スケアリーストーリーズ 怖い本の紹介:2019年アメリカ映画。ベトナム戦争のため多くの若者が戦場に送られた1968年のアメリカ。十代の若者たちはハロウィンで楽しい時を過ごします。しかし、地元の幽霊屋敷に忍び込み、そこで見つけた怖い本にあったストーリーが現実化して高校生たちを襲います。怖い本の謎を探る高校生たちは、幽霊屋敷の所有者であったベロウズ家のサラとその一族の謎を追います。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は十代の若者の恐怖体験を描いた映画で、アメリカ映画批評サイト”Rotten Tomatoes” でも好意的に評価され続編も企画されています。
監督:アンドレ・ウーヴレダル 出演:ゾーイ・マーガレット・コレッティ(ステラ)、マイケル・ガーザ(ラモン)、ゲイブリエル・ラッシュ(オギー)、オースティン・エイブラムズ(トミー)、ディーン・ノリス(ロイ)、ギル・ベローズ(ターナー警察署長)、ロレイン・トゥーサント、ほか
映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スケアリーストーリーズの予告編 動画
映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」解説
この解説記事には映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スケアリーストーリーズ 怖い本のネタバレあらすじ:起・謎の幽霊屋敷の怖い本
1968年のペンシルバニア州。ラモン(マイケル・ガーザ)は車で行き先のない旅をしています。ステラ(ゾーイ・コレッティ)は作家志望の少女で、ホラー映画や漫画のファンです。ステラの友達オギー(ガブリエル・ラッシュ)からハロウィンだから遊びに行こうと誘われます。トミー(オースティン・エイブラムズ)は友達を誘い、ハロルドと呼ばれる畑のかかしをバットで叩きます。
ステラ、オギーそしてチャック(オースティン・ザユル)は外をぶらつきますが、トミーの車を目撃して物を投げつけます。トミーと友達のルーシー(ナタリー・ガンツホーン)は怒り、三人を追いかけます。逃げるステラたち三人は、野外映画館にいたラモンの車内に隠れます。トミーは三人を見つけますが、映画を観ている他の客から映画が見えないと騒がれたため、その場を立ち去ります。
ステラ、オギー、チャックとラモンは、地元のサラ・ベロウズの幽霊屋敷に行くことにします。ステラは地元に伝わる伝説の、多くの子供たちがこの家でサラから怖い話を聞き、毒殺されたという話をします。幽霊屋敷でチャックは、老婆の亡霊を目撃します。ステラは地下室でサラが書いた「スケアリーストーリーズ」という本を見つけます。
トミーたちもステラたちを追いかけて幽霊屋敷を訪れ、ステラたちを地下室に閉じ込めて去っていきます。しかし、ステラが怖い本「スケアリーストーリーズ」を読むと、なぜか扉が開き、そこから脱出します。ラモンの車はトミーにいたずらされていました。ラモンは車で寝ると言いますが、ステラはラモンを自宅に誘います。
スケアリーストーリーズ 怖い本のネタバレあらすじ:承・怖い本のストーリーの現実化
ステラとラモンは自宅に到着し、ラモンは寝ることにします。ステラはこっそり持ち帰ったスケアリーストーリーズを読みますが、突然「ハロルド」のタイトルでトミーとハロルドのストーリーが浮かび上がります。トミーは家に帰ると、母から卵を近所に届けるよう頼まれます。トミーはハロルドの畑に行きますが、ハロルドが動きだしトミーを追いかけます。ハロルドは恐怖を感じるトミーを刺します。
翌日、ラモンは自動車修理屋にいたところ、ターナー警察署長(ギル・ベローズ)に尋問されます。ステラとラモンは学校に来ないトミーのことが気になり、ハロルドの畑に行くと、そこにはトミーの服がありました。
