隠し砦の三悪人の紹介:1958年日本映画。黒澤明監督が初のワイドスクリーン作品として製作したアクション時代劇。ジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」の脚本執筆時、この映画のストーリーを参考にした話は有名。
監督:黒澤明 出演:三船敏郎(真壁六郎太)、千秋実(太平)、藤原釜足(又七)、藤田進(田所兵衛)、志村喬(老将長倉和泉)、ほか
映画「隠し砦の三悪人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「隠し砦の三悪人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「隠し砦の三悪人」解説
この解説記事には映画「隠し砦の三悪人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
隠し砦の三悪人のネタバレあらすじ:起
戦国時代。荒涼たる土地を2人の男が歩いてきます。百姓の太平と又七です。金と出世目的に山名と秋月の戦いに参加しようとしたものの、結局戦うこともなく、むなしく戦場を逃れてきたのです。お互い毒づきあっていましたが、目の前で武士が一人殺され、慌てて方向を変えて走り出します。喧嘩の末、別々の道を辿りますが、2人とも山名の捕虜に。埋蔵金探しでまた働かされます。
隠し砦の三悪人のネタバレあらすじ:承
夜になって捕虜たちは暴動を起こしたため、2人は再会。ともに逃げ出すことが出来ました。たどり着いた川辺で一息つく2人。食事を用意しようとして火をおこしますが、薪が燃えません。腹が立って後ろに放り投げると金属音がします。改めて調べるとその中に金の延べ棒が隠されてありました。あわてて他の薪も調べる2人。そこに気がつくと剛健な体つきの男が立っています。正体不明の男は姿を消しますが、夜中になってまた現れます。そしてなぜここにいるのか、と質問するのです。太平は「秋月から山名領に入って、そこから早川領に入るつもりだ」と適当なことを言って誤魔化しますが、男はそれに妙に感心します。
隠し砦の三悪人のネタバレあらすじ:転
男の正体は秋月の侍大将である真壁六郎太。薪に見せかけた延べ棒も彼が隠したものです。そして太平の言うルートで秋月家の世継ぎである雪姫と大量の金を運ぶことに決め、太平と又七も手伝いとして連れてゆくことにします。褒賞に目のくらんだ2人は承知し、旅が始まります。
最初の関所で怪しまれ、そこは六郎太の機転で何とか突破。さらに騎馬武者が一同の正体に気づいて陣地に知らせにゆこうとしますが、六郎太が追いかけて切って棄てます。しかし、残りの一騎を追ううちに敵陣へ。そこには六郎太のライバルである山名の侍大将、田所兵衛がいて、彼ら2人は槍で決闘。六郎太が勝ったため難を逃れます。
隠し砦の三悪人の結末
途中の村で祭りがあり、六郎太はある考えからそこに参加。運んできた延べ棒の入った薪を燃やします。そして翌朝、延べ棒だけを拾い上げ、また旅へ。しかし山名勢が迫り、太平と又七は逃亡。姫と六郎太は捕まるが、兵衛が裏切ってくれたおかげで処刑直前のところを助かります。太平と又七は早川の城に呼び出され、侍姿の六郎太から褒美をもらいます。
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