映画「ライリーの初デート？」解説
この解説記事には映画「ライリーの初デート？」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライリーの初デート？のネタバレあらすじ：起
アメリカ・ミネソタ州の田舎町で生まれ育ち、現在では大都会サンフランシスコで暮らすライリー・アンダーセンは両親とアイスホッケーと友達を愛する11歳の陽気で素直な女の子です。
ライリーの頭の中にある“司令部”には擬人化された5つの感情がおり、ライリーを幸せな気持ちにさせる役割を担う感情のリーダー格“ヨロコビ”、ネガティブな感情の“カナシミ”、曲がったことが大嫌いで怒りを爆発させることが役割の“イカリ”、嫌なことを遠ざける役割を担う“ムカムカ”、危険なことや恐怖から心と身体の安全を守るための役割を担う“ビビリ”がいます。そしてライリーのパパやママにも彼女と同様に擬人化された感情たちがおり、それぞれの役割を果たしているのです。
ある日、ライリーの家のインターホンが鳴りました。ライリーのパパが玄関を開けてみると、そこには帽子を被った男の子がいました。男の子の名はジョーダンといい、『インサイド・ヘッド』においてライリーがアイスホッケー場でついぶつかってしまい、飲み物のボトルを落としてしまってライリーに拾ってもらったことがきっかけで知り合ったのです。ライリーのパパの頭の中では“男の子警報”が鳴り響きました。
ライリーの初デート？のネタバレあらすじ：承
ライリーのパパとママは、ライリーからは「友達とスケートに行く」とだけしか聞かされていませんでした。ところが現れたのは男の子であり、ライリーのパパとママの頭の中の感情たちはパニックを起こしてしまいました。
ライリーのママは、もしかしてライリーはジョーダンと初デートに行くのではないかと考え、探りを入れてみることにしました。ライリーの部屋を訪れたママは、彼女の本心と目的を聞き出そうと「ジョーダンとはどうなの？ なんか彼って超イケてるって感じ？」と話しかけてみました。しかし、ライリーのママはあえて気さくに振舞おうとしてかえって変な話し方になってしまっており、ライリーにはそんなママの姿にドン引きしてしまいました。
その頃、ダイニングではライリーのパパとジョーダンがテーブルに向かい合って座っていました。ライリーのパパはその間言葉を発しませんでしたが、頭の中では感情たちが大切なライリーを絶対にジョーダンに渡すまいと息まいて大騒ぎしていました。一方、ジョーダンの頭の中は大好きなスケボーやバンドなどのことばかりで、ライリーのパパの事は全く気にも留めていませんでした。
ライリーの初デート？のネタバレあらすじ：転
ライリーのパパはジョーダンに威厳を示してやろうと思いつき、彼にプレッシャーをかけようと何か趣味はあるのかと問いかけてみました。ジョーダンは最初のうちは分からないと答え、ライリーのパパの頭の中のイカリはジョーダンを追い出せと息まき始めました。
その時、ジョーダンは自分がバンドを組んで演奏していること、パートはベースであることを打ち明けました。実はライリーのパパも昔バンドを組んでおり、リードギターを担当していたのです。ジョーダンは大物ロックバンド「AC/DC」の楽曲をたくさんカバーしていることを明かし、実はライリーのパパもAC/DCの大ファンなのでした。
ライリーのパパとジョーダンは趣味が共通しているということですっかり意気投合し、AC/DCの楽曲をかけながら互いにエアギターをして楽しみました。
ライリーの初デート？の結末
ライリーはママに、ジョーダンとはデートではなく、友達のグループでスケートに行くことを伝えました。ライリーのママはそれは問題ないと安心しました。ダイニングではライリーのパパとジョーダンが盛り上がっているところでした。
ライリーはジョーダンと共に出かけていき、ライリーのパパとママは二人を見送りました。ライリーのパパはママに「ジョーダンは良い子だ」と伝え、ママはパパに「あなたもそれほど悪くない」と返しました。ライリーのパパの頭の中の感情たちはこれはチャンスだと盛り上がり、それを察したママはパパとキスをしました。パパの頭の中の感情たちは花火を打ち上げて喜びました。
以上、映画「ライリーの初デート？」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する