート・デ・ニーロ)が付き人の復モニカ・ハンセン(ジョエリー・リチャードソン)と共に空港に降り立ちました。
レッドライトのネタバレあらすじ:承
マーガレットは超常現象研究センターの所長ポール・シャクルトン博士(トビー・ジョーンズ)から自分の力になってほしいとオファーを受けます。一方、トムは恋人の女子大生サリー・オーウェン(エリザベス・オルセン)に手品めいたことを披露しながら、自分の母がある超能力者に影響された後に死んでしまったという話をします。マーガレットは、4歳の時に病に倒れて以来昏睡状態の続く息子デヴィッド(ジャン・コルネット)を見舞い、トムに対して人間は希望と恐怖から超常現象を信じるのであり、そもそも超能力や超常現象などというものは妄想か錯覚、あるいはインチキであると主張します。
レッドライトのネタバレあらすじ:転
およそ30年ぶりに公衆の前に姿を現したサイモンは本格的に活動再開します。それを受けてトムはマーガレットに調査をしようと持ちかけますが、過去にサイモンに挑戦して負けたという苦い経験を持つマーガレットは躊躇します。かつてマーガレットとサイモンは討論会で論戦したことがあり、マーガレットはサイモンから息子デヴィッドの話を切り出され、「息子はあの世に行きたがっているのに、あなたはそれを止めている」と指摘され、無神論者であるマーガレットは一瞬だけサイモンのことを信じてしまったというのです。そのことを聞いたトムは、単身サイモンに挑戦しようと決意します。しかし、その直後、トムやマーガレットの周辺では次々と不可解な現象が発生するようになりました。観衆の前で超能力を披露しようとするサイモンを盗聴しようとするトムでしたが、その途端に会場内に謎のノイズが走り、辺りは騒然となりました。その他にも、窓に鳥が突然ぶつかってきたり、スプーンがくの字に折れ曲がったりなどと不思議な現象に見舞われていました。
レッドライトの結末
そしてある日、トムは事務所で心臓発作を起こして倒れたマーガレットを発見しますが、既に手遅れでした。それでもなおサイモンの正体を暴こうとするトムでしたが、研究所は謎の爆発を起こして崩壊します。やがてトムはサリーから実はサイモンは盲目ではなく目が見えるということを知らされ、遂にサイモンと直接対峙します。しかし、トムは突然自らの正体を明かします。トムは実は超能力の持ち主であり、かつて母が偽霊能者に騙されて病気の発見が遅れたのをきっかけに超能力を否定するようになり、しかし実は無意識のうちに自分と同じ能力を持つ人間を探していたのです。トムはマーガレット宛てに手紙を書きます。「はじめからずっと僕だったんです」と。
雑でしたね…
途中の無言電話、ペテン師にしてはあり得ないくらい強運の持ち主、恋人に簡単に超能力の一面を見せてしまうのに、長い付き合いの博士には隠し通せてしまう、意味のない流血バトル…
そういうオチなんだろうなぁっていうところで期待通りに落としてくれるところも、なんとも言えない気持ちにさせる。
映画の始まり10分は80点、期待させてから、そこから滑り落ちていく映画でした。