ステラはサラの本が現実になったと恐怖を感じます。そしてステラは本をサラの幽霊屋敷に返します。しかし、ステラが家に戻ると、ラモンが怖い本を読んでいます。ステラは本のページを破りますが、「大きなつま先」という話が現れ、そこにオギーの名前が登場します。ストーリーにはシチューについて書かれており、ステラはオギーに「何も食べるな」と電話します。電話を受けたオギーはステラの言うことを真に受けず、シチューを食べます。オギーは嘔吐し、シチューの中からゾンビが現れ、オギーを殺害します。
ステラ、チャック、ラモンは本を焼こうとしますが、本は焼けませんでした。ルースが現れますが、彼女は本のことなど信用せず、学校のミュージカルがあるからと言って帰ります。
スケアリーストーリーズ 怖い本のネタバレあらすじ:転・怖い本の謎を探るステラとラモン
ステラたちはこの事態を収束させる方法を探るため、図書館でサラ・ベロウズの謎を調べます。ステラたちは、サラは1898年に自殺したこと、ルルという女性がサラに魔術を教えたことを突きとめます。
ところが、またしても本にはストーリーが現れ、ルースが襲われるという話が浮き出てきます。ルースはミュージカルの準備中、鏡で顔に異変を見つけます。そしてルースの顔から蜘蛛が現れ彼女を襲います。ステラたちが駆けつけますが、ルースは病院へ運ばれます。ステラはサラがストーリーをコントロールしていると考えます。
ステラたちはルルを見つけ、家を訪れます。ステラたちはルルに会いますが、ルルは「ステラが本を持ち帰ったことでサラを怒らせた」のだと語ります。ステラたちはサラの秘密を知るため、次にサラが治療を受けた病院を訪れます。
病院では、大昔のサラのカルテは「赤い部屋」にあり、取り出すには時間がかかると言われます。ステラとラモンは赤い部屋に忍び込もうとしますが、チャックは警備員に見つかり逃げます。ステラとラモンは無事に赤い部屋に忍び込み、昔の記録から、サラは医師である兄から拷問を受けていたことがわかります。
サラと兄の会話が録音された機械では、サラは「子供を傷つけてない、助けようとした」と言いますが、兄は拷問し「子供を殺したと言え」と強制します。そしてサラが、チャックが襲われる話を語り始め、本から新しいストーリー「赤い部屋」が始まり、チャックが襲われることになります。チャックは病院でモンスターに襲われて逃げ回ります。ステラとラモンはチャックを助けに行く途中、警察に逮捕されます。
スケアリーストーリーズ 怖い本の結末:サラの子供殺害の真実
警察署で、ステラは父ロイに電話し、次は自分が襲われると話します。また、ラモンはベトナム戦争の徴兵を逃れるため、逃げていることがわかります。二人は留置所に入れられますが、本はターナー署長に没収されます。
ターナー署長が本を調べると新しいストーリーが始まり、ラモンの名前が現れます。ステラはターナー署長に危険を警告しますが、首と手足と胴体が離れたモンスターがターナー署長を襲って殺害します。モンスターはラモンを襲いますが、ステラはターナー署長の死体から鍵を奪って二人で逃げ出し、サラの幽霊屋敷に行くことにします。
サラの家。怖い本にステラの名前と新しいストーリーが現れ、次はステラが襲われるようです。ステラは、現れたサラの家族の亡霊に捕まり、密室に閉じ込められます。ラモンはモンスターから逃げ回ります。ステラは密室でサラの亡霊に会います。
ステラはサラに「あなたは子供を殺していない、子供を殺したのは、あなたの家族たち」と語り、「あなたの真実を描いた本を書く」と約束します。すると、サラの怒りは消え、ラモンを襲うモンスターは消え去り、全てが正常になったようです。
それからしばらくして、ステラはサラの真実を描いた本を執筆しています。ラモンはベトナム戦争の徴兵に行くことになり、ステラと別れます。いまだ行方の分からないオギーとチャックを探し求め、父ロイ(ディーン・ノリス)とステラ、傷が癒えたルーシーたちは旅立ちます。
以上、映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」のあらすじと結末でした。
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