チャンス商会 ~初恋を探して~の紹介:2015年韓国映画。2008年のアメリカ映画「やさしい嘘と贈り物」を韓国でリメイクした作品。一人暮らしの偏屈な性格の老人ソンチルが、向かいに引っ越してきたグンニムに恋をする。だがその恋は初めてではなく悲しい秘話が隠されていたのです。アルツハイマーに侵されたソンチルと、癌で闘病生活を続ける妻グンニムの恋と、それを支える家族と周りの人達をコミカルかつ感動的に描いた名作です。
監督:カン・ジェギュ 出演:パク・クニョン(ソンチル)、ユン・ヨジョン(グンニム)、チョ・ジヌン(チャンス)、ハン・ジミン(ミンジョン)、ムン・カヨン(アヨン)、チャニョル(ミンソン)、ほか
映画「チャンス商会 ~初恋を探して~」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チャンス商会 ~初恋を探して~」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
チャンス商会 ~初恋を探して~の予告編 動画
映画「チャンス商会 ~初恋を探して~」解説
この解説記事には映画「チャンス商会 ~初恋を探して~」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チャンス商会 ~初恋を探して~のネタバレあらすじ:起
ソンチルが自宅の門を開けると目の前は引越しの荷物とトラックがあり「礼儀がまるでなってない」と怒り出します。ソンチルが勤めるスーパーの社長チャンスは再開発に賛同していて立ち退きを言われますが、ソンチルは反対の意思が強くどんなに頼まれても拒否し続けています。
ある日ソンチルが自宅に戻ると玄関先でグンニムと出くわし、グンニムを泥棒扱いして警察に連れて行きます。グンニムは引越しの挨拶に餅を持っていったが、留守で一人暮らしなので心配で中に入ったと言います。別れ際に“星七つ”でソンチルと自己紹介し、グンニムも自己紹介すると「立派な名前だなぁ“王様”とは」と言います。グンニムはお詫びに今度ご馳走してくださいと言うと先に家に入ります。
ソンチルは自宅に戻るとグンニムの名前をメモします。『向かいのばあさんの名前・・・』すぐに“ばあさん”の部分を消します。
そんな時、以前からソンチルが面倒を見ていたソンチルと同じ海兵隊だったチェが亡くなります。
チャンス商会 ~初恋を探して~のネタバレあらすじ:承
グンニムが気になるソンチルは、グンニムの花屋の様子を隠れて見ているとチャンスに見つかり、そ知らぬ顔で店の前を通り過ぎようとすると、グンニムから挨拶をしてきますがソンチルはそっけない返事をします。
その後もグンニムはソンチルの家のチャイムを鳴らし「食事の約束忘れたらダメですよ おやすみなさい」と言います。
ソンチルはグンニムとの食事に向け、チャンスに一連の動作を教えてもらいます。
町ぐるみでソンチルの恋を応援しますが当の本人のソンチルは、デートだと言われると必ず否定します。
ソンチルとグンニムのデートは無事終了し「グンニムが電話をしてもいい?」と別れ際に言うとソンチルは寝床に入ると枕元に電話を置いて寝ます。
勤務中、周りを見回すと携帯電話で話す人達ばかりです。チャンスについてきてもらい携帯を買います。
花屋を尋ね、グンニムに携帯番号を教えていると背後に気配を感じます。チャンスそして大勢の町の人々が隠れながら見守っていました。それからも2人はデートを重ね、時にはソンチルはウサギの耳のカチューシャを付けてジェットコースターに乗ります。病に侵された母をミンジョンは心配しますがグンニムは「こんな事ができるのは最後かもしれない」と言います。
ある夜ソンチルはグンニムの娘のミンジョンに「もう母に会わないで下さい 理由は聞かずに」と言われます。
グンニムはチャンスと電話で話します「判を押させるわ少し待って」チャンスは「店が銀行に渡る」
ソンチルはグンニムに誘われ、しぶしぶ夕食を共にしますがいつもの偏屈な性格が表に出て、あちらこちらで喧嘩になりそうになります。グンニムに「一人で生きてきたんだ、惑わさないでくれ」と言うとグンニムは「そう、一人で生きればいいわずっと 死ぬまでよ」と喧嘩別れになります。
チャンスからおばあさんと一緒にと葡萄を渡され花屋に持って行き、仲直りをした2人は町の皆との食事会に行きますが、そこは再開発を待つ人々の集まりだったのです。
グンニムが夕食を作りに来てくれ「スーパーの前で再開発のパンフレットを配ってたの」「時間が有るときに目を通してみて」と言います。
チャンス商会 ~初恋を探して~のネタバレあらすじ:転
グンニムの古希-1歳を祝う会に同僚から誘われて行くと、そこには以前花屋で金の話をしていたグンニムの夫と思われる人の姿があり、ソンチルはその人の胸ぐらをつかみ、いくら欲しいんだと言います。
止めに入ったミンジョンがその人を叔父さんと呼び、ばつが悪くなったソンチルは一人路地裏に逃げ込みます。
追ってきたグンニム、急に降って来た雨の中で2人は返り咲きをした小さな野の花を眺め、グンニムは「春に花がまた秋に咲くことよ、生き延びてもう一度花開くの」と言います。
再開発の承諾印が待ちきれない社長は無断でソンチルの家に入り、帰ってきたソンチルを突き飛ばし印鑑を奪って行ったその日、ソンチルとあさって花祭りに行く約束をしたグンニムは倒れます。
グンニムから『しばらく出かけます』とメールが来ますが、心配でたまらないソンチルは約束の日、花祭りに行ってグンニムを探しますが、そこにグンニムはおらずチャンスが迎えに来ます。
チャンスはグンニムの入院先に連れて行くと、ミンジョンからグンニムが重い病気である事を知らされます。
ミンジョンはソンチルに「父さん私よミンジョンよ 父さんの娘」そしてチャンスの方を向き「社長じゃなくて父さんの息子よチャンスよ」「母さんの事だけは覚えていて」と涙します。グンニムの姿を見たソンチルは気を失います。
チャンス商会 ~初恋を探して~の結末
目覚めたときソンチルはアルバムや日記を見せられ、自分がアルツハイマーだと知ります。
ソンチルは子供達に頼みごとをします。「私が覚えている彼女と共に過ごさせてくれ」
父親の意思を曲げられずにいたチャンスは再開発を断念していたのですが、ソンチルが了承し再開発は無事全員の同意を得ることが出来ました。
退院したグンニムはソンチルと教会に行き、ソンチルから指輪の箱を貰います。
ソンチルが「開ける前に約束してほしい」「どちらが先に死んでも泣かないこと」「ほんの少し離れるだけだから」と言います。
そこには学生服姿のソンチルとグンニムが。
『僕の名前はキム・ソンチル』『キム・ソンチルです。“星七つ”と書きます』『私の名前はグンニム』『イム・グンニム』『“王様か”』『私の名前忘れないわよね』『イ・グンニム絶対忘れないよ』
